【飲食】求人票の書き方のコツは?すぐ実践できるコツをご紹介!

求人募集をする際、自社の労働条件だけを一覧にしたものが求人票だと思っていませんか?もちろんそれは間違った認識ではありませんが、実は求人票の書き方に少し工夫をするだけで応募数が増えたり、より欲しい人材が集まったりと、自社の採用成功を早く実現させることが期待できます。そこで本記事では、求人票で求職者が重要視するポイントや求人票を書く際のコツを飲食業に注目して解説しています。「良い人材をできるだけ早く採用したい!」そう考えていらっしゃる採用担当方のお役に立てば幸いです。

 

CHECK!

採用でお困りではないですか?

 

無料で求人を掲載したい方は、engage(エンゲージ)に無料登録を。Indeedをはじめ、求人ボックス 、スタンバイ、Googleしごと検索などの求人サービスにも自動で掲載されます各社の掲載条件を満たした場合

 

engage(エンゲージ)の導入社数は、40万社を突破。東証一部上場のエン・ジャパンが手掛けるサービスですので、安心して利用いただけます。(無料)

 

求人票で求職者が重要視する4つのポイント

厚生労働省が実施したハローワーク利用者を対象としたアンケートによると、求職者が求人票を見る際に注目する項目のランキングは以下のようになっています。

1位:仕事内容

2位:就業場所

3位:賃金

4位:休日

本章では上記の項目それぞれについて、詳細に見ていきたいと思います。

参考リンク:https://jsite.mhlw.go.jp/yamagata-roudoukyoku/var/rev0/0114/5042/201828154618.pdf

仕事内容が自分の希望やスキルに合うか

最も注目されているのは仕事内容で、その中でも特に関心が高いのは以下の3つです。

  • 1日当たりの業務量
  • 最初に覚えるべき仕事
  • 未経験者が仕事を覚えられるまでの期間

未経験者・経験者どちらの募集であっても、自分が希望する仕事内容か、また自分が持つスキルや経験が活かせる仕事なのかという点は、求職者が重視している観点です。そのため求人票を書く際には、求職者がどのような情報を求めているのかを想像しながら、具体的な仕事内容を記載していくと良いでしょう。

就業場所と交通アクセス

次に、就業場所が挙げられます。最寄り駅やバス停との位置関係や所要時間など、通勤のしやすさを重視している求職者が多いようです。また早朝・深夜勤務があることで、公共交通機関の利用が制限される場合は、車やバイク通勤が可能であれば求職者にとってプラスの要素となるはずです。

満足できる収入を得られるか

収入面についても、関心の高さが伺えます。特にキャリア採用の場合は、前職からの給与アップを希望している求職者が多いもの。もちろん、新卒者や未経験者の採用であっても、同業他社と比較して給与が高い方を選ぶ傾向は否めません。そのため、基本給だけではなく、賞与や手当などを含めた年収例が明記されている求人票の方が収入のイメージをしやすく、基本給だけ記載している求人票より選ばれやすくなるでしょう。

十分な休日・休暇を取得できるか

当然ながら、生活のすべてが仕事というわけではないため、ワークライフバランスを大切にする求職者は多いものです。有給や連休の取りやすさ、GW・夏季・年末年始といった休みがあれば忘れずに記載しましょう。またその際には、ただ休みの有無を記載するだけではなく、それぞれの日数や実績などもわかりやすく記載しておきたいものです。

en-gage.net

項目別!効果的な飲食の求人票の書き方ガイド

ここからは、特に飲食業における求人票の書き方のコツとして、基本的な内容を見ていきます。これから作成する方はもちろん、すでに作成している人でも既存の求人と照らし合わせながら再チェックするのもおススメです。

職種名

求職者は、まず職種名を見て自分が求めている求人かどうかを判断します。職種名は求人票を読み進めるかどうかを決める重要な項目であるため、社内用語や略語は避け、できるだけわかりやすく書かれているかがポイントになります。たとえば、下記の[1]~[3]であれば、[3]がもっとも具体的でわかりやすいですよね。

