就職活動を控えると、自己PRの写真を求められる機会があるのではないでしょうか。文章は書いたものの「どんな写真を使えばいいのだろう」「通過する写真を提出したい」という方も多いと思います。実際に私もエントリーした企業から自己PR写真を求められたことがあり、通過するために人事歴の長いプロの方に聞いていました。そこで本記事では、自己PRで用いるべき写真について、また自己PRで通過するためのポイントについて解説していきます。
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- なぜ会社は自己PRで写真を求めるのか?
- どんな自己PR写真が通過しているのか
- 自己PR写真で絶対に避けるべきこと
- 文章に合う写真がない場合はどうすべきか
- そもそも自己PRの文章は大丈夫ですか?
- まとめ
なぜ会社は自己PRで写真を求めるのか?
これを読んでいるのは自己PRで企業から写真を求められている方だと思いますが、証明写真以外の写真特には求めない企業も存在しますよね。これらの違いはいったい何なのでしょうか。ここをきちんと理解することでグッと内定に近づくことができます。証明写真以外の写真を求める企業の意図は大きく2つあります。
理由①:文章以外から応募者との相性が見たいから
理由1つ目は、文章以外からも応募者を理解したいという企業の意思があるからです。自己PRの文章と一緒に活動写真を見ることで、証明写真だけではわからない情報を得ようと試みているのです。マッチ度を見るために応募者の持つ個性やイメージについて知りたいからこそ、証明写真機で撮ったものとは異なる自己PR写真を企業側は求めています。
理由②:文章に根拠を持たせて一貫性を見たいから
理由2つ目は、文章に根拠を持たせるためです。文章で伝えたいことが写真でも伝わってくることで、より応募者に対する信ぴょう性が増します。また就活生の中では実際に活動していなかったり、結果に嘘をついていたりする方が一定数います。その人たちにフィルターをかけるという意味でも行っているのです。
どんな自己PR写真が通過しているのか
では、どのような写真を文章とともに提出すると良いのでしょうか。先ほど企業側は「応募者との相性」や「情報の信ぴょう性」を見ていると説明しましたが、これらを満たすうえで大事なポイントを3点紹介していきます。
文章で書いたことが伝わる
1つ目は、文章で書いていることが伝わることです。提出する写真は文章と関連しているものを選びましょう。例えば自己PRでどの層とも円滑に関係を築ける協調性をアピールしたい場合はそれを使って結果を出した時の写真を、集団での統率力をアピールしたい場合はリーダーとして皆を引っ張っていることがわかる写真を選ぶなどです。
実際私は一度決めたら最後までやりきる真面目さをアピールしようと思い、学生時代に行ったヒッチハイクでのゴール写真を添付していました。通過した際は写真について聞かれることが多々ありましたが、そこでより自分をアピールできたと感じています。このように自分がPRしたいものと一致する写真を添付することで、文章に説得力を持たせていきましょう。
清潔感がある
2つ目は、清潔感を持たせることです。採用過程において第一印象がかなり重要なポイントになります。だからこそ自分の姿を見せる写真を提出する場合は髪型や服装が整っているものを、姿を見せない場合は背景など周りが汚れていないものを選ぶことがポイントです。今後の面接での評価にマイナススタートとならないよう、清潔感がある写真を提出しましょう。
画質が荒れていない
3つ目は画質が荒れていないことです。提出する際は画質が良いものを選べといってもスマホの解像度で十分ですが、集合写真などから拡大すると画質が悪くなる場合があります。そういったものを提出すると魅力が十分に伝わらない可能性があるので避けるほうが良いでしょう。
自己PR写真で絶対に避けるべきこと
続いて、これだけは絶対に使うべきではない写真を紹介します。これらを無視して提出してしまうと責任感や道徳が欠如しているとみなされてしまい、通過は厳しくなるでしょう。だからこそ自己PR写真で避けるべきポイントを説明していきます。
リスクを伴う可能性があるもの
まず、リスクを伴う可能性のある写真は避けましょう。ここでいうリスクとは、採用するさいにマイナスになる可能性がある要素のことを指しています。例えばタバコを所持しているのがわかる写真などです。企業によっては禁煙者だけを採用しようと暗黙のルールを設けている会社もあるため、少しでも悪影響がありそうな要素を避けている写真を選ぶようにしましょう。
個人情報が写っているものを避ける
