採用の費用をかけたくない・かけられない時の強い味方である「ハローワーク」。無料と侮るなかれ。仕事情報を紹介する求人票の書き方次第で、応募効果アップが期待できます。
ここではまず、求人票を作成する際に最低限知っておきたい基礎や工夫のポイント、また、やってはいけないNG例について解説します。
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- 求人票とは?
- 求人票で最低限書く必要がある項目
- 【絶対NG】求人票に書いてはいけないことは?
- 求職者が求人票で見ている4つの項目
- 応募をあつめる求人票にするためのポイント
- 求人票の書き方で、応募数は変わる
- もっと効果を出すなら、無料のengage(エンゲージ)がおススメ
- engage(エンゲージ)の導入事例
- まとめ
求人票とは?
求人票とは、自社の情報や募集する職種の仕事内容・給与・待遇等の条件面が記載された、求職者が応募を決める際の重要な情報源です。
求人票と聞いてイメージするのがハローワーク。無料で求人を出せるので、利用されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。求人票は、フォーマットが決まっているため、工夫の余地がないと思っていませんか?じつは他社と差別化し、仕事の魅力を十分に伝えるための工夫ができます。
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求人票で最低限書く必要がある項目
2018年1月1日より職業安定法が改正され、求人票に具体的な労働条件の明示が義務付けられました。
既存の記載項目であった「業務内容」「契約期間」「給与等の待遇面」に加え、同改正以降、「固定残業代」「裁量労働制適用の有無」等も明示が必要になりました。
出典:厚生労働省の資料 をもとにエンゲージ採用ガイドが加工
また、募集過程で労働条件が変更になった場合は、速やかに求職者に知らせる等、求職者に対しての配慮も合わせて義務付けられています。
【絶対NG】求人票に書いてはいけないことは?
求人票の記載には禁止事項があります。禁止事項の記載により、応募数に影響が出る・ハローワークでの審査が通らない可能性があります。また求人掲載後に求職者からネガティブな印象を抱かれてしまうことがあるので、注意が必要です。
とはいえ、要点さえ押さえれば難しくありません。ぜひ参考にしてみてください。
・就職差別に繋がるような記載
・求職者に誤解を与える可能性がある記載
性別の限定
性別による雇用差別を守るために、改正男女雇用機会均等法が制定されました。これにより、どちらか一方の性別のみに限定して訴求するような記載や、性別で給与・待遇等の雇用条件を変えての募集はできません。
・男性大歓迎。
・男性は面接のみ・女性は筆記試験を行います。
年齢の制限
一部例外を除き、年齢を選考基準に据えることは法律で禁じれらています。一部例外とは、若年層の長期キャリア形成を目的とする場合や、定年年齢を理由に募集を行う等を指しますが、こちらも事前に例外事由に当たるかを確認する必要があります。
・若者向けコンセプトの店舗のため、25歳以下歓迎。
・肉体労働がある業務のため、40歳未満を採用します。
・40~50代のみの採用です。
最低賃金を守らない
最低賃金法により、都道府県別府県別に時間額・日報が定められています。この金額を下回っての募集はできません。また、最低賃金は毎年10月に改訂されるため、事前に厚生労働省のHPをチェックしてください。
【年収÷年間総所定労働時間(≒時間給)】が、都道府県別の最低賃金額以上である必要があります。
居住地域の制限
居住地、会社までの通勤時間を条件にすることはできません。また、出身地や親元からの通勤等に触れることも避けるようにしましょう。
・通勤時間○○分以内の方を歓迎します。
・自宅通勤の方を採用します。
・△△県の出身者が特に向いています。
身体的健康
身長・体重・体型・容姿など、本人の努力で改善できないことを選考基準にはできません。身体的・精神的障害についても同様です。
・心身ともに健康な方。
・身長○○センチ以上の方。
・接客業につき、容姿の良い方を歓迎します。
外国人差別
人種・国籍・肌の色を採用条件に記載することはできません。語学力を応募資格とする場合は、経験や能力の箇所に記載するようにします。また、国籍不問という記載もNGですのでお気をつけください。
・外国籍の方歓迎。
・国籍は問いません。
求職者が求人票で見ている4つの項目
ハローワークを利用している1,670名を対象に実施したアンケートによると、求職者が求人票を見る際にチェックしている項目は以下の通り。