[1]ホールスタッフ

[2]居酒屋のホールスタッフ

[3]居酒屋のホールスタッフ(オーダー・配膳・ドリンク担当)

さらに、募集するポジションやレベル、経験などがわかる言葉があるとより伝わりやすくなります。

仕事内容

先述したように、仕事内容も求職者の注目度が高い項目です。ポジションの概要や役割をできるだけ詳しく記載し、仕事に取り組むイメージがしやすいような内容にすると良いでしょう。さっそく以下の例で見てみます。下記[1]と[2]を比較すると、[2]がよりわかりやすい印象を受けるはずです。

[1]

海鮮居酒屋○○にて、オーダー・配膳・ドリンク担当をお願いします。

[2]

○○県で○店舗展開中の海鮮居酒屋○○にて、お客様のご案内やオーダー受け、配膳や片づけ、ドリンクの提供などのホール業務をお願いします。店舗には常時複数名の社員がいるので、わからないことがあっても、すぐに先輩に聞ける体制が整っています。飲食業界未経験でも安心してください。また、充実した研修もあるので、中途入社であっても将来的には店長やエリアマネージャーも目指せるポジションです。

仕事内容を詳細に書くことで求職者が入社後に働くイメージがしやすく、ミスマッチを防ぐことが期待できます。この時、魅力となる要素はもちろん、大変なこともあわせて記載すると良いでしょう。

就業場所

求職者にとって、通勤のしやすさも事前に知っておきたい情報。就業場所には住所を記載するほか、下記のような交通アクセスに関する情報があると良いでしょう。

  • 最寄り駅やバス停などからの距離や所要時間
  • 公共交通機関以外の通勤方法(車・自転車・バイク)
  • 転居をともなう転勤や異動の有無

そのほか、2020年4月1日から健康増進法改正の一部改正により、求人募集をする際に、受動喫煙防止のための取り組みについての明示義務が課せられました。分煙・禁煙・喫煙可、喫煙所の有無も忘れないように記載しましょう。

賃金

賃金は、求職者が応募先を比較検討する際に最も注目する項目の一つです。こちらも先に述べたように、基本給の記載だけではなく、下記のようなメリットとなる項目はすべて記載しましょう。

  • 賞与(過去の支給実績など)
  • 各種手当(交通費・住宅・家族・役職など)
  • インセンティブ(評価基準・歩合の割合など)

また、これらを含んだ年収例を記載すると、より賃金のイメージがつきやすくなります。もちろん、数値を示した具体的な内容であればより好ましいです。

例)年収375万円(入社5年目・32歳)

=月収25万円(基本月給23万円+住宅手当2万円)×12ヶ月+賞与年2回(計3ヶ月分)

休日

仕事とプライベートのバランスを重視する求職者も多いため、有給や連休の取りやすさをアピールできると応募にもつながりやすくなるはず。具体的には、以下のような記載が想定されます。

<年間休日120日>

・シフト制(毎月2日は必ず希望日に休めます。そのほかも希望を考慮してシフトを作成します)

・有給休暇(取得率80%!繁忙期以外は、100%希望日に取得できます)

・年末年始休暇(12月29日~1月3日)

・夏季休暇(7月~9月の間で4連休を設定)

ちなみに厚生労働省の調査によると、飲食サービス業の平均年間休日数は100日を切っています。もし、貴社の年間休日数が多いようであれば、大きなアピールポイントとなりそうです。またこれを機に、自社内での休日についての制度を見直し、働きやすい環境づくりをしてみてはいかがでしょうか。

