無料で求人が掲載できるハローワーク。採用コストを抑えられる媒体として昔からあるため、利用している企業も多いと思います。また、「仕事探しはインディード♪」のTVCMなどによって知名度をあげてきたIndeed(インディード)も無料で求人を掲載できるサービスであり、こちらの利用を検討している方も多いのではないでしょうか。
「ハローワークもIndeed(インディード)も、同じようなものでしょ?」「どっちも簡易的な求人を載せられるサービスでしょ?」という曖昧な理解だと、もったいないことになります。この記事では、両サービスの特徴や利用する際の注意点などを解説しています。両サービスの違いをしっかりと理解し、貴社の採用活動にお役立てください。
採用にお困りですか?
もし人材を募集したいのであれば、無料で求人掲載できる、engage(エンゲージ)をご利用ください。Indeedをはじめ、スタンバイ、求人ボックス、Googleしごと検索の求人サービスにも自動で掲載されます(各社の掲載条件を満たした場合)。
engage(エンゲージ)は、東証プライム上場のエン・ジャパンが手掛けるサービス。導入社数は、40万社を突破しているので、安心して利用いただけます。
- ハローワークとは?
- ハローワークの特徴
- 企業がハローワークを利用する際の注意点
- Indeed(インディード)とは?
- Indeed(インディード)の特徴
- 企業がIndeed(インディード)を利用する際の注意点
- ハローワークとIndeed(インディード)の違い
- ハローワークとIndeed(インディード)、どちらを使うべき?
- 無料でIndeedにも求人が出せるengage(エンゲージ)は何ができる?
ハローワークとは?
ハローワークは、正式には「公共職業安定所」と呼ばれています。国によって運営されている職業紹介事業者で、民間企業ではありません。ハローワークは、全国に500ヶ所以上あり、職員数と相談員数はどちらも1万人を超えています。
ハローワークの求人掲載数は、2023年6月現在で113万件超。無料で求人を掲載できるので、利用している企業は多いです。最近では「ハローワークインターネットサービス」というネット上のサービスが登場し、求職者はわざわざハローワークに行かなくとも、オンラインで仕事探しができるようになり、より便利になってきています。
ハローワークの特徴
ハローワークの特徴は次の3つ。
では、1つずつ解説していきます。
求人掲載の費用が無料
企業がハローワークを利用する最大のメリットは、無料で求人掲載が無料できること。大手転職サイトで求人広告を掲載すれば、1ヶ月の掲載で20万円~100万円ほどかかってしまうのが一般的です。また転職エージェントなどを利用して採用できた場合、年収の3割程度をエージェント側に支払う必要があります。
一方で、ハローワークであれば無料で求人を掲載できます。仮に採用ができなかった場合も、掲載費用はかかりませんのでリスクはありません。もちろん採用できれば、求人広告を利用するのと比べて、採用費用を抑えられます。
求人の掲載期間が長い
ハローワークのもう1つの特徴は、求人の掲載期間の長さです。ハローワークの求人の掲載期間は基本的に3ヶ月。しかし更新をすれば、ずっと求人を掲載できるのが特徴です。掲載期間が長いので、「長期的に掲載し、いい人が応募にきたら採用したい」という温度感で求人を掲載できます。
これに対して、大手転職サイトでは求人広告の掲載期間が決まっている場合がほとんど。多くは1ヶ月程度の掲載期間になるので、それ以上に掲載したい場合はさらに広告費用が発生してしまいます。
地場採用に強い
ハローワークは地場採用に強いです。掲載できる求人は、基本的に管轄している地域の求人情報。つまり、ハローワークで仕事探しをする方は、その地域にある仕事を探すことが多いのです。地元志向が強い方や、地場で仕事を探している方にアピールしやすく、採用しやすいのが特徴です。
企業がハローワークを利用する際の注意点
ハローワークを利用する際の注意点は次の3つ。
では、1つずつ解説していきます。
全国の人にアピールしづらい
ハローワークは、地場採用に強い特徴がある反面、全国の求職者から応募を期待するのは難しいです。前述したように、ハローワークで掲載できる求人は、基本的に管轄している地域の求人情報になるので、全国の人に求人を見てもらえる可能性が低いのです。
自分で求人を作成しなければならない
求人会社に求人を作ってもらう転職サイトとは違い、ハローワークは自分で求人を作成しなければならないので、手間がかかります。社内に採用担当者などが専属でおらず、経営者が兼務している場合などは、誰かに任せたくなる部分です。とはいえ、求人を自分で作成できることは、自分が掲載したいように工夫できるということでもありますので、一概にデメリットになるとは言えません。
求人をすぐに修正できない
求人を修正するためには、ハローワークに訪問しなければなりません。たとえば、情報に間違いがあったとき、ちょっと情報を付け加えたい場合なども、インターネット上ですぐに修正できないので、手間がかかってしまいます。
Indeed(インディード)とは?
