新型コロナウイルス影響により、今までと同じような採用活動をすることが難しくなってきていませんか?たとえば、応募者との面接も従来通りにできないことも増えているのではないでしょうか。
この記事では、これまでに3000件以上の求人広告を作成し、今なお数々の企業の採用活動を支援しているコピーライターが、最近注目を集めている「オンライン採用」について詳しくお伝えしていきます。メリットやデメリットだけでなく、成功事例やオンライン採用導入時に使えるサービスなども紹介するので、ぜひ、最後までお読みください!
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- オンライン採用とは?
- オンライン採用を取り巻く現状
- オンライン採用のメリット
- オンライン採用のデメリット
- オンライン採用のやり方と成功につなげるポイント
- オンライン採用の導入事例
- オンライン採用におすすめのサービス
- オンライン採用できる、engage(エンゲージ)でできること
- まとめ
オンライン採用とは?
オンライン採用とは、これまで対面で行なっていた採用活動をオンラインで実施することです。求人広告の掲載、会社説明会、面接など、採用活動におけるさまざまなステップを、オフラインではなくオンラインで行なうことを「オンライン採用」と言います。
たとえば、求人広告の掲載は、今でこそ転職サイトへの掲載があたり前になっていますが、数十年前は紙媒体(オフライン)が主流でした。そして今、新型コロナウイルスの影響もあり、求人広告の掲載だけでなく、会社説明会を動画で配信したり、面接をビデオ通話で行なったりと、採用活動においてオンラインを活用する企業が増えてきています。
オンライン採用を取り巻く現状
オンライン採用を導入する会社は増えている
今、注目が集まっているオンライン採用ですが、最近生まれた採用手法ではありません。たとえば、遠方に住んでいる応募者や仕事の都合で時間をつくることが難しい応募者などへの対応策として、オンライン上で面接を行なうといったケースは数年前からありました。ただ、最終面接までオンラインで行なう企業は少なく、一次面接をオンラインで、二次面接以降や最終面接は対面(オフライン)で行なうケースが大半でした。
新型コロナ対策で注目を集める
今年4月、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために緊急事態宣言が発令されたことで、不要不急の外出を自粛する動きは企業の採用活動にも影響を及ぼしました。そして、採用活動を継続するために、今までオンライン採用を実施したことがない企業も含め、多くの企業がオンライン採用を導入し始めています。
下記は、エン・ジャパンが調査したオンライン採用の実態に関するアンケートです。ミドル世代向けの転職サイト「ミドルの転職」で、サイトを利用している転職コンサルタント211人にアンケートしたところ、3割の転職コンサルタントが「半数以上の企業が最終面接までオンライン面接を実施している」と回答しています。
出典:エン・ジャパン 中途採用における「オンライン選考」実態調査
オンライン採用のメリット
スピーディーに募集開始できる
求人広告を掲載する場合、従来であれば
▼求人広告会社に問い合わせる
▼求人広告会社とミーティング
▼原稿作成のための取材を受ける
▼求人を作ってもらう
▼原稿を確認する
▼求人を掲載する
というように、対面(オフライン)を中心とした手順を踏むのが一般的です。しかし現在では、オンラインで登録し、求人を掲載できるサービスが登場しているため、採用ニーズが発生した際に、スピーディーに募集を開始できます。
母集団を形成しやすくなる
採用活動におけるポイントのひとつである母集団形成。この母集団形成においても、オンライン採用は効果的です。なぜなら、オンラインでは時間や場所の制約を受けることが極めて少なくなるからです。たとえば、会社説明会を動画で実施したり、面接をWebで行なったりすることで、これまでの採用活動においてリーチできていなかった、遠方に住んでいる方や、仕事の都合で時間を取ることが難しい方などにも、自社への応募や入社などを検討してもらえる可能性が高まります。
時間および費用の負担を削減できる