参考リンク:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/dl/gaiyou01.pdf

福利厚生・待遇

福利厚生や待遇と言えば、企業に義務付けられている社会保険(雇用・労災・健康・厚生年金)が思い浮かびやすいのではないでしょうか。実は福利厚生や待遇は、採用に慣れていない人事採用担当者にとって何を記載すれば良いのかわかりにくく、求人票によって差が出やすい項目になります。また、福利厚生・待遇の記載は義務付けられているものではないため、他社との差別化が生じやすい傾向に。具体的には、下記のように求職者が一目でわかりやすいような内容を記載するとより良いです。

  • 昇給随時
    └毎月昇給のチャンスあり!
  • 報奨金制度
    └売上や利益目標をクリアした際に支給します。
  • 入社祝い金(30万円)
    └入社半年後:15万円/入社1年後:15万円を支給します。
  • 独立支援制度(過去に10名の独立実績があります)
  • 健康診断(年2回)

賃金や勤務時間と同じく数値や実績、諸制度をあわせて明記し、具体性を持たせるようにしましょう。

応募資格

応募に必須のスキルや資格・経験を記載するのはもちろん、「こんな人であれば歓迎する」「こんな人でもOK」といった歓迎・OK項目を併記すれば、求職者が応募の判断をしやすくなります。具体的には、下記のような記載方法があります。

  • 【飲食業界未経験、第二新卒、歓迎!】★5回以上の転職経験を持つメンバーも活躍中!
  • <学歴不問|ブランクOK!>
    飲食業界での実務経験がある方(目安1年以上)
  • 人柄や意欲重視の採用です!
    飲食業やサービス業の仕事に興味があれば、職種や業界経験、ブランクは不問です。

応募資格を考える際、必要以上に資格や条件を高めてしまうと求職者の応募ハードルが上がり、応募がなかなか集まらないこともよくある話です。必要最低限の条件は何かを吟味し、応募数を最大化できるような書き方が求められます。

募集理由

先述した厚生労働省のアンケートでは、求職者が労働条件以外で気にしている事柄に「人員の募集理由」が挙げられています。求職者の関心の高さを考えると、「欠員補充」「事業拡大」といったありきたりな文言を一つ記載するだけではなく、募集に至った経緯を詳しく書く方が丁寧でしょう。具体的な例として、下記のようなものがあります。

【10名以上の採用!新店舗オープンも継続中!】

直営店で50店舗の海鮮居酒屋○○を展開する当社。2022年度には5店舗の新規オープンを計画し、今後も事業拡大を加速させていく予定です。今後も続々と新しい店舗のオープンを予定しているため、店舗スタッフを積極的に採用することにしました。入社時期を考慮しますので、離職中や在職中の方もぜひご応募ください!

また、ただ人を補充するための採用だと認識されてしまうと、入社後の不安が募ったり、求人の魅力化が実現できなかったりする場合もあるので、書き方には注意しましょう。

飲食の求人票で応募の集まりやすい魅力は?

ここまで、飲食業向けの基本的な求人票の書き方を見てきました。本章では、自店の魅力がより求職者に伝えるための方法を紹介します。

店舗の雰囲気や提供する食事内容などを写真でも伝える

求人を作成する際に写真を活用するのは、求人サイトではよくあること。そのため、写真を活用した求人は多数存在しています。その中でも自店舗を目立たせるために、提供している料理やドリンク、店内・外観を写真で自社の特徴をしっかり伝えましょう。また、働いているスタッフが写った仕事や研修風景、勉強会、調理コンテスト等があればなお良いです。文章だけでは求職者に伝わりにくい部分もあり、他社との差別化もうまくはいきません。写真から店舗の魅力が伝わると、求職者も具体的に実際に働く環境をイメージしやすくなり、応募したくなるでしょう。

en-gage.net

自店ならではの強みで求職者に訴求する

競合が多い飲食業界では人材獲得競争が激化しており、待遇だけで他店に勝つのは難しくなっています。そんな状況の中で、いかに自店ならではの強みをアピールできるかが鍵になるでしょう。たとえば、独立やのれん分けを行なっているのであれば、「○年で○人が独立!」「開業資金も支援します」という内容を前面に出すと、自分の店を持ちたい、飲食業界で長く続けていきたいという求職者に響く内容になります。

