施工管理、採用できない理由を分析!応募が集まる求人の書き方とは?

「施工管理の採用がなかなかできない…」「求人を出しているのに、そもそも応募が集まらない…」こんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで今回は、「応募が集まる施工管理職の求人の書き方」について解説します。

 

大手転職サイトで15年以上の経験を持つベテランコピーライターが、施工管理の採用に関する基本情報、応募を増やす求人の書き方をレクチャー。掲載している求人を見直す際や、これから求人を掲載する際に、ぜひ参考にしてみてください!

 

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施工管理が採用できない理由は?

「求人を出しても応募が集まらない」「未経験募集にしたのに採用ができない」こんな声もしばしば聞かれる施工管理の採用。まず最初に、施工管理の転職市場などを分析しながら、「施工管理が採用できない理由」について考えていきましょう。

全国的に有効求人倍率が高まっているから

はじめに、有効求人倍率から確認していきましょう。有効求人倍率とは、求職者1人あたり何件の求人があるかを示すもの。有効求人倍率が「1倍」を超えていると、企業がより多くの求職者を取りあっている状態、つまり「売り手市場」ということができます。

 

2019年5月に発表された全国の求人倍率は「1.62倍」。現在も高水準は続いており、「超売り手市場」となっています。

 

さらに職種別で見ていくと、建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は「5.92倍」。営業職をはじめとする代表的な10職種の中でも最も高い数値となっており、それだけ採用が難しい職種といえるのです。

建設業界が深刻な人手不足に陥っているから

リーマンショック以降、不況となっていた建設業界ですが、

・東日本大震災からの復興事業
・アベノミクスによる公共事業の増加
・2020年の東京オリンピック

などの影響から、現在はかなりの特需となっています。

 

その一方で、リーマンショックの際、建設需要が激減したことから多くの技術者がこの業界を離れました。また、「建設業界は3K」というイメージもあり、若手がこの業界になかなか入ってこなかったり、若手の技術者が別の産業に流れてしまっているのです。

 

こうした背景から、建設業界は慢性的に人手不足の状態となっています。

求人で「魅力付け」ができていないから

人手不足が深刻化する中、採用がうまくいっている企業とそうではない企業の二極化が進んでいます。筆者のもとにも「うちの求人を分析してほしい」という相談が日々寄せられますが、応募が集まっていない求人にはひとつの共通点があります。 

それは、求人で「魅力付け」ができていないこと。

 求職者はいろんな求人を見ながら、「この会社に入ると何が良いのか」をイメージしていきます。「今までより収入が増えそう」「働きやすい職場だから家族も安心」「人間関係がよさそう」…といったものです。

 

応募が集まっていない求人は「魅力付け」ができておらず、この会社で働きたいという志望動機が形成できていないのです。

施工管理の採用に関する基本情報

では続いて、「施工管理の採用に関する基本情報」を見ていきましょう。ここでは、施工管理の平均的な年収や休日日数、残業時間、施工管理の転職理由で多いものについて解説していきます。

 

施工管理が働く環境や求職者心理について知ることによって、自社の「魅力付け」となるポイントも見つけやすくなるでしょう。

施工管理の平均年収

企業や仕事内容によって異なりますが、施工管理の平均年収は400万円~500万円となっています。

 

また、資格手当を支給している企業も多いです。たとえば1級または2級の施工管理技士の資格を持っていれば、毎月数万円の資格手当が支給されるほか、業務範囲が広がることで年収もアップします。

施工管理の平均休日日数

ここでは、厚生労働省が発表した平成29年の統計データを見ていきます。

 

建設業の1企業平均年間休日総数は「104.0日」、労働者1人平均年間休日総数は「112.2日」となっています。全体では1企業平均が「107.9日」、労働者1人平均が「113.7日」となっており、やや短くなっています。

 

なお、労働者1人平均年次有給休暇の取得状況でいくと、建設業は「7.0日」。これも全体平均の「9.3日」よりやや短くなっています。人手不足の影響が少なからず出ているのではないでしょうか。

施工管理の平均残業時間

厚生労働省が毎月発表している「毎月勤労統計調査」によると、残業時間、すなわち所定外労働時間の平均は全体が「10.7時間」なのに対し、建設業は「15.6時間」となっています。

 

一方で民間調査会社が発表した調査結果によると、施工管理の平均残業時間は「月30~50時間」というものも。人手不足の影響もあり、全体的に残業時間は増えている傾向にあるようです。