オンライン面接は、時間や費用といったコストの削減にも有効です。たとえば、対面(オフライン)での会社説明会を実施する際は大きな会場を借りる必要があり、準備や実施では会場までの交通費や移動時間などもかかってきます。また、面接においても、対面で実施する場合は、面接会場のセッティングや応募者が来社した際の対応などが必要です。
一方で、求職者にとってもオフラインでの選考は負担が大きく、会社説明会や面接会場への交通費や移動時間がかかります。しかし、オンライン採用を導入すれば、上記のようなコストを削減できます。
選考の負担軽減や早期化を期待できる
対面での採用活動の場合、特に面接においては、応募者のスケジュールや会場までの所要時間などが原因で、面接の日程や会場を調整することに時間を取られるケースが少なからずありました。しかし、オンライン採用の場合、応募者の会場までの所要時間を考慮する必要はなく、また、面接会場は狭いスペースでも対応できます。日程調整による負担や時間のロスが削減できるため、スピーディーな採用活動が期待できます。
面接を改善しやすくなる
面接は、企業が応募者を選考するために行なうものですが、一方で、応募者のその企業に対する志望度にも大きく影響を及ぼします。下記は、エン・ジャパンが転職サイト「エン転職」の会員3026人に対して行なったアンケート結果ですが、83.5%もの人が、面接後にその会社に入社したくないと思ったことがあると回答しています。そして、入社したくないと思った理由の1位が「面接官の人柄・印象が悪かった(73.6%)」です。
出典元:人事のミカタ 面接下手のために、ブラック企業と誤解される企業が多い
以上から、面接をより良くすることが、応募者に選んでもらえることにつながると言えると思います。そして、自社の採用活動における面接の改善に、オンライン採用は効果的です。たとえば、オンラインで面接すれば、面接が実施されているときに、別室などで人事部の別の方がその面接をチェックし、リアルタイムで気になる点をフィードバックすることができます。また、オンラインの面接はその内容を録画することができ、録画したものを後で見ながら、振り返ることもできます。
オンライン採用のデメリット
求人広告を自分で作る必要がある
転職サイトで求人を掲載する場合、一般的には、求人広告会社が自社への取材や撮影などを通じて、求人広告を制作してくれます。求人のポイントなどを熟知している求人広告のプロが制作するため、一定のクオリティが期待できます。
しかし、オンライン採用において自社で求人を掲載する場合、求人広告は自社で制作する必要があります。もし、クオリティが低い求人広告しか制作できない場合、応募がなかなか集まらないという事態に陥ることになります。どうしたら効果が出る求人をかけるのか、しっかり理解する必要があります。「とにかくアピールすれば応募は来るだろう」「求人を出せば応募は来る」と考えていると、間違いなく苦戦することになるでしょう。
ミスマッチが発生するリスクがある
企業同様、求職者も大半が、これまではオフラインによる就職活動を経験しています。そのため、多くの求職者はオンラインによる就職活動に慣れていません。たとえば、その企業への理解をオフラインによる会社説明会での案内に頼っていた求職者は、企業理解が浅いまま選考に進んでしまう可能性があります。
また、オンライン採用は時間や場所の制約が少なくなることから、求職者にとっては応募がしやすくなる傾向があり、企業にとっては今までより多くの求職者から応募が集まることも。さらに、求職者がオフィスに訪問するタイミングがなくなるため、職場の雰囲気なども伝えることが難しくなります。このことから、求職者が自社への理解が浅い状態で入社し、それが原因でミスマッチが生じるリスクが高くなると考えられるでしょう。ミスマッチが発生しないように対策することが欠かせません。
オンライン採用に否定的な求職者もいる
たとえば、新卒の就職活動においても、従来のオフラインでの会社説明会を開催しない企業が増えていることから、企業理解が浅い就活生が増えているという傾向があります。また、オンラインでの面接に慣れていない求職者も多く、たとえば、対面と違って身振り手振りを交えたコミュニケーションが伝わりにくいという理由から、自分自身の魅力を伝えることができないという意見もあります。
選考プロセスは新たに設計する必要がある