1位:仕事内容
2位:就業場所
3位:賃金
4位:休日
仕事内容
アンケート回答者が見る、最も多い項目は仕事内容。その中でも、求職者が主に関心を寄せているのは以下の3点です。
・1日当たりの業務量
・最初に覚えるべき仕事
・未経験者が仕事を覚えられるまでの期間
ハローワークでは、未経験でも応募できる仕事を探している求職者も多いため、応募を集めるための求人票を書くコツについては後述します。
就業場所
2位は就業場所。最寄り駅や、駅からのアクセス等、通いやすい勤務地であるか、求職者が重要視するポイントです。また、職種によっては、車やバイクでの通勤が可能であれば、求職者にとってプラスの材料になります。
賃金
3位は賃金。やはり、前職より収入をアップさせたいと考える求職者がほとんどです。求人票の書き方のポイントは、基本給のみではなく、賞与や祝い金等も含めた年収例を記載することで、求職者が応募の判断基準とすることができます。
休日
次点は休日。休日はライフスタイルに大きく影響するため、休みの曜日だけではなく、有給や連休を取りやすいか等も記載しておきたい要素です。
業種・職種により異なりますが、どのような勤務形態でどのぐらい休日が取れるのか、分かりやすく記載することで求職者への魅力づけになります。
労働条件以外で気にしている部分
紹介した4点以外にも、「1日の業務の流れ」「人員の募集理由」「選定基準」等、関心が高い項目が並びました。求職者の心理を加味した情報を記載することが重要なポイントです。
応募をあつめる求人票にするためのポイント
この章では、ここまで紹介してきた求職者が求人票で見ているベスト4を踏まえ、具体的にどのような情報を盛り込めばよいか、NG例・OK例で解説します。
仕事内容
賃貸物件のご提案をお任せします。お客様にぴったりな物件を紹介しましょう。
来店されたお客様に、立地や間取り等のご希望を伺い、理想の住まいを提案します。入社後3ヶ月は研修を用意しており、先輩が基礎からしっかり教えます。
○○エリアを中心に、賃貸仲介事業を手がける当社。来店されたお客様に、間取りや予算等のご希望を伺って、理想の住まいをご提案します。入社後は3ヵ月の研修をご用意しており、未経験からスタートした先輩が基礎からしっかり教えます。
◎まずはお客様との会話を楽しむことが大切。
当社は郊外にある1LDK以上のファミリー物件を中心に扱っているため、お子様連れで物件探しにいらっしゃるお客様も少なくありません。お子様の成長やこれからの家族の暮らしについて、まずは希望をしっかり引き出すことが大切です。難しく考える必要は全くなく、会話を楽しむつもりでお客様と向き合うことができればOKです。
<ご提案から契約までの流れ>
▼来店されたお客様に、ご希望の間取りや予算等を丁寧にヒアリング。
▼ご希望の条件をもとに、取り扱い物件の中から数件の候補をご提案。
▼気になる物件があれば、社用車で内覧へ。実際の物件を見ながら、周辺のお店情報や日当たり、設備等についてもご説明しましょう。
▼理想の物件が見つかったら、ご契約。書類の作成や契約手続き、引き渡しまでを担当します。
<入社後の流れ>
入社後は、一緒に働く先輩が3ヵ月かけて教育を担当。不動産業界の仕組みや仕事の流れなど、基本から丁寧にレクチャーします。まずはデータ入力や物件のリサーチ等、できることから先輩の仕事を手伝い、徐々にできることを増やしていきましょう。先輩自身も未経験からスタートした一人。不安なこと、わからないことがあればなんでも聞いてくださいね。
特にハローワークでは、新たに未経験から始められるお仕事を探している方も多いため、「安心してチャレンジできる仕事かどうか」「自分もきちんとできるようになるだろうか」といった期待や不安に、しっかりと寄り添い、応えることが応募促進につながります。
実際に、「求人票の仕事内容欄に詳しく記載してほしい内容は?」という質問に対しては、「1日の具体的な業務量」「未経験者が仕事を覚えるまでの期間」「最初に覚える仕事」といった項目に票が集まる結果に。
仕事内容欄では、1日の仕事の流れや業務ボリューム、育成体制等について具体的で詳細な情報を盛り込むようにしましょう。
就業場所
都内のいずれかの店舗
希望を考慮し、以下の勤務地のいずれかの配属になります。
※転勤なし・U・Iターン可。
賃金
月収○○万円
月給○○万円以上+賞与年2回
※上記月給の他、住宅手当・家族手当あり。
※時間外手当支給。但し、残業はほぼなし。
基本給以外の手当てを記載することで、他社との差別化を図れます。また、月給に固定残業代を含む場合には、明記することが大切です。
休日
週休2日・有給休暇・慶事休暇