施工管理の転職理由で多いもの

求職者心理についても見ていきましょう。「別の会社で施工管理を続けたい」「施工管理をやめて他の仕事にチャレンジしたい」など転職の目的はさまざまですが、施工管理の転職理由で多いものを解説していきます。

サービス残業や休日出勤が多い

慢性的な人手不足が起こっている一方で、納期に間に合わせなければいけないことから、サービス残業や休日出勤が発生しているケースも多いです。

 

こうした状況から、「プライベートを犠牲にしたくない」「家族との時間を大切にしたい」と転職を決意する方も少なくありません。

給料があがらない

「給料があがらない」ことを理由に転職をする方も多くいます。

 

たとえば「資格取得の勉強をする時間がないから、資格手当がもらえない」「業務内容のレベルがあがらず、給料があがらない」など、日々忙しく働いているのに給料があがらない、という悪循環に陥ってしまっているケースもあるということです。

転勤が多い

全国的に事業展開している企業の場合、プロジェクトが完了するたびに勤務地が変わることになります。そのため、「転勤のない会社、仕事がいい」と転職を決意される方もいらっしゃいます。

 

特に30代、40代と施工管理として脂がのってくる段階で転職を決意される方も多いそうです。結婚をして、子供が生まれて…といった年代に差し掛かることで、「住み慣れた土地で腰を据えて働きたい」という気持ちが高まってくるのでしょう。

同時並行の工事が多い

戸建住宅などの施工管理の場合、同時並行で担当する案件が多く、それが負担となって転職を考える方も少なくありません。業務量の負担はもちろんのこと、ある現場から別の現場、また別の現場…と移動しなければならないため、体力的な負担もかなり大きくなってくるということでした。

無駄な書類、手続きが多い

施工管理の労働時間の長さにつながっていることの要因のひとつに、「無駄な書類、手続きが多いこと」もあげられます。最近では、書類の簡素化であったり、IT技術の導入による省力化の動きもありますが、デスクワークの多さはまだまだ施工管理の負担となっています。

オリンピック後の不安

現在は引く手あまたの建設業界ですが、2020年の東京オリンピック後の業界動向に不安を抱き、転職を検討される方もいらっしゃいます。オリンピック特需がひと段落することで、「リーマンショックのような状況になるのでは」と懸念していらっしゃるのです。

未経験者の応募を増やす求人の書き方

ここまで、施工管理が働く環境やよくある転職理由などの求職者心理を解説してきました。こうした情報を踏まえ、ここからは「応募を増やす求人の書き方」について考えていきましょう。

 

まずは、未経験者向けの求人の書き方を解説していきます。

職種名を工夫する

まずは「職種名」についてです。特に未経験者は、職種名から仕事内容をイメージし、「自分にできそうか」「やってみたいか」と判断するケースが少なくありません。その点、施工管理という職種名は未経験者にとってはなじみが薄いため、それだけで転職先の選択肢から外れているケースもあるでしょう。

 

そこで最近では、

・管理事務
・建設プロジェクト管理
・プロジェクトサポート

といった職種名にすることで、まずは求人を見てもらう工夫をするケースも増えてきています。

仕事内容を分かりやすく書く

職種名を工夫して求人を見てもらっても、仕事内容に書かれている内容がチンプンカンプンでは意味がありません。そこで仕事内容を書く際には、未経験者が「頭の中で仕事内容をイメージできる」くらいに分かりやすく説明していくことがポイントです。

 

たとえば、

・デジタルカメラで現場の状況を撮影していきます。普段からスマホのカメラで写真を撮っている方であれば、問題なく始められます。

 

・Excelを使った書類の作成もお任せします。所定のフォーマットに沿って入力していくので、データ入力ができる程度のPCスキルがあればOKです。

 

など、できるだけわかりやすい説明の仕方を心がけましょう。

ターゲットを考える

求人で狙っていくターゲット層を工夫することで、多くの応募を獲得できているケースもあります。

 

たとえば、

・従来は20代の若手のみを狙っていたが、40代まで門戸を広げる。

 

・「建築学科出身」「CADを使える」といった条件を外し、出身業界や経験職種を問わず広く募集する。

 