続いて個人情報が写っているものです。住所やナンバープレート、承諾をとっていない自分以外の顔が映っている場合は注意が必要です。何も対処することなく提出していると「社会人としての秩序が伴っていない」と判断される可能性があります。もし映ってしまっている場合は、切り取るかモザイク加工をする対処を行うようにしましょう。ちなみに私はモザイクで友人の顔だけを隠したものを提出していました。
著作権に反していないもの
最後に著作権に反していないかどうかです。ポートフォリオ作品として他人の作品を掲載していたり、雑誌を切り抜いていたり、キャラクターを用いていることなどが揚げられます。あまり状況として多くないかもしれませんが、もしそういった写真を提出する場合は完全オリジナルのものを提出しましょう。
実際私はフリーランスとして働いていたことをエピソードとして、ガクチカの欄でアピールしようと思っていたため、ポートフォリオとして使っていた自作の作品の写真を提出していました。
文章に合う写真がない場合はどうすべきか
文章に合う写真がない、加工した方がいいのか、複数の写真をコラージュするのはどうなのか、ピースしていない方がいいのかなど、写真に関する悩みは人によって様々です。そこで就活に関わっている人達の意見をもとに、自己PRで用いる写真についての対応策をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
対応策①新しく撮影しよう
文章に合う写真がない場合は基本的に新しく撮る、のが良いでしょう。その場合自分の表情がわかる方が印象の良さをアピールすることができます。ユニフォームや結果を示すものがあるなら、改めてそれを身に付けて撮影するのもいいと思います。企業側には「画質が悪いものを提出したくなかった」などと言えば問題ありません。
撮影方法についてはなるべく自撮りではなく、他撮りで誰かに協力してもらうことをおすすめします。他撮りの方が自然体で映ることが多く、好印象につながるからです。さわやかで清潔感のある一枚に仕上げましょう。
対応策②画像を作成しよう
対応策2つ目は、画像を作成して提出する方法です。自分の作った作品や実績は形として残っているものも多いと思いますので、それを撮影して提出することも効果的でしょう。様々な角度からの写真や多くの実績があれば、それら複数枚を1つにコラージュして提出することも問題ありません。
実際に私の友人は、当時自分が作成した建築模型を実績として複数枚の写真をまとめたものを提出していました。
そもそも自己PRの文章は大丈夫ですか?
ここまで自己PR写真に関して解説してきましたが、一番重要なのは文章です。確かに印象のいい写真は企業側にプラスの評価を与え、好印象につながります。しかしそれは「いい文章が書けている」という前提で成り立つものです。写真はあくまでも文章の補助にしかすぎないため、自己PR文章は問題ないか十分に確認しましょう。
通過するための文章を磨こう
「自己PR写真はあくまでも文章の補助でしかない」といいましたが、それだけ文章が大事だということです。企業に対して自分のことを良い印象で売り込めるよう、文章でひきつけましょう。結論ファースト、エピソードは端的に簡潔になど、企業側が採用したくなるような自己PR文にするためにはいくつかポイントがあります。より良い文章を書くために、こちらの記事も参考にしてみてください。これだけ押さえておけば間違いありません。
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客観的にわかりやすいかどうか、自分の伝えたいことが伝わっているかを見てもらう機会を作りましょう。
実際に私は家族や友人、先輩、人事の方など様々な層の人に遠慮なく質問していました。そのおかげで文章の添削だけでなく、就職活動の相談などから自分自身について見つめる機会にもなったため非常にやってよかったと感じています。
まとめ
本記事では、自己PRで用いるべき写真のポイントを通過するための要点について解説してきました。皆さんには自己PRの画像で企業側にいい印象を与えてほしいと思っています。
私は企業独自のES提出を求める企業に多くエントリーしていましたが、何社か自己PR写真の提出を求められる機会もありました。当時は周りの人をフル活用してどんな写真が好印象を持ってもらえるか、この写真はどうかなどを聞きまわっていました。今回の記事はそれらの経験も含めて書いているため非常に役に立つと感じています。
ただESは画像よりも文章の方が大事です。これから就職活動が進むにつれて文章をよりよく修正していくと思いますが、そこを念頭に置いて何度も試行錯誤を繰り返していって下さい。皆さんの就職活動がうまくいきますように。応援しています。
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