週休2日制(月7~8日 シフト制 ※日曜+他曜日)
年末年始休暇○日
有給休暇(○年度取得実績○%)
慶弔休暇
産休・育休
具体的な休日数や、取得実績を明記することがポイント。シフト制か曜日固定かなど、具体的な情報を盛り込み、1ヶ月を通じての働き方がイメージできる内容にしましょう。また、休日休暇の他に、独自の休暇制度がある場合は詳細に記載することで魅力のひとつとなります。
労働条件以外で気にしている部分
《募集背景》
増員による採用
《選考について》
意欲重視。
《募集背景》
○年の歴史で培った顧客の信頼を基礎に、新規事業を立ち上げることになりました。今後、○名の規模にまで拡大していきたいと考えているところ、今回は○名以上の増員募集を行なうことになりました。
《選考について》
面接は、お互いについて理解を深める場だと考えていますので、ありのままのあなたの想いを聞かせてください。
求職者が知りたい項目として考えている「募集理由」や「求める人物像・選考基準」に関して、具体的な背景が伝わるように記載することが大切です。
応募資格
学歴不問・未経験者可
学歴不問(職種・業界未経験、第二新卒歓迎!)
※入社後にイチから学べる研修制度を用意しております!
求めるタイプ・スキルがあれば、詳細に書くことが重要。求職者に自分事として捉えてもらうことができます。
また、経験者を採りたい場合、求める最低ラインの明記が必要です。記載を間違えると、未経験の求職者に誤解を与えてしまう可能性があります。
求人票の書き方で、応募数は変わる
ハローワークのようにフォーマットが決まっている求人票であっても、書き方の工夫次第で応募効果が変わってきます。求人を変えるだけで、応募数が大きく変わった、というのは良くある話。
求人票のルールを守り、上記で挙げたポイントを参考にすれば、求人の魅力はぐっと増すでしょう。求職者の目に留まる確率も上がるはずです。
より詳しく求人の書き方を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。求人広告制作にに長年携わってきたコピーライターが、応募が集まるポイントを解説しています。
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ここではengage(エンゲージ)で何ができるのか説明していきます。
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下記のようにテンプレートにテキストを入れていくだけで簡単にサイトが作れます。
こういった要領で、入力していくだけで下記のような採用サイトがあっという間に完成。
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engage(エンゲージ)の導入事例
この章では、実際にengage(エンゲージ)を使って採用のお悩みを解決した事例を2点紹介します。
A社
愛知県の自動車部品メーカー。以前はハローワークをメインで使っていたが、思うような効果がでていなかった。採用コストをかけずに使える媒体を探していたところengage(エンゲージ)を知り、利用を開始。
求人は、「経験者向け」と「未経験者向け」の2種類を準備。経験者向けは職種を「技術職」にしているのに対し、未経験者向けは「検査・箱詰め・軽作業」と業務内容をイメージしやすくなるよう工夫。一切の採用広告費をかけず、30代の経験者を1名採用。
B社
地方の中小企業である同社。engage(エンゲージ)に掲載して最初の4ヶ月ほどは応募が少なく、応募が来ても条件に合う人に出会えず、地方採用の難しさを痛感。
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まとめ
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求職者目線で応募があつまる求人票を作ることはもちろん、埋もれることなく、求職者に情報を届ける工夫も欠かせません。
良い求人票が作成できたら、ぜひengage(エンゲージ)を使って採用活動をおこなってください。
engage採用ガイド編集部は、人材業界で長く活躍している複数のメンバーで構成されています。人材業界で営業や求人広告ライターなどを経験したメンバーが、それぞれの得意領域を担当し、専門的な知識に基づき執筆を行っています。
engage採用ガイド編集部は「採用に悩む経営者・人事担当者の頼れる相談先」としてこれからも日々情報をお届けしていきます。 ※engage採用ガイドはエン・ジャパン株式会社が運営している情報サイトです。