【エンジニア】求人票の書き方のコツは?すぐ実践できるコツをご紹介

採用活動を行なう際、求人票をどのように作成していますか?雇用条件などの情報を項目に沿ってただ記載すればいいと思われがちな求人票ですが、募集する職種によって書き方のコツがあり、いくつかポイントを意識することで応募数をさらに高めることが期待できます。そこで本記事では「エンジニア」にフォーカスし、求人票を作成する際に押さえておきたいポイントをご紹介していきます。他の職種の求人票をすでに作成したことのある方も、ぜひ一度目を通してみてください。

 

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求人票で求職者が重要視する4つのポイント

エン・ジャパンが運営する「人事のミカタ」が1万1536名を対象に実施したアンケート調査によると、求職者が転職先の企業を選ぶ際に重視している項目は以下のようなランキングになっています。

1位:勤務時間・休日休暇・勤務地

2位:やりがい・達成感

3位:仕事内容

4位:経験・スキル

5位:年収

本章では、これら上位4つの項目が求職者にどのような視点で見られているのかを詳しく紹介していきます。

参考:人事のミカタ『転職者心理 [2021年版]

仕事内容が自分の希望やスキルに合うか

求職者が重視する項目の一つである「仕事内容」ですが、その中でも特に重要とされるのは以下の3つの要素です。

  • 1日あたりの業務量
  • 最初に覚えるべき仕事
  • 未経験者が仕事を覚えられるまでの期間

未経験者・経験者のどちらを対象とした募集であっても、仕事内容が自分の希望するものであるかどうかを気にしない応募者はいないでしょう。また、応募者が持っているスキルや経験を活かせる仕事なのかどうかも、応募を決める上で重要な判断基準となります。したがって、入社後にどんな仕事を任せるのか、またそのためにどんな条件が必要なのかを詳細に記載することが求められます。

 

その際、必要な資格や経験を多く書きがちですが、多くなればなるほど応募へのハードルは上がり応募数は伸びにくくなってしまうでしょう。本当に必要な資格や経験を見極めながら、できるだけ応募の門戸を広げておくことが応募数を最大化させるポイントになります。

通勤がしやすいかどうか

最近は通勤の必要がないリモートワークが増えている一方で、通勤しなければならない仕事はまだまだ多くあります。「働く場所」は応募者にとって、働きやすさを左右する非常に重要な情報です。したがって通勤が必要な仕事の場合、「就業場所」の欄には所在地に加えて、最寄の駅やバス停、所要時間や使用する路線など、通勤にかかる公共交通機関の情報を加えるのがよいでしょう。

 

アクセスのしやすさをアピールできれば、さらなる応募効果が見込めます。また、仕事によっては早朝・深夜勤務により、公共交通機関の利用が制限される時間帯の出勤・退勤が予想される場合もあります。その場合、車やバイク通勤が可能であることが安心感にもつながるため、車・バイク通勤や駐車場の有無などもあわせて記載するようにしましょう。

満足できる収入を得られるか

求職者が転職をするにあたり、前職より多くの収入が得られる職場を選ぶことがほとんど。もちろん、新卒や未経験者の採用であっても、なるべく高い給与を用意してくれる企業でキャリアを再スタートさせたいと考えることに変わりはありません。一方で、応募者が求人募集の給与を確認する際は、入社時点で得られる収入だけでなく「将来的に得られる収入」も重要な観点となります。

 

給与が上がる条件を的確に伝えることができれば、求職者はきっと高いモチベーションをもって応募してくれることでしょう。以上のことから、給与の記載にあたっては基本給だけではなく、賞与や各種手当の具体的な内容や実績、給与が上がる条件なども記載しておくことが大切です。また、勤続年数ごとの年収例を記載することも、求職者にその後の人生や生活のイメージを持たせる上で有効な方法の一つです。

十分な休日・休暇を取得できるか

どれだけ仕事に取り組む意欲が強い応募者であっても、しっかり身体を休めて余暇を満喫できるだけの休日は必要不可欠。また、将来的に家事や子育てなどと仕事を両立することを考えれば、「ワークライフバランス」も職場を決める重要なポイントになりえます。そのため、休日に関しては通常の休みの日数や曜日の他に、GW・夏季・年末年始といったカレンダーにもとづく休暇、会社固有の休暇制度などの情報もなるべく詳細に付記することが望ましいでしょう。