「仕事探しはインディード♪」というCMをきっかけにIndeed(インディード)のことを知った人も多いのではないでしょうか。今注目される求人サービスであるIndeed(インディード)は、世界60カ国以上でサービスを展開し、日本国内だけで月間約2500万以上のPVを誇る求人サービスです。
詳しくは下記をご覧ください。
Indeed(インディード)とは?仕組み・特徴・効果・求人の掲載方法を解説
Indeed(インディード)の特徴
インディードの特徴は次の6つ。
では、1つずつ解説していきます。
無料で求人掲載ができる
最大のメリットは無料で求人を掲載できることです。Indeed(インディード)は掲載にあたって費用はかかりません。また工夫次第で検索上位に表示させることができるなど、効果を出すためにできることがあるのも特徴です。
掲載期間は無制限
掲載期間は無制限です。基本的にずっと求人を掲載することができます。求人広告のように、1ヶ月で応募数を集めないといけないわけではないので、1年中掲載しておいて、良い人が来たら採用する、というのも可能です。
地場採用に強い
Indeed(インディード)は「キーワード」×「勤務地」に入力し、仕事を探します。たとえば、キーワードには「営業 残業ナシ」と入力し、勤務地に「横浜市」と入力すると、「横浜にある 営業職で残業のない仕事」を検索してくれる仕組み。地元で働きたい、地元から離れたくないという方は、地元を勤務地に入力するため、地場採用には強くなります。
オンライン上で求人内容をすぐに変更できる
求人で変更したい部分があった場合、Web上ですぐに修正・変更できるのもポイントです。もちろん修正するのに費用はかかりません。何度でも修正することが可能です。効果を見ながら、より魅力的な求人にブラッシュアップできます。
応募者の管理も簡単にできる
Indeedには、応募者管理画面があります。応募があった際はそこに応募通知がくるので、メールなどとは違って埋もれずに、最新の状況を把握できるのです。また、選考状況や応募者の詳細、応募者とのメッセージのやり取りも管理画面で行なえるので、業務を効率的に進められるのもポイントです。
無料でオリジナル採用ページを作れる
Indeedにはオリジナル採用ページという機能があり、採用サイトのようなものを無料で作成できます。具体的に言うと、会社や仕事の魅力を伝えるコンテンツを作成でき、求人を見た人がすぐにオリジナル採用ページを閲覧できる仕組みなので、応募を後押し。
企業がIndeed(インディード)を利用する際の注意点
自分で求人を作成しなければならない
ハローワークと同じでIndeedは自分で求人を作成しなければなりません。求人サイトなどでは、求人媒体企業が広告を作ってくれるのが一般的ですが、Indeedは自分たちで作成する必要があるので、ここは手間になります。しかし、自分たちで求人を作成するのはマイナスな点だけではありません。どのような書き方をすれば効果が出るのか、自社に知見が溜まっていくので、長期的にみるとプラスになります。
ハローワークとIndeed(インディード)の違い
ハローワークとIndeed(インディード)の違いをまとめると、下記になります。
ハローワーク | Indeed | |
求人掲載数 | 113万件以上 ※ハローワークインターネットサービス | ー ※日本における月間新規追加求人数:520万件 |
掲載期間 | 約3ヶ月間 | 無制限 |
掲載料 | 無料 | 無料 |
掲載件数 | 無制限 | 無制限 |
求人原稿掲載方法 | ハローワークで手続き | ウェブ上で操作 |
求人原稿掲載までの時間 | 数時間 | 最短10分 |
求人原稿の修正反映 | ハローワークへ行った翌日 | リアルタイム |
応募増加対策 | 求人原稿の修正 | スポンサー広告掲載 求人原稿の修正 |
応募者管理機能 | なし | あり |
オリジナル採用ページ | なし | 無料で作成可能 |
地方採用 | 有効 | 有効 |
全国採用 | 全国の人にアピールしづらい | 有効 |
露出度 | △ | 工夫次第で検索上位掲載可能 |
写真 | なし | あり |
PR文 | 文字数制限あり | 自由に作れる |
※2022年6月時点の情報 |
「無料で掲載できる」「自分で求人原稿を作る必要がある」「ウェブで求人を探せる」という点は共通していますが、それぞれに特色があることが分かります。
Indeedはウェブ上で自由に求人原稿を作成・修正できるので、自分で効果を見ながらPDCAを回したいという人には便利なサービスでしょう。IndeedはGoogleやYahoo!で「職種+地域」などと検索した際に、上位表示されることもあるので、多くの求職者が求人情報を見てくれる可能性も高いと言えます。
また、Indeedには1クリック〇〇円といったクリック課金型で求人情報を目立つ位置に表示させることができるため、工夫次第で多くの求職者に自社の求人情報を見てもらえるチャンスを作ることが可能です。気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。
対してハローワークは、ウェブ上で露出している数は少なめですが、基本的に地域特化の求人情報なので、地場で仕事を探している方を採用したい場合に効果を発揮しやすいでしょう。
またウェブ上での操作が苦手な方でも求人原稿を掲載することが可能です。管轄のハローワークに行く→事業所登録をする(初めての場合)→求人申込書に記入(2回目以降はウェブからも可能)→ハローワーク窓口に求人申込書を提出するという流れで求人原稿を掲載することができます。掲載期間が長いので、「長期的に掲載し、いい人が応募にきたら採用したい」という温度感で求人を掲載したい人にもおすすめです。
ハローワークとIndeed(インディード)、どちらを使うべき?
