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未経験職種にチャレンジ!志望動機を書くときのポイントを伝授。


未経験の職種へチャレンジするとき、どんな志望動機を書くべきなのか。迷う方も多いのではないでしょうか。

「経験がないから…」と、不安を感じる必要は全くありません。企業は、実務経験以外にも、応募者を評価するためにさまざまな視点で志望動機などを見ています。未経験だとしても、志望動機を考えるときの姿勢やアピールの仕方によって、採用担当者に好印象を与えることができるのです。

では、具体的にどのように志望動機を考え、未経験職種の志望動機欄にアピールを盛り込むべきなのか。ここで解説していきます。「自分ひとりではなかなか志望動機を考えられない…」という方、未経験職種に応募する前に、ぜひ参考にしてみてください。

 

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1.未経験職種の志望動機を書くときのポイントは?

熱意だけでなく、採用担当者の心を掴む情報を

未経験職種の志望動機、こんな風に書いていませんか?

「未経験職種へチャレンジするときの志望動機」を具体的にご紹介する前に、まずは下記<悪い例文>の志望動機をご覧ください。

 

悪い例文

前職では、中小企業で一般事務の仕事に従事していました。営業職に興味を持ち始めたのがきっかけで、貴社へ応募いたしました。経験のない分野なので、どこまで貴社でお役に立てるか分かりませんが、根気には自信があります。精一杯がんばります。

 

この志望動機が<悪い例文>の理由は、具体的なことが書かれていない点です。熱意は伝わる文面ではありますが、採用担当者にとっては「応募した方がどのように自社に興味を持ったのか」「どんな風に入社後に仕事に取り組んでくれるのか」などがイメージしづらいのです。

未経験職種の志望動機を書くときの心構え

未経験職種へのチャレンジですから、何をアピールすればいいか分からず、熱意を志望動機に書こう、と考えてしまっても無理はありません。

ですが、採用担当者は未経験から入社してくれた方が、自社でどんな風に頑張り、持っているスキルを活かしてくれるのか、という仕事の側面から評価をします。だから、応募者は「応募企業・職種に興味を持ったきっかけ」「経験やスキルを、どんな風に活かそうと考えているのか」などの具体的な情報を志望動機でアピールする、という心構えが大切です。未経験者が入社後に頑張っている姿をイメージできる志望動機は、採用担当者のプラス評価につながるのです。

志望動機を書くときの具体的なコツ

未経験職種の志望動機を書くときの心構えをおさえたところで、次は具体的なコツをご紹介します。

志望理由を明確にする

「なぜ、未経験の業界・職種、そして募集企業を志望するのか」という点は、仕事への意欲をアピールするうえで大切です。

 

例えば、

自己の老後資金を用意するために経済の勉強をしていくうちに、金融商品としての保険に興味を持ちました。いくつも保険を調べていく中で、貴社の提案スタンスを魅力に感じ、営業を志望しました

 

貴社の居酒屋を定期的に利用させていただく中で、スタッフ一人ひとりの接客の心地よさや、時にはサプライズもしてもらえるサービスなど、お客様目線の接客に感銘を受けました。自身もサービスを提供する側に回りたいと考えるようになりました

など。

 

その会社に応募した理由は、「商品・サービス」「経営理念」「仕事内容」「事業の将来性」など、さまざまな観点があります。企業サイトや求人広告なども活用し、具体的に志望動機を書いてみてください。

未経験分野のスキルを補うために、行なっていることを伝える

意欲を伝える、という観点では、「現在、学んでいることのアピール」も大切です。実務経験者のように、実績を武器にできない未経験者だからこそ、自ら学ぶ姿勢を伝える志望動機は採用担当者の心に届きやすいです。「セミナー・スクールに通っている」「通信講座を受けている」「書籍で自学自習している」「資格取得を目指して勉強している」など、何でも構いません。取り組んでいることがある場合は、アピールしましょう。

企業が未経験者を求めている理由を考えてみる

未経験者を求めている企業は、経験ではなく、スキルや考え方、志向性といった点に注目して志望動機を見ています。例えば、「お客様と関係性を築くための土台にとなる、基本的なコミュニケーションスキル」「ベンチャー気質の環境で働くことで自身を成長させたい、という考え方」「消費者を幸せにする商品を扱う営業になりたい、という志向性」など、企業によって多種多様です。

【求人広告の応募資格欄】や【企業サイト・採用サイト】など、求人情報を提供しているメディアに、注目しているスキル・考え方・志向性について多くの企業が記載しています。その内容から、未経験者に何を求めているのかを読み取り、自身の持っている経験・スキル・志向性などを志望動機でアピールしましょう。

活かせる自分の経験・スキルを強調してアピール

企業が未経験者に求めていることを把握したら、それとマッチングする自身の経験・スキルを強調して志望動機でアピールしましょう。未経験職種であっても、自身の経験・スキルとの共通項はきっとあります。例を挙げてみると、取引のある企業との信頼関係を大切にする営業職なら、キーワードは「コミュニケーション力」。販売スタッフや飲食店などの接客を経験した未経験者の得意分野です。事務職でも、社内の人と円滑に業務を受け渡すためにも、コミュニケーションは重要。取引先と電話をする営業事務を経験している場合も、志望動機でアピールできます。

また、考え方や志向性に対するアピールも、自身の過去の取り組みとの共通項があるはず。未経験者に「上昇志向」を求めている場合なら、前職で新しい仕事を覚えるために頑張ったこと、上のポジションを目指すために注力したことなどのアピールが有効です。企業が未経験者に求めていることを考え、自身の経験・スキルと照らし合わせる。志望動機を書く際に意識してやってみてください。