 

一方で、年間休日数が120日を超える場合には求職者にとって大きなメリットとなるためぜひ記載してください。加えて、有給休暇や産前・産後休暇、育児休暇といった申請することで取得できる休暇については、その取得率や実績を示すことがプラスの印象につながるはずです。

エンジニアの求人票の書き方【基本編】

ここまで紹介してきたポイントはあらゆる職種の求人票に共通するものですが、エンジニアの募集の場合には他にも意識すべきポイントが存在します。よってここからは、エンジニアの求人票の書き方のコツを項目別に見ていきたいと思います。

職種名

エンジニアはスキルに応じて担当領域が細かく分かれているため、職種名で「どの分野のエンジニアの募集か」が一目で分かることが大切。中でも、ある特定領域のエンジニアのみを募集する場合は、以下のように職種名に担当領域をきちんと記載することが望ましいでしょう。

【例】

・バックエンドエンジニア

・サーバエンジニア

・社内SE

一方で、IT企業の中には領域を問わずに募集かけて、入社後に希望やスキルをもとに適した案件を任せるというスタイルをとっている企業も少なくありません。そうしたターゲットの広い募集の場合には、「ITエンジニア」と大まかに記載しまっても問題はありません。しかし、その後にどのようなキャリアパスが選択できるのかをあわせて伝えておくと、ギャップを生むことなく仕事に取り組んでもらえるでしょう。

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仕事内容

社内SEなど一部の場合を除き、エンジニアの仕事の内容はアサインされるプロジェクトによって大きく変わり、常に同じ仕事を担うわけではありません。したがって仕事内容の項目には、社内のエンジニアがこれまで担当してきたプロジェクトの内容を例として記載し、求職者が「どのような案件に携われるのか」というイメージをしやすいようにしておきましょう。

【例】

<電子マネーサービスのアプリケーション開発>

◆担当領域:設計~テスト

◆言語:Java、PHP

◆OS:Linux

また、案件例を記載する際には上記の例のように、担当業務の内容だけでなく使用言語や環境などもできる限り詳しく記載することが大切。これらの情報は求職者に対して、「あなたのスキルを活かせる場がある」というアピールとしても機能するはずです。

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就業場所

エンジニアの業務体系は所属する企業にいながら案件に携わる「自社開発」や「受託開発」の他に、クライアント企業などのプロジェクト先で業務に取り組む「SES(客先常駐)」という働き方が存在しています。このことから就業場所に記載すべき情報も、それぞれの働き方によって大きく異なります。たとえば、自社開発・受託開発の案件にのみ携わるエンジニアの場合、応募者は「なるべく通勤の負担が少ない環境で働きたい」と考えることでしょう。そのため、

  • 就業場所へのアクセス
  • 転勤の有無
  • (テレワークが可能な場合はその旨を記載)

といった情報を提示することが重要です。一方で、勤務地がプロジェクトごとに異なるSESの場合は、アサインされるまでどのような場所で働くかが分からないので、応募者の不安をいかに払しょくするかがポイントに。具体的には、主にどの地域がプロジェクト先になることが多いのか、その大まかなエリアだけでも記載することが安心感につながるでしょう。

賃金

より高い収入が得られる募集に人気が集まることはどの職種でも変わりませんが、スキルの幅が広いエンジニア募集の場合には、基本給の「下限額」も重要なポイントとなります。たとえば、給与がスキルや経験に応じて変動し、かつ初心者とベテランの両方をターゲットにしたい場合、求人票では「月給20万円~50万円」などと幅を広くとった書き方をしてしまいがちです。しかしこのような書き方では、現在の職場で月給30万円を得ている経験者からは、「下限が20万円なら、むしろ前より給与が下がる可能性もあるのでは」と考え、応募を迷ってしまうかもしれません。そのため上記のような機会損失を生まないために

