最近、転職活動を始めた。転職サイトを見て、興味のある会社もいくつか見つかった。さぁ、履歴書を書くぞ!でも、志望動機の書き方がイマイチわからない。学生時代の就職活動時にエントリーシートはたくさん書いたものの、転職活動の志望動機はどうも勝手が違うっぽい。何をどう書けば、意中の会社から面接に呼んでもらえるのか…
そんなふうに悩んでいるあなたこそ、この記事は必読。志望動機を書くうえで意識すべきポイント、会社の採用担当者が見ているポイント、職種別の志望動機サンプル、書いてはいけないNG志望動機を紹介します。転職活動を成功させる志望動機の書き方のコツを掴んでください。
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また入社後のミスマッチにならないように仕事探しができるのも特徴です。
「企業の採用HP」や「企業の口コミ情報」など詳細情報もあわせて閲覧できます。
押さえるべきポイントを紹介。書類選考を通過する、志望動機の書き方。
企業の採用担当者はココを見ている!志望動機の書き方で意識すべき4つのポイント。
■ポイント1:会社のことを理解しているか。
あなたが入りたいと思っている会社は、他にも多くの人が「入りたい」と思っているはず。志望動機が、「将来性があると思ったから」「企業理念に共感したから」といったありふれた内容では、あなたの履歴書を見た採用担当者の心を掴むことは難しいでしょう。
ポイントは、「数ある企業の中で、なぜ当社を選んだのか?」が明確に伝わること。「その企業でなければならない理由」をきちんと伝えなければいけません。抽象的な志望動機では、説得力に欠けてしまいます。
そのためには、しっかりと企業を研究することが重要。求人情報と企業のホームページをチェックし、事業や理念などについて把握することはもちろん、新聞や業界誌などの様々なメディアから企業の情報を集めましょう。同業他社についても調べ、応募する企業の強みや魅力について自分なりに分析すると、さらに理解は深まります。
また、その企業の商品やサービスを実際に見たり触れたりして、体験するのも一案。詳しく調べれば調べるほど、内容の濃い志望動機を書くことができ、「この人は本気で当社に入りたいと思っている」と、採用担当者に感じてもらえるはずです。
■ポイント2:経験やスキル、知識が、活かせるか。
中途採用は、ポテンシャルを重視した新卒採用とは違います。中途採用を行なう企業の多くは、入社後の早期の戦力化を期待しています。だから、今までの仕事で培ってきたことを積極的に伝えましょう。
「御社の■■事業においては、私が現職(前職)で培った○○の経験と▲▲の知識を活かすことができると考えています」というように、実績と併せてアピールし、経験やスキル、知識を活かして何ができるのかまで落とし込んで説明できると効果的。
たとえ、未経験の業種や職種への転職であっても、これまでの経験で学んだことがいかにその会社での仕事に活かせるのかをアピールできれば、採用担当者は「あなたに会いたい」と思ってくれるはずです。
■ポイント3:将来のキャリアビジョンが明確か。
志望動機の内容から、入社後にミスマッチが生じるか否かを判断する企業もあります。というのも、応募者の目標と企業の考え方や方向性が一致していなければ、入社後の活躍につながらないこともあるからです。
ですから、履歴書には、入社後にどのように仕事に取り組み、どうなりたいのかを、できるかぎり具体的に書きましょう。「転職の目的が明確であれば、仕事上の困難にも耐えられる」と考える採用担当者もいます。
■ポイント4:転職理由と志望動機に、一貫性があるか。
たとえば、現職(前職)では残業が多く、プライベートな時間を確保することが転職理由だったとします。しかし、業務の幅を広げたい、スキルを磨きたいといった内容が志望動機だった場合、採用担当者は困ってしまうもの。というのも、転職理由と志望動機がつながっていないからです。
転職で叶えたかったことが、入社後に叶うのかどうかに疑問が生じ、「採用してもすぐに退職につながるかも」といったあらぬ想像を生むことにもつながりかねません。
現職(前職)で叶わなかったことが、その会社へ転職することによって叶うという内容を、履歴書には明確に書くようにしましょう。
営業、事務職、SE…。職種別 志望動機の書き方サンプル。
志望動機で意識すべきポイント、お分かりいただけましたでしょうか。ここからは、職種別のサンプルを通じて、どう書けばいいのかを、具体的にお伝えしていきます。
■営業職への志望動機
◎「飲食店の接客スタッフ」から「Webサービスの営業」への転職を志望する場合
貴社を志望した理由は、Webサービスを通じて介護業界を支えていくという独自性があるからです。スマホアプリを使い、高齢者さまの健康状態を把握できるサービスは、とても社会的意義があると感じました。