Indeedのほうができることが多く、応募を見込めそうですが、Indeedだけではなく、ハローワークも使うべきだと私は考えます。
理由は、両方を使ったほうが応募数を見込めるからです。Indeedは無料で応募数を見込めるようになっていますが、Indeedを使わずにハローワークに足を運び、仕事を探しに来る方も無視できません。下記は厚生労働省が発表している労働市場分析レポートの結果をまとめたものです。年齢別にどのような経路で仕事を決めているのかを表しています。男性をみると、どの年齢も、求人広告とハローワーク利用者が5割程度を占めています。
- 15歳~24歳 求人広告42.8%、ハローワーク14.6%、
- 25歳~34歳 求人広告32.7%、ハローワーク23.5%、
- 35歳~44歳 求人広告26.4%、ハローワーク25.6%
- 45歳~54歳 求人広告25.7%、ハローワーク23.7%
Indeed(インディード)は求人広告型のサービスであり、前述した通り、最近利用者が急増しているサービスなので、ハローワークと一緒に利用すれば、非常に多くの方にアプローチできるでしょう。
無料でIndeedにも求人が出せるengage(エンゲージ)は何ができる?
ここでIndeedに掲載しよう!と思った方は、さらに効果が出る方法がありますので、少しだけお時間をいただければと。ぜひ、無料で使えるengage(エンゲージ)を使うのがおススメです。
engage(エンゲージ)とは、東証プライム上場のエン・ジャパンが手掛ける採用支援ツール。無料で採用に関する様々な機能を利用できる採用のミカタです。現在40万社以上が利用しています。下記でengage(エンゲージ)の機能を説明します。
無料で採用サイトをカンタンに作れる
engage(エンゲージ)は、誰でも簡単に採用サイトを無料で作成できます。採用サイト制作に必要なプログラミングなどは一切不要。用意されたデザインテンプレートなどを選んでいけば、すぐに求人を作成できるのです。下記がengage(エンゲージ)を使ってつくった採用サイトです。
無料で求人が掲載できる
作成した採用サイト内で求人も作成できます。求人作成方法もカンタンで、フォーマットが用意されるので、それに沿って入力していくだけ。あっという間に完成します。しかも求人は何件でも掲載できますし、掲載期間も無制限。修正も何度でもできるので安心です。
無料で複数の求人サービスに掲載される
engage(エンゲージ)に掲載すれば、Indeed(インディード)だけでなく、『Google しごと検索』『スタンバイ』『求人ボックス』にも自動で掲載。様々な求人サービスに求人が掲載されるので、露出度があがり、応募数も期待できます。
無料で条件に合う求職者にDM(ダイレクトメッセージ)を送れる
engage(エンゲージ)を使うと、求職者に無料でDM(ダイレクトメッセージ)を送ることができます。engage(エンゲージ)はエン・ジャパンが手掛けるサービスですので、会員数1000万人以上を誇る『エン転職』ユーザーの中から条件に合う方に、無料でDM(ダイレクトメッセージ)を送ってアプローチが可能(週に10通)。希望に合う人材を効率的に採用できます。
無料で、応募者の管理ができる
求人に応募があった際に、応募や対応状況が一目で分かる応募者確認ページを用意しています。応募があった求人、応募日、対応状況、応募者のプロフィールなども一覧表示されるので、業務がラクに。さらに応募者とのやり取りもチャット形式でラクラク。面接の日程調整もカンタンにできるので、ストレスなく採用活動を進められます。
いかがでしょうか。これだけできるから40万社以上が導入しているのです。無料だからリスクはありません。ご利用いただき、合わないようでしたら、すぐに退会もできるので、安心です。登録はわずか30秒。きっと貴社の採用活動の役に立つはずです。
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