転職活動でつまずきがちな自己PR。これまでの経験や自分の長所を企業にアピールするチャンスですが、正解がないぶん「自己PR欄に何を書けばいいのか分からない…」「経験や長所を上手く伝えられているか心配…」と悩む方が多いのも事実です。 そこで、事務・管理系の場合の自己PR例文やNG例をご紹介。コツさえつかめれば、人事担当者に「会ってみたい!」と思わせる自己PRを書けるようになります。履歴書や職務経歴書を書き始める前に、ぜひチェックしてみてください。
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事務・管理系の場合の自己PRのコツ
人事担当者が自己PRで知りたいのは、「募集する職種の仕事において、応募者がどのように活躍してくれそうか」ということです。「仕事を通してこのような知識が身についた」「仕事でこのようなスキルを活かしてきた」など、自分が持つ知識やスキルが伝わると、より説得力のある自己PRになります。そのため、自己PRは応募企業や応募職種ごとに用意するのがベスト。以下のチェックポイントを踏まえて、具体的な情報を盛り込んでいきましょう。
ステップ1:アピールするテーマを決めよう。
まず自分には何ができるのかを洗い出します。たとえば、「Excelでマクロを組める」「簿記3級程度の知識がある」など。最も活かせそうな知識・スキルは何かを考え、テーマを決めることが大事です。
ステップ2:テーマを物語るエピソードを交えよう。
説得材料として有効的なのが、テーマを物語る実際のエピソードです。業務の詳細や工夫点、結果などを踏まえてエピソードを書くことで、あなたの人物像を具体的にイメージしてもらえます。
ステップ3:仕事で活かせることをアピールしよう。
自己PRの目的は、人事担当者に「会ってみたい!」と思わせること。自分の持つ知識・スキルはどのような業務に、どのように活かせるのか。応募企業や応募職種ごとに考えて、自己PRを用意しましょう。
事務・管理系の場合の自己PRサンプル
自己PRサンプル
広告会社の事務経験を通して身につけられたのは、並行して進める複数の業務を管理する力です。 私が担当していたのは、広告に使う画像の加工や文章の修正、お客様に提出する書類の作成など。10人の営業担当のアシスタント役を1人で担ってきました。
具体的に言うと、1時間に寄せられる依頼は5件以上。常に10件近い依頼を抱える仕事でした。とはいえ、同時に複数の業務を処理することはできません。そこで、依頼を引き受ける際には必ず締め切り時間を確認。それぞれの作業時間も予測することで、優先順位を決めて取り組んできました。無駄な時間を作らないことで、引き受けられる依頼を最大化してきたのです。
成長企業の貴社では、事務がいかにサポートできるかが重要になると認識しています。多数の依頼を引き受けられるように、私のタスク管理能力を活かしていきたいと考えています。
NG例│こんな自己PRは避けよう
人事担当者に「会ってみたい!」と思われない自己PRの例がこちら。ぜひ、自分で書いてみた文章と見比べながらチェックしてみてください。
NGサンプル
私は、できる限り正確に仕事を進めるようにしています。家具メーカーで営業事務として働き、主に任されていたのが、たくさんの取引先に送る納品書や請求書の作成です。一つひとつ慎重に進めることで、不備を防いできました。対応の正確性を、貴社の事務で活かしていきたいと考えています。
改善例
私は、正確に仕事を進めることができます。これまでは家具メーカーで営業事務として働いてきました。主な業務は、100社以上ある取引先の納品書や請求書の作成です。取引先ごとに指定フォーマットがあったり、記載する項目や数値が異なったりするため、注意して進めることが求められました。そこで、一度作成してもミスがあると疑って、内容をチェックし直すことをすべての納品書や請求書で徹底。結果、主担当として半年以上にわたって携わる中で、一度も不備を出すことはありませんでした。様々な種類の書類の作成に関われる貴社の事務で、対応の正確性を活かしていきたいと考えています。
自己PRの書き方・面接での回答例・ポイント集
いかがでしたか?例文やNG例を交えてご紹介しましたが、あくまで大切なのは、「自分がやってきたこと」「自分だからできること」を伝えることです。また、応募する企業がどんな人物像を求めているのか考えてみることもオススメします。求める人物像と自分との共通点を見つけて、自分の言葉で具体的に伝えられると、説得力のある自己PRになるでしょう。
最後になりましたが、「もっと自己PRについて詳しく知りたい!」という方は『自己PRの書き方(履歴書・職務経歴書で魅力が伝わるサンプル・例文付き)』や『自己PRの回答【例文あり】|適切なアピールに向けた面接対策』、『第二新卒の自己PR|書き方・心構え・意識すべきポイントは?』などのページもぜひ参考にしてください。
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