営業職は未経験ですが、レストランでの接客経験を活かせると考えています。前職では、お客さまにわかりやすく物事を伝えることを意識して仕事に取り組んでいました。たとえば、料理ごとに覚えた素材や調理師のこだわりなどをお客さまに伝え、メニュー選びに役立てていただいていました。自社の商品について詳しく調べ、相手にわかりやすく伝えることは、貴社の営業職でも活かせると考えています。
■事務職への志望動機
◎「アパレルショップの販売員」から「一般企業の営業事務職」への転職を志望する場合
貴社の営業事務職を志望する理由は、配属部署に在籍されている10名もの営業職の方々と協力しあって仕事を進める機会に魅力を感じるからです。販売員時代は、店長をはじめとするスタッフが一丸となって、店の売上目標達成に向けてがんばっていました。
店頭に立っているときに心がけていたことは、お客さまの動きはもちろん、他のスタッフの動きにまで気を配ることです。たとえば、同僚が、接客しているお客さまに他のアイテムもご案内したいようであれば、私がバックヤードに行き、代わりにそのアイテムを持ってくるなどをしていました。
みんなで協力することで、お客さまに喜んでもらえることは、大きなやりがいにつながっていました。そのようなスタンスで働くことで、部署の業績に貢献できると考えています。
また、パソコンに触れる機会が少ない環境でしたが、現在は書籍を購入し、ワードやエクセル、パワーポイントを勉強中です。エクセルにおいては、簡単な表計算はできるレベルに達しています。
■SEの志望動機
◎「営業」から「大企業の業務系システムを手がけるSE」への転職を志望する場合
従業員数が数千~1万人規模の企業のシステムを多数手がけていることに魅力を感じました。貴社でSEとして働くことで、システムを通じて、多くの人たちの役に立てると考えるからです。現在は営業ですが、もともとITに関する興味・関心があることから、プログラミングやIT業界の専門用語などを、書籍で学んでいます。
また、システム開発に関しては未経験ですが、営業経験で培ったコミュニケーション力と課題解決力は、貴社で活かせると思います。システムはつくることが目的ではなく、それを通じてお客さまの課題を解決するものです。そのため、お客さまから課題をヒアリングし、その課題を解決するためにどのようなシステムが必要なのかを考える際に、現職での経験が活かせると思います。
■学校事務の志望動機
◎「人事」から「大学の事務」への転職を志望する場合
他校以上に学生の早期キャリア教育に力を入れられていることが、貴校を志望させていただく理由です。私が通っていた大学では、学生に対するキャリア教育にあまり注力していなかったため、学生時代は将来について深く考える機会をもつことができませんでした。
ただ、そのような環境は学生たちに自身の可能性に気づかせてあげることにつながらず、有益ではないと考えます。私自身、学校事務の経験はありませんが、前職において社員のキャリア形成支援に取り組み、社員の資格取得率を大幅に向上させた実績があります。この経験を活かし、貴校の早期キャリア教育の取り組みを支え、教授やスタッフ、学生たちに貢献したいと考えています。
絶対に書いちゃいけない。NGな志望動機。
待遇だけに魅力を感じている。
給与、休日、福利厚生、残業時間の少なさ…。働く上で、待遇はとても大切なポイント。しかし、「この人は条件面だけに魅力を感じている」という印象の志望動機はNG。「入社しても、ウチより良い条件の会社が見つかれば、すぐ転職するんじゃないの?」「働く意欲が感じられない」と、採用担当者に捉えられかねません。
安定性や商品力についてしか、書かれていない。
企業規模やライバル会社に対する優位性などは、転職先を選ぶ上でとても大切。ですが、それだけが志望動機になってしまうのはいただけません。企業が求めているのは、事業に貢献してくれる可能性が高い人材。志望動機は、企業規模や商品力を仕事にどのように活かし、どのように貢献したいかまで書きましょう。
「教えてほしい」「学びたい」アピールが強すぎる。
学ぶ姿勢があることは、ポジティブな印象を与えられると思いがち。しかし、会社は学校ではありません。教えてもらいたいというスタンスを強く押し出しすぎると、「自ら学んでスキルや知識をつけて、事業に貢献する意志がない」とも捉えられてしまいます。
辞めることを前提にしている。
基本的に、多くの企業は、採用した人には長期的に働いてほしいと思っています。ですから、「将来、起業するためにスキルや知識を身につけたい」「結婚や出産したら、退職を考えている」といった内容の志望動機は避けたほうがよいでしょう。
家から近いから。
働く場所、いわゆる勤務地は転職先選びで重要なもののひとつ。ですが、それを志望動機にするのはNG。自宅から同じぐらいの時間で通える企業は他にもたくさんあります。「どの企業でもいいんじゃないか?」「転勤になったら、退職されるんじゃないか?」といったマイナスな印象を、企業に与えてしまうでしょう。
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