社会人としての基礎力をアピールする。

ビジネスメールや名刺の渡し方、来客対応、顧客と話すときの言葉づかい、PCスキルなど、社会人としての基礎力は、どんな職種にも必要とされるものです。未経験者を募集しているとはいっても、中途採用では新卒採用と同じ目線では採用担当者も見ていないことが多いです。「上司・先輩への報・連・相を毎日行ない、実務の習得に励んでいました」「お客様先への訪問時は元気な挨拶をして、第一印象が良くなるように心がけました」「社内会議や顧客への提案において、段取りを徹底し、必要な書類の手配やセッティングを早く確実に行なってきました」など、これまで実践してきたことを振り返ってみましょう。普段の業務や新人研修などで学んだことを、必要に応じて志望動機でアピールしてみてください。

2 .未経験職種へ応募するときの志望動機の例文

チャレンジする未経験職種ごとに志望動機をご紹介

これまでご紹介したポイントやコツを踏まえて、職種ごとに「未経験職種の志望動機」の例文をいくつかご用意しました。ご自身が応募する未経験職種に合わせて、参考にしてみてください。

 

「事務職」から「営業職」へ応募する場合の志望動機

前職では、一般事務の仕事をしていました。話好きと、外に出てさまざまな方にお会いすることが好き、という性格もあり、内勤ではなく、営業職に興味を持ちました。その中でも、地元の取引先を定期的に訪問し、信頼関係を築く、貴社の営業に強く惹かれました。

もともと地元の企業に勤務していたこともあり、地域密着の仕事を続けたいという思いがあったためです。前職は事務職でしたが、ご来社いただいたお客様の対応を担当し、笑顔での挨拶や席へご案内するときの会話を大事にしていました。定期的にご来社いただく方に名前を覚えていただき、お客様との距離を縮められたと自負しています。また、社内の会話においても、気持ちよく業務の受け渡しができるよう心がけてきました。そのコミュニケーション力は、貴社でもお客様との関係性を築くうえで活かせると考えています。

「営業職」から「事務職」へ応募する場合の志望動機

前職では、営業職として事務機器を企業へ提案していました。営業活動において、私が注力していたのは提案書の作成です。レイアウトを見やすいように整え、商品特徴や導入後のメリットを端的に書くなど、お客様にアピールしたいことを分かりやすく資料にまとめることで、商談がスムーズに進む経験を何度もしました。

今後は、自分だけではなく、より多くの営業の商談が円滑に進むようにサポートする仕事がしたい、と考えていたところ、営業を支援する貴社の事務職の募集に目が留まりました。これまでの経験を活かすことはもちろん、今はWord・Excelスキルを磨くために、MOS資格の取得に向けて勉強中です。営業出身だから分かる観点で、貴社の営業を幅広く支援したいと考えています。

「営業職」から「アパレルの販売職」へ応募する場合の志望動機

前職では、法人営業を経験しました。人と接することが好きで営業職を選び、今後は自分の好きなアパレルの分野で多くの方と接していきたいと考えています。中でも、貴社のショップはよく利用させていただき、洋服だけでなく、コーディネートの相談にも親身に乗っていただいていました。自分もお客様にコーディネートを提案し、おしゃれを楽しんでいただきたいと思い、貴社に応募いたしました。

前職の営業は法人に対してでしたが、商談の席では目の前に座っている方のご要望をいかに汲み取り、ニーズに合う商品を提案するか、という1対1のコミュニケーションを大切にしてきました。アパレルの販売職においても活かせる経験だと考えています。入社後は、趣味として身に付けているアパレル知識をより覚え、お客様によりそった提案のできる販売員へ成長したいと思っています。

「飲食店の店長」から「システムエンジニア」へ応募する場合の志望動機

前職では、居酒屋で店長として勤めていました。専門的な仕事に就き、手に職をつけたいという思いを以前から持っていました。数ある専門的な仕事の中で、システムエンジニアを希望する理由は、私が勤務する店舗に売上管理システムが導入され、業務時間が大幅に短縮されたことに喜びを感じたからです。

私も、誰かに喜ばれるための技術を身につけたいと考えるようになりました。貴社のシステムエンジニアは、お客様とのコミュニケーションが多く、大切にされています。接客の仕事をしていたため、お客様とのコミュニケーションには自信があります。入社後にシステム開発の技術を学び、一人前になるまで、お客様とのやり取りにおいて貢献したいと考えています。

「家電量販店の販売職」から「サービスエンジニア」へ応募する場合の志望動機

前職では、冷蔵庫やエアコンなどの家電売場で接客を担当していました。もともと家電が好きだったため、自身の興味があるモノに囲まれる仕事をしたいと思い選びました。お客様と接する中で、製品スペックに関する質問だけでなく、今お使いの家電が故障したから新しい商品を見に来た、といった声も頻繁にいただきました。

従来から機械いじりを趣味としていたこともあり、修理という側面から機械と接する仕事に興味を持つきっかけとなったのです。貴社の製品は法人用ではありますが、冷蔵・冷凍庫という私が長く接してきた製品。これまでの知識を応用できるのではないかと考えています。修理技術はこれから習得する段階ですが、日頃の機械いじりで鍛えた手先を活かして、貴社の事業に貢献したいと思っています。

 

いかがでしょうか。未経験職であっても、志望動機に書けることは数多くあります。ぜひ自信を持って、志望動機でご自身をアピールしてみてください。

 

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