など、工夫の仕方はいろいろ。若手の未経験者は業界や職種を問わず取りあいになっている中で、ターゲットを見直すことで応募数の増加につなげられることもあります。

自社の魅力を考える


他の企業では言えない、「自社ならではの魅力」を考え、アピールしていくことも重要なポイントです。

 

たとえば、

・先輩後輩に関係なく「あだ名」で呼び合うほど人間関係が良い。

・入社後1年間は、年齢の近い先輩がマンツーマンで教えていく。

・一人ひとりのがんばりをみんなで称賛し合う風土がある。

・資格取得を会社全体でサポートしてくれる。

 

など、自社ならではの魅力や特徴をアピールすることによって、「この会社で働きたい」という動機形成につながり、応募数の増加を実現していけるのです。

経験者の応募を増やす求人の書き方

経験者向けの求人の書き方についても解説していきます。

 

未経験者向けの場合と同様、「具体的な事実」や「その事実の根拠となるもの」が重要なポイントとなってきます。その企業のターゲットとなる求職者にとって、「入社することで何を得られるのか?」という点に着目しながら魅力を見つけていきましょう。

ターゲットを考える

まずは、ターゲットの設定からです。「施工管理経験者」といっても、その転職理由がさまざまなように、転職先に求めるものもそれぞれ異なってきます。

 

「もっと収入を増やしたい」「スキルアップしたい」「転勤のない会社で働きたい」「家族との時間を大切にしたい」…など、どういった志向性の求職者をターゲットにするのかを考えましょう。

 

ほかにも「建築施工管理の募集だけど、設備や内装の施工管理経験者もターゲットに含める」など、経験者募集の中でも対象者を広げていくような方法も考えられます。

自社の魅力を考える

ターゲットが明確になれば、そのターゲットに伝える自社の魅力も明確になってきます。

 

たとえば「もっと収入を増やしたい」というターゲットに対しては、過去の入社者がどれくらい年収アップをしているか具体例を説明したり、給与体系や評価制度について説明するのもいいでしょう。

 

「家族との時間を大切にしたい」というターゲットに対しては、残業を少なくできている理由を説明したり、転職者の生の声を紹介するのもいいです。

 

このように、設定したターゲットが得られるメリットを具体的かつ分かりやすく書くことによって、ターゲットの背中を押すことにつながるでしょう。

経験者がみる仕事内容のポイントは?

続いて、仕事内容についてです。経験者からすれば基本的な仕事内容は理解していますから、「これまでの職場と何が違うのか」「この会社ならではの特徴は何か」を明確に示していくことがポイントとなります。

担当する現場数

・年間でどれくらいの現場数を担当するのか。

・同時並行で現場を担当することもあるのか。

・ある場合、何件くらい同時に担当するのか。

こうした情報は具体的にヒアリングしていきましょう。

携わるビルや建設物の知名度

携わるビルや建設物の種類だけでなく、その知名度も重要なポイントとなります。誰もが知っているような有名な建設物を担当できる場合、それだけで応募を集められるケースもあるからです。

工期

平均的な工期も、経験者が知りたいポイントです。長期的なプロジェクトが多いのか、短期のプロジェクトを次々と担当するのか、求職者にとって会社選びをする際の重要な材料となります。

早朝勤務、深夜勤務の有無、頻度

現場によっては、早朝勤務や深夜勤務が発生するケースもあるでしょう。そういった情報も、隠さず正直に記載することで入社後のミスマッチを防ぐことができます。記載する場合、その頻度も併せて書いておくとよいでしょう。

残業がない理由

「残業がない」「残業が少ない」とだけ記載しても、不安に感じる求職者はいるでしょう。たとえば「取引先との付き合いが長く、納期にゆとりがあるから残業が少ない」といった根拠となる情報があれば、きちんと記載することで安心感につながります。

会社の安定性

将来にわたって安定的に依頼が寄せられるのか、という点も、経験者からすると気になるポイントです。取引先との関係性、継続的に依頼が寄せられる理由、景気に左右されない要因など、企業の安定性をアピールできるポイントも求人に記載していきたい情報です。

現場の人数(職人の数など)

人手不足が課題になっている業界だからこそ、現場の人数も気になるポイントです。平均的な現場の人数より余裕がある場合は記載するとよいですし、たとえば「気心の知れた職人さんばかりだから作業がスムーズに進められる」といった情報があれば経験者にとっては安心材料となります。

施工管理の採用に、engageがおすすめな理由

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採用ガイド編集部

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