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面接でよく聞かれる職歴や経験、実績関連の質問3個のお手本回答・失敗回答


面接で自分をアピールするには、事前に準備しておくことが大切です。そこで、「どんな質問を想定して準備すればいいの?」という方のために、職歴や経験、実績に関して、面接でよく聞かれる質問を紹介します。回答のポイントを踏まえ、良い回答例と良くない回答例(失敗例)をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

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1.「これまでの職歴を教えてください」と質問されたときの答え方

「これまでの職歴」を聞かれる理由

自身のこれまでの業務内容や役割を理解しているか、論理的に相手に説明することができるかを採用担当者はみています。その上で、職務経歴書に目を通すだけではわからない知識・スキルを知ることも、この質問の狙いです。

回答のポイント

大切なのは、任された業務内容や役割の中でどのように介在してきたのかを伝えることです。「◎◎を経験してきました」という事実だけでは、採用担当者の記憶には残りません。どんな考えを持ち、どのように行動してきたのかをできる限り盛り込んで説明するようにしましょう。そうすることで、採用担当者は求める知識・スキルを持っているかを探れ、自社にあう人物かを判断しやすくなります。

良い回答例

SIerに3年間勤めてきました。入社して2年間は、主に5名ほどのプロジェクトチームのいちメンバーとして従事。生産管理システムなどの開発に携わってきました。担当してきたのは、詳細設計からプログラミングまで。認識のズレが生じないように、リーダーに開発の全体像を確認し、把握した上で進めてきました。

3年目からは3名ほどの小規模のプロジェクトチームのリーダーを経験。自身も詳細設計からプログラミングまで手がけつつ、プロジェクトのスケジュールを管理する役目です。業務を遂行する上で特に意識していたのは、メンバーとの密なコミュニケーション。

自社ではなく、派遣されてきた初対面のメンバーと進めることになっていたからです。メンバーそれぞれの能力やプロジェクトの進み具合を常に把握することで、進捗や品質に問題が発生しにくいように努めてきました。

良くない回答例(失敗例)

SIerに3年間勤め、入社して2年間は主に5名ほどのプロジェクトチームのいちメンバーとして従事してきました。手がけた開発は、生産管理システムや販売管理システムなどです。

詳細設計からプログラミングまで担当していました。3年目からは3名ほどのプロジェクトチームのリーダーを経験。自らも詳細設計からプログラミングまで手がけることに加え、プロジェクトのスケジュールを管理する役目も担ってきました。

良くない回答のポイント

任されてきた業務内容や役割は伝わるものの、「詳細設計からプログラミングまで担当した」「スケジュールの管理を担うリーダーに携わっていた」といった事実しかわかりませんよね。これではアピールにはなりません。良い回答例のように、どんな考えのもと、どのように行動してきたのかをあわせて伝えることで、採用担当者の記憶に残し、興味をもってもらうことができます。

2.「当社に入ってやりたいことはありますか?」

「会社に入ってやりたいこと」を聞かれる理由

何かしらの目標を持ち、その実現のために入社しようとしているのかをみるための質問です。その上で、ミスマッチにならないかもみています。入社後にやりたいことで回答した内容が、実際に携わる仕事と異なっていた場合、早期退職の可能性が高いと考えているためです。

回答のポイント

求人の情報を読み込むだけでなく、応募先企業のホームページなどをみて、しっかり情報収集することが大切です。どのような取引先と付き合い、どんなサービスを提供しているのか。同業他社との違いはなにか。どのような分野に強いのか。その上でどのような体制を整えているのかなど。企業研究を行なうことで、入社後に働く姿を具体的にイメージでき、やりたいことを伝えられるでしょう。また、一方的な主張にならないように注意が必要です。採用担当者は質問の回答を通して、入社後に貢献してくれる人材かどうかをみています。応募先企業にとって利益になる内容をアピールしましょう。

良い回答例

幅広い分野の開発を手がけられるSEになりたいです。これまで製造業向けのシステムに多く関わってきたこともあり、特定の言語やデータベースに関する知識・スキルを高められたと思っています。

一方、他の業界の開発を経験できず、知識・スキルの幅を広げることができない環境でした。その点、貴社はさまざまな業界の企業と取引し、手がけてきた開発実績の種類も豊富です。