 

また、「週休2日制」「賞与年2回」「交通費全額支給」など、一見一般的に思われるような待遇でも、飲食業ではまだ導入されていない店舗も多いので、立派なアピールポイントになりえます。もし、自店の魅力がわかりづらい場合は、他の店舗の求人票と見比べてみて、自店に完備されているものがあれば、積極的にアピール材料にしていくと良いでしょう。

求める人材像をイメージしてアピールする

「飲食業における求人の魅力はいくつかあるものの、すぐに整備するのは難しい」そんなケースもあるでしょう。そこで制度設計と並行して行なってほしいのが、採用したい人物像を具体的に設定して、その人物に向けたアピール方法を考えることです。たとえば、日本料理店で経験者を募集したい場合、漠然と「実務経験者」と記載するのではなく、「刺身を引ける方」といった具体的な作業内容を明記します。

 

また、「○年目でリーダー」「○年目で店長」など、具体的なキャリアステップを記載して、どこを目指すまでになって欲しいかを記載し、求職者の意欲に訴えるのも良いでしょう。同じ条件や待遇でも、求人票の言葉一つで求職者の魅力になる可能性も十分に考えられるものです。

en-gage.net

飲食の求人掲載なら、無料の「engage」がおすすめ

飲食業における効果的な求人票の書き方がわかったところで、もし求人サイトを使おうとお考えであれば、さまざまな機能がある「engage(エンゲージ)」をおすすめします。engage(エンゲージ)は、求人票を無料で簡単に作成・掲載できる求人サービスのこと。作成した採用ページには、掲載期間の制限もありません。また、自動でIndeedやスタンバイ、Google しごと検索などといった求人検索エンジンにも掲載されるため、求人の露出度を最大化させられます。

 

そのほかにも、応募者の管理機能や応募者とのメッセージのやり取りも1つのツール内で完結。スムーズなコミュニケーションが取れるため、面接の離脱や辞退を防ぐ効果も見込める優れものです。手軽に始められて、機能が充実している求人サイトに興味をお持ちでしたら、ぜひengage(エンゲージ)を試してみてください。

まとめ

求職者は、膨大な数の求人票の中から、自分の希望やスキルに合った理想の求人票を見つけて応募します。そのため企業は、いかにして求職者から選ばれる求人票を世の中に出せるかがキーポイントになります。

 

今回ご紹介した飲食業における求人票の書き方を魅力的な求人票を作成するための第一歩と考え、自社の強みや弱み、今後のビジョンなどを言語化する機会にしてみてください。

 

そして、貴社ならではの強みを魅力的に書ければ、応募につながる求人票ができるはず。もちろん、くれぐれも虚偽や誇張にはご注意ください。この記事が、貴社のより良い採用につながれば幸いです。

 

CHECK!

採用でお困りではないですか?

 

無料で求人を掲載したい方は、engage(エンゲージ)に無料登録を。Indeedをはじめ、求人ボックス 、スタンバイ、Googleしごと検索などの求人サービスにも自動で掲載されます各社の掲載条件を満たした場合

 

engage(エンゲージ)の導入社数は、40万社を突破。東証一部上場のエン・ジャパンが手掛けるサービスですので、安心して利用いただけます。(無料)

 

engage

採用ガイド編集部

engage採用ガイド編集部は、人材業界で長く活躍している複数のメンバーで構成されています。人材業界で営業や求人広告ライターなどを経験したメンバーが、それぞれの得意領域を担当し、専門的な知識に基づき執筆を行っています。

engage採用ガイド編集部は「採用に悩む経営者・人事担当者の頼れる相談先」としてこれからも日々情報をお届けしていきます。 ※engage採用ガイドはエン・ジャパン株式会社が運営している情報サイトです。