【例】

経験3年未満/月給20万円~30万円

経験3年以上/月給30万円~50万円

といったように、求職者の条件ごとに給与テーブルを分けて記載し、それぞれのケースにおいて下限額が異なることをはっきりと示すことが大切です。

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勤務時間

エンジニアの募集は年間120日以上の十分な休日を有するものが多く、ワークライフバランスに優れている傾向があります。しかし、残業時間の長さは企業ごと大きく異なるため、残業の記載には注意を払うようにしましょう。もし自社の残業が他社と比較して多いか少ないかが分からず、残業時間を記載すべきか迷っている場合には、「月平均20時間」が一つの判断基準となります。一般に残業が月平均20時間を下回っている場合は「残業が少ない」とみなされることが多く、求職者にとって大きなメリットになることが予想されるためぜひ記載してください。

福利厚生・待遇

数ある福利厚生・待遇の中でも、エンジニア募集において特に大きなメリットとなるのは、「資格取得支援制度」や「書籍購入制度」といったスキルアップにつながる制度です。これらを記載する場合は、以下の例のように制度の内容や利用条件を細かく記載し、制度を具体的にイメージできるようにしましょう。

【例】

・書籍購入制度(業務に関連した書籍の購入を補助)

・資格取得支援制度(資格取得時の受験費用を全額会社が負担)

また、自社オフィスでの勤務となる自社開発・受託開発の場合、作業を行なう環境も仕事のしやすさを大きく左右します。そのため、「希望スペックのPC支給」「フリードリンク制」など、勤務の快適さにつながる制度がある場合も自社の魅力としてしっかりアピールしてください。

応募資格

応募資格を記載する際に意識すべきなのは、必要最低限の条件のみを記載することです。実態以上に資格や条件を高めると求職者の応募ハードルが上がり、効率的な応募獲得につながりにくくなる可能性があります。なお、もし入社後の担当案件に必要なスキルや使用言語があらかじめ決まっているのなら、その詳細をなるべく付記することがマッチング効果の向上につながります。

【例】

◆Web・オープン系の開発経験(言語不問/3年以上)

◆ソフトウェアの開発経験(言語:C、C++/年数不問)

この例からも分かる通り、言語や年数のいずれか、ないしは両方が不問である場合はその点もはっきりと伝えることで応募のハードルを下げることができます。あえて問わない箇所についても、応募者が気になると思われる部分についてはできる限り明記することを心がけましょう。

募集理由

仮に条件がよかったとしても、「ただ人を補充するための採用」という印象が強い求人内容だと、定着率が低く社員を大事にしていないのではというイメージをもたれる懸念も。そのため、求人票には実際の仕事内容や条件だけでなく、今回の採用を通じて達成したい事業上の目的と、その達成のために「してほしいこと」を明確に記載することが大切です。

【例】

設立から○○年の当社では、今後のさらなる成長に向け、まずEC事業の強化に着手。より多くのお客様に商品の魅力を感じてもらえるサイトおよびアプリケーションの実現に向け、今回は開発・改修を担当いただくエンジニアを採用することとなりました。

上記のように、どのような背景のもとで人を採用したいのかが分かれば、企業の求職者に対する期待を感じられるとともに、入社後の将来像をより具体的にイメージできるはずです。

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エンジニアの求人票の魅力的な書き方【応用編】

エンジニアの求人票の魅力的な書き方【応用編】

ここまで紹介してきたエンジニア向けの求人票の書き方はごく基本的なものであり、さらに一工夫を加えることで求人票をより魅力的に見せられる場合があります。よって本章では、求職者に自社をもっと強くアピールするために、追加で記載したい魅力や意識したいポイントについて紹介していきます。

プロジェクトのどの部分を担うのかを具体的に記載する

エンジニアの担当するプロジェクトは、上流から下流まで複数のフェーズに分かれており、上流工程から携われる案件ほど求められる能力が高く希少な傾向があります。そのため、キャリアアップを目指す求職者を獲得したい場合、担当できる案件の中に上流工程から入れるプロジェクトがあれば大きなアピールポイントになりえます。とはいえ、キャリアの目標は誰しも同じではなく、中には上流工程にあえて関わらず、できるだけ長く技術に触れ続けたいと考えている求職者も珍しくありません。

 