オフライン採用とオンライン採用とでは、企業側が求職者側に提供する情報や、情報の提供の仕方などに違いが生じることがあります。たとえば、面接においても、対面とオンラインとではやり方や進め方が異なります。そのため、これまで通りの選考プロセスではなく、オンライン採用に適した選考プロセスを考え、設計する必要があるでしょう。
オンライン採用のやり方と成功につなげるポイント
オンライン面接の流れ
「オンライン採用って、具体的に、何をどうすればいいのかわからない」という方は、少なくないと思います。ここからは、オンライン採用を成功させるポイントをお伝えしていきます。
オンライン採用を成功させるための第一歩は、流れ(フロー)を確立することです。下記の図では、やるべきことを順序立てて記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
やること | |
▼STEP0 | ◎オンライン説明会を実施する場合は、録画して求職者に送る。 |
▼STEP1 | ◎オンライン面接用のツールを準備する。 |
▼STEP2 | ◎回線環境をチェックする。 ◎場所を確保する。 ◎トラブル回避策を決める。 |
▼STEP3 | ◎応募者にオンライン面接の案内を送る。 |
▼STEP4 | ◎応募者の履歴書・職務経歴書をもとに、質問内容を決めておく。 |
▼STEP5 | ◎オンライン面接を実施する(ビデオ通話orビデオ録画)。 |
採用に最適なツールを早く決める
たとえば、オンライン面接とひとくちに言っても、その種類はさまざまです。Skypeやzoomなどを用いたビデオ通話という手法や、質問に回答する姿を自分自身で録画し、その動画を企業に送るビデオ録画という手法などがあります。それぞれの採用手法に適したツールは世の中にたくさんあるため、まずは情報を収集し、自社の採用活動に最適なツールを選ぶことをおすすめします。
応募者のプロフィールをしっかり読み込む
対面での面接(オフライン面接)と比べ、オンライン面接は、相手の身振り手振りや表情の変化といった、非言語情報をつかむことが難しくなります。そのため、対面での面接以上に、会話や質疑応答などの、いわゆる言語情報での判断が求められます。ですから、面接で応募者について深堀りするために、事前に履歴書などを読み込み、質問内容を決めておくといった準備が欠かせません。
面接案内は早めに行なう
オンライン面接が盛んに行われるようになったのは、ごく最近です。そのため、やり方などになれている求職者は少ないと言えます。たとえば、「いざ始めようとしたらうまく接続できない」といったトラブルが起こることも十分に考えられます。そのため、トラブルが起こってもフォローできる余裕を持つために、オンライン面接実施の前日までに、応募者に案内を済ませておくことをおすすめします。
アイスブレイクを用意しておく
応募者からすると、オンライン面接では、面接官には自分の顔しか映りません。また、面接官が扉の向こうから部屋に入ってくるといったこともないため、いきなり面接がスタートするという印象です。上記に加え、オンライン面接の経験が少ない求職者が多いことを踏まえると、オンライン面接は求職者が緊張しやすい手法と言えます。そのため、面接を始める前に、応募者の緊張をときほぐすための会話などを用意しておくことが、良い面接ができることにつながります。
トラブルの対策も事前に準備しておく
オンライン面接では、パソコンやスマホ、通信環境などにおけるトラブルの可能性がゼロではありません。そしてそれは、求職者にも企業側にも言えることです。万が一の事態に備え、代わりとなる連絡手段や通信環境などを準備・案内できると、トラブルが起きても、面接を実施できる可能性が高まります。
オンライン採用の導入事例
エン・ジャパン
ここまで、オンライン採用のメリットとデメリットを紹介してきました。続いては、実際にオンライン採用を導入している企業の事例を見ていきましょう。エン・ジャパンは新卒の採用活動において、今から5年も前の2015年頃から、地方在住の学生の交通費や移動時間を削減するために、Web上での面談を実施しています。そして、新型コロナウイルスへの感染リスクを軽減することを目的に、今年2月には、新卒の採用活動における面談はSkypeで実施することを決定しました。
オンライン採用におすすめのサービス
Video Interview(ビデオインタビュー)
