フリンジ・ベネフィットとは?従業員に長く活躍してもらうためにできること

生産性を高めて企業成長を目指すには、従業員一人ひとりのモチベーションを向上させる取り組みが必要です。月々の給与額を上げたり職場環境を改善したりと、さまざまな方法がある中、福利厚生の充実も効果的な取り組みの一つと言えるでしょう。

 

そこでこの記事では、福利厚生として企業が支給する手当・報酬を指す「フリンジ・ベネフィット」について詳しく解説。企業がフリンジ・ベネフィットを設けることで得られるメリットに加えて、採用活動における効果的なアピール方法などについて、詳しくご紹介します。この記事を通じてフリンジ・ベネフィットについての理解を深めつつ、従業員満足度を高めてさらなる企業成長につなげましょう。

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フリンジ・ベネフィットとは?

フリンジ・ベネフィットとは、企業が役員あるいは従業員に対して、給与以外に支払う手当・報酬などのことを指します。たとえば、「社宅の貸与」をはじめ、「企業の保養施設」「食事の提供」「社会保険料の雇用者負担分」「年金に関する諸費用」などがフリンジ・ベネフィットに該当し、ほとんどの場合において福利厚生に含まれます。フリンジ・ベネフィットは租税法上、確固たる定義は特にありませんが、日本では所得税法第36条において「経済的利益」として定義づけられています。

参考:e-GOV法令検索「所得税法 | e-Gov法令検索

en-gage.net

企業がフリンジ・ベネフィットを設けるメリット

給与以外に、役員あるいは従業員が得られる経済的利益、フリンジ・ベネフィット。それぞれの企業で自由に設けることができますが、企業にとってはどのようなメリットがあるのでしょうか。本章で詳しく説明します。

従業員満足度が向上する

金銭支給である給与のみならず、フリンジ・ベネフィットが多いほど、従業員にとっては喜ばしいこと。手取りの給与で賄えるとしても、社宅があればより安定した生活ができますし、社員旅行などで普段できない経験もできるでしょう。そういう意味では、フリンジ・ベネフィットの充実を通じて、従業員満足度の向上が期待できます。

 

また、ライフステージに応じた慶弔金の支給や万が一のときの見舞金なども、日常の暮らしや生活をサポートしてくれるものになるので、仕事に対するモチベーションも高まります。そうなれば、「この会社の社員で良かった!」「もっと頑張って会社に貢献しよう」といった帰属意識の醸成をつなげることができ、結果として人材の流出を防ぐことにもつながります。

採用活動で、求職者にアピールできるようになる

フリンジ・ベネフィットは、ほとんどの場合において福利厚生に含まれますが、福利厚生が充実している企業は「従業員を大事にしている企業」という印象に結びつきやすいため、企業イメージが高まる効果もあります。そうなれば、多くの求職者から選ばれやすくなりますし、それだけ優秀な人材の獲得にもつながります。

 

給与以外で従業員にとってプラスになるものがあれば、優秀な人材も興味を持ちやすくなります。魅力的な制度をつくることができれば、それを採用活動でアピールすることもできるでしょう。実際に、近年では独自のフリンジ・ベネフィットを設けている企業も増えており、採用活動や企業PRの一環として広く発信しているケースも多く見受けられます。

従業員への感謝の気持ちを伝えられる

福利厚生の充実が従業員を大事にしている企業であるとの印象に結びつきやすいという意味では、既存の従業員に対して「日頃の感謝を伝える手段」としても、フリンジ・ベネフィットは有効です。感謝や労いの言葉を伝えたり、評価制度を通じて評価したりと、従業員の日頃の頑張りに報いる手段はいろいろとありますが、福利厚生は最も確実な形で従業員に還元することができます。フリンジ・ベネフィットを通じて、定量化できない従業員への想いや仲間意識、責任感などといった企業の姿勢を、わかりやすく伝えることができるというメリットもあります。

フリンジ・ベネフィットを採用活動でどのようにアピールすればよいか?

フリンジ・ベネフィットを設けている企業は、採用活動で積極的にアピールしていきましょう。

母集団形成のコンセプトにする

たとえば、福利厚生がとても充実している場合。住宅手当、家族手当、保養所、食事手当、そのほかのユニークな手当などがあれば、採用活動で母集団を形成するためのコンセプトとして使うことができるでしょう。「福利厚生が充実している」「手当が充実している」という事実から、「社員想いの会社」「社員が長く働ける会社」というコンセプトを作り、それを打ち出してアピールしていくこともできます。ほかの企業ではあまり目にしないフリンジ・ベネフィットが揃っている場合は、他社と差別化できる特長として活用していくのもおすすめです。

求人でアピールする

求人でのアピール方法

求職者は企業の福利厚生が気になるもの。そのため、どういった制度があるのか丁寧に書くことが大事です。たとえば、住宅手当の場合。採用サイトや求人広告などに記載する際に、ただ「住宅手当」と書くだけでは少々もったいないでしょう。「住宅手当(月3万円)支給」と金額まで明記したほうが、手当の実態が分かりやすく、より魅力に感じてもらえます。

 

住宅手当のみならず、各種手当に関しては、具体的に支給額を明記することが採用シーンにおいては重要。複数の手当てがあり、合算すると毎月大きな金額が支給されるということが分かれば、求職者に対する訴求力もより一層高まるでしょう。また、特にアピールしたいフリンジ・ベネフィットがある場合は、より目立つ場所に記載することで求職者の目に留まりやすくなります。福利厚生欄はもちろんのこと、特別に枠を設けて記載するのもおすすめです。

採用サイトで紹介する

採用サイトでのアピール

採用サイトを持っている場合は、フリンジ・ベネフィットについて、詳しく紹介することが大事です。たとえば、「当社の福利厚生」と題して、1つずつどのような制度なのか、どのくらいの金額の手当てが出るのかなどを伝えていくこともできます。上記のコンセプトの話と重なってきますが、社員想いの会社だというコンセプトでそれぞれの制度を紹介していくのも効果的です。

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参考例:エン・ジャパン株式会社の採用・求人情報-engage

人材に向き合うことが企業にとってますます重要になってくる

人材獲得競争が激化している今、人材への向き合い方がますます重要になっています。それは、採用活動に限ったことではありません。入社後も定着してくれるように、従業員が満足して働けるような環境整備を続けることが重要です。また、生産性を高めるためには、従業員一人ひとりにモチベーション高く働いてもらうことが不可欠です。

 

福利厚生の充実は、そのための手段の一つ。企業が従業員を大事な存在として捉えていることを、わかりやすくアピールすることができる方法です。採用活動において有効なのはもちろん、既存の社員に対しても自社への愛着(エンゲージメント)を高める効果があるので、ぜひこの記事を参考にフリンジ・ベネフィットについて考えてみてください。

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