また、特定の分野を極めるのではなく、培った経験を活かして全く異なる分野に挑戦してみたいと考えるエンジニアもいることでしょう。そうした層がターゲット人材に該当するのであれば、ただ上流工程に関われる点だけを強調するのではなく、会社としてキャリアの多様性を尊重する旨もあわせて記載しておくことが不安払しょくにつながります。このようにエンジニアの募集においては、担当プロジェクトの中で応募者がどの部分を担えるのかを明確に打ち出すことが大切です。

柔軟な働き方を実現できるよう社内体制を整える

IT業界では近年、場所に縛られない自由な働き方へのニーズが高まっており、昨今のコロナ禍の影響により在宅勤務を導入する企業が増加しています。また、あえて都会を離れて地方でリモート勤務する「ワーケーション」といった働き方にも大きな注目が集まっています。そのため、もし会社としてすでに在宅勤務などの柔軟な働き方に寄与する制度を備えているのであれば、その情報は全面的に発信してみましょう。

 

勤務地欄だけでなく仕事内容・福利厚生欄などでもアピールが可能です。また、もし導入していない場合は、今から導入を検討してみるのもよいでしょう。現在は検討中でも、そうした新しい流れを積極的に取り入れようとしてくれる会社であると分かれば、求職者の応募を促しやすくなるはずです。

一緒に働くエンジニアの情報も併記する

安定性などの観点から、事業規模や設立年数が重視されることも多い採用活動では、「コンパクトな体制で運営している」「設立されて間もなく実績も少ない」といった企業は一見すると不利に思えるかもしれません。しかし、応募者にとっては少数精鋭の企業ならではの風通しのよさや、始まったばかりの企業の成長に貢献できる喜びなどが魅力として映る場合も。そうした効果を狙うのであれば、応募者が入社後に一緒に働くこととなる先輩や上司の存在を活かすのも選択肢の一つです。

 

というのも、実績のあるエンジニア出身の社長が立ち上げていたり、活躍中のエンジニアの中に特殊な経歴の持ち主がいたりする企業であれば、そのメンバーの情報や本人からのメッセージを載せることで、「この人のもとで働きたい」という意欲を喚起できる可能性があります。求人票は「会社」をアピールするものと思われがちですが、会社を形成しているのは「人」であり、その魅力も採用活動では大きな強みとなります。応募者に向けて誇れる人物が社内にいるのなら、ぜひ協力してもらいましょう。

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エンジニアの求人掲載は、無料で使える「engage」がおすすめ

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この記事で紹介してきたエンジニアの求人票の書き方を踏まえ、今から実際に求人票を出してみたいと考えている方には、便利な機能を数多く備えた採用ツール「engage(エンゲージ)」がおすすめです。engageの最大の特徴は、求人票の作成から掲載までを無料かつ簡単に行える点にあります。また掲載した求人票は、Indeedや求人ボックス、Google しごと検索といった人気の求人検索エンジンにも自動で掲載されるため、求人票の露出最大化を実現することができます。

 

また、応募管理や求職者とのメッセージのやり取りもengage内で完結でき、スムーズに応募者とのコミュニケーションを取ることが可能です。迅速に応募対応ができることで、面接の離脱や内定辞退を防ぐ効果も期待できるはず。手軽に利用できる求人サービスをお探しであれば、ぜひ一度engageを試してみてください。

まとめ

ハローワークや求人広告媒体には多くのエンジニア募集が掲載されており、そこから自社の記事に辿り着き、応募してもらうことは決して簡単ではありません。しかし、自社の魅力を正しく理解して効果的に伝えられれば、ターゲットにしている人材と巡り合える確率は確実に高まるはずです。

 

また、求職者は企業が採用にどんな想いで事業に取り組み、人材にどれだけ誠実に向き合ってくれるかという点にも注目しています。魅力的な求人票を作成することはもちろん大切ですがそれだけで満足せず、応募者への対応も真摯に行なっていくことがよりよい採用につながるでしょう。この記事で得られた知識が、あなたの企業の採用活動に少しでも役立つことを祈っています。

 

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採用ガイド編集部

engage採用ガイド編集部は、人材業界で長く活躍している複数のメンバーで構成されています。人材業界で営業や求人広告ライターなどを経験したメンバーが、それぞれの得意領域を担当し、専門的な知識に基づき執筆を行っています。

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