社員の方々がスキルアップを図りやすい環境があることにも魅力を感じました。研修施設があり、eラーニングによる学習が充実している点です。自主学習にも励み、幅広い分野で上流から下流まで対応できるSEになることで、御社の業績に貢献したいと思います。

良くない回答例(失敗例)

私は、特定分野の専門性を高めていきたいです。これまで製造業向けのシステムに多く関わり、特にC言語の知識を深めてきました。幅広い業界のシステムを手がける御社ですが、生産管理システムなども少なからず実績を残しています。御社に入社した後も引き続き、製造業向けのシステムに携わることで、業績拡大に貢献したいです。

良くない回答のポイント

企業研究をある程度行なっているのはわかりますが、これでは応募者の一方的な主張です。応募先企業は、幅広い分野のシステムを開発できるSEを増やし、組織体制を強化したいと考えています。そのために、研修施設を設け、eラーニングの学習環境も充実させています。こうした背景は、求人情報の募集背景からも読み取れるでしょう。一方、良くない回答例では、「特定分野の専門性を高めていきたい」という内容です。ミスマッチとなり、早期退職の可能性が高いと判断されかねません。

3.「今後のキャリアプランを教えてください」と質問されたときの答え方

「今後のキャリアプラン」を聞かれる理由

明確なキャリアプランを答えられるということは、それだけ企業や仕事内容について研究してきた証拠。採用担当者は、質問の回答を通して、向上心を持って仕事に取り組んでくれるかをみています。また、応募先企業で描けるキャリアパスとミスマッチがないかの判断材料にもしています。

回答のポイント

できる限り具体的に伝えることが重要です。抽象的なキャリアプランでは、たとえ時間をかけて企業研究を行なっていても、志望度が高くても伝わりません。どんな仕事内容や役割を担い、成長していきたいのかを示し、時系列にそって語ると熱意が伝わりやすいでしょう。

良い回答例

将来的には、大規模な案件を任せてもらえるプロジェクトマネージャーとして活躍できるようになりたいと思っています。そのために、幅広い分野のシステムを開発できるSEを目指しつつ、小規模な案件からプロジェクトリーダーにも積極的に挑戦したいです。

大手クライアントと取引する一次請けの御社では、多数のプロジェクトチームが存在し、プロジェクトリーダーの経験を積むチャンスが多いと感じています。5年後までには、チームを取りまとめる役割を担い、要件定義からプログラミングまでのすべての開発工程に対応できるようになりたいです。

10年後を目処に、クライアントと折衝し、プロジェクト全体の開発体制を構築して管理するプロジェクトマネージャーになることを目指します。

良くない回答例(失敗例)

まずは、幅広い分野のシステムを開発できるSEを目指していきたいです。そのために、複数の言語やデータベースを扱えるように勉強し、私にとって新しい分野のシステム開発に積極的に挑戦していきます。

何ごとにもチャレンジする中でキャリアプランが明確になっていくと思うからです。様々な経験を積み、将来的には大規模な案件を任せてもらえるプロジェクトマネージャーとして活躍できるように成長していきたいと考えています。

良くない回答のポイント

今後のキャリアプランに関する質問なので、「入社してから考えていきたい」という内容では回答になっていません。また、将来的には、プロジェクトマネージャーを目指しているという話も出てきてはいますが、そこに至るまでの具体的なキャリアプランがないので、採用担当者に熱意は伝わりにくいでしょう。どの役職でどんな業務を経験し、いつぐらいを目処にどのような立場になりたいのかを示すと、具体性が増し、入社したいという意欲がより伝わります。

まとめ

職歴や経験、実績に関して、面接でよく聞かれる質問に回答するポイントを以下にまとめます。

「これまでの職歴を教えてください」

経験してきた内容の事実を伝えるだけでは、採用担当者の記憶には残りません。介在価値を示すことが大切です。どんな考えを持ち、どのように行動してきたのかをできる限り盛り込んで説明するようにしましょう。

「当社に入ってやりたいことはありますか?」

企業研究をしっかり行ない、入社後に働く姿を具体的にイメージした上で、やりたいことを伝えることが大事。一方的な主張にならないように注意して、応募先企業にとって利益になる内容をアピールしましょう。

「今後のキャリアプランを教えてください」

抽象的なキャリアプランはNG。できる限り具体的に伝えることが重要です。どんな仕事内容や役割を担い、成長していきたいのかを示し、時系列にそって語ると熱意が伝わりやすくなります。

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