オンライン面接の際におすすめなのが、エン・ジャパンが提供している動画面接ツール「Video Interview(ビデオインタビュー)」です。「応募者に質問したいことを5問まで、動画やテキストで登録できる」「応募者はスマホで回答を録画できる」「応募者が回答した動画を、企業は直感的かつスピーディーに評価できる」といったメリットがあります。さまざまな機能をすべて無料で利用でき(有料オプションあり)、一次面接の工数削減や面接前の顔合わせなどに活用できます。
engage(エンゲージ)
さらに、オンライン採用全般で活躍してくれるのが、東証一部上場のエン・ジャパンが提供している「engage(エンゲージ)」。上記で紹介した「Video Interview(ビデオインタビュー)」をはじめ、その他のさまざまな機能も無料で利用できます。すでに40万社以上が利用している今注目のサービスです。
オンライン採用できる、engage(エンゲージ)でできること
採用サイトを無料で作成できる
engage(エンゲージ)では、採用サイトを無料で作成可能。また、作成時間は最短10分です。さらに、下記の特徴があるので、誰でも簡単に採用サイトを作ることができます。
・文章以外に写真や動画も掲載できるから、クオリティの高い採用サイトを作れる。
・デザインテンプレートが豊富にあるから、デザインスキルやセンスは不要。
・最短10分で作成可能。そして、いつでも無料で変更できる。
制作会社に採用サイトの制作を依頼すれば、数万円~数十万円の費用がかかり、納期が1ヵ月以上先になることもあります。
engage(エンゲージ)を活用すれば、採用サイトの制作費の大幅ダウンにつながり、スピーディーな制作も可能になります。下記はengage(エンゲージ)で無料で作った採用サイトです。
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・Indeed
・Googleしごと検索
・求人ボックス
いずれの求人サービスも知名度が抜群で、インターネット上でたくさんの露出が見込まれます。つまり、多くの求職者に自社の求人を見てもらえます。
エン転職の会員にDM(ダイレクトメッセージ)を送れる
engage(エンゲージ)は、日本最大級の転職サイト「エン転職」と提携しています。そのため、engage(エンゲージ)で求人を掲載すれば、エン転職の会員に週に10通のDM(ダイレクトメッセージ)を送ることが可能。DM(ダイレクトメッセージ)は、応募してもらえる確率がグッと高まる有効なツールです。現在、エン転職の会員は約800万人。DM(ダイレクトメッセージ)を送ることができる対象者はとてもたくさんいます。
<DM(ダイレクトメッセージ)の送り方>
▼貴社が求めるスキルなどを入力し、求職者を検索。
▼その求職者のプロフィールを確認。
▼「この人に応募してほしい」と思ったら、DM(ダイレクトメッセージ)を送信。
応募者とやり取りできる
engage(エンゲージ)は、応募者と直接やり取りすることもできます。応募者とやり取りする画面は、LINEのような見た目なので、気軽に・簡単にコミュニケーションできます。また、応募者の管理がしやすいこともengage(エンゲージ)の良さ。応募者は一覧で表示され、「未連絡」「選考中」「採用」「不採用」というように、選考状況を一目で確認できます。
まとめ
これまでの採用活動は、対面などのオフラインで行なわれることがあたり前でした。しかし、新型コロナウイルス対策といった側面だけでなく、さまざまなメリットがあるという観点から、オンライン採用は注目を集めています。今後は、オフラインとオンラインを掛け合わせた採用活動が主流になっていくのではないでしょうか。
お金や時間といったコストをかけずにすぐに始めることができ、場所の制約が極めて少なくなるオンライン採用。うまく活用することで、地方の企業や、これまでの採用実績がない企業にとっても、採用活動を成功させることができるでしょう。オンライン面接やビデオ面接といった手法を積極的に取り入れ、そのうえで、採用サイトや求人広告の作成にも注力できれば、自社が求める人材を採用できる可能性はグッと高まります。
また、engage採用ガイドでは、採用に関するノウハウや旬な情報をお届けしているので、ぜひチェックしてみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。
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