「高校生って何時まで働けるの?」、「働く時に注意することは?」なんて悩みを持っている人も少なくないでしょう。私も同じような悩みを抱えていました。
そのような悩みを解決するために、この記事では、高校生がバイトをする際の注意点やバイトの選び方を紹介しています。さらに、働くイメージを深めるために、1か月に稼げるバイト代やバイトがある日の流れ、高校生の平均労働時間なども紹介しています。
高校生のアルバイトに関する疑問点をたくさん解説しているので、是非参考にしてみてください。
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- 高校生のアルバイトに関する法律上のルール
- 高校生のアルバイトに関する法律以外の注意点
- 高校生のアルバイトの平均
- バイトがある日のスケジュール例(1日の流れ)
- 高校生がバイトを選ぶ際にチェックすべきポイント
- 1か月のバイト代のシミュレーション
- バイト先の労働条件を確認しよう
- 法律上の勤務時間を超えてしまったら誰に相談すればいい?
- まとめ
高校生のアルバイトに関する法律上のルール
ここでは、高校生のアルバイトに関する法律上のルールを5つ紹介していきます。
- 働ける時間帯について
- 労働時間について
- 休憩時間について
- 休日について
- 業務の制限について
※参照:高校生の皆さんへ アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント(厚生労働省)
1.働ける時間帯について
高校生が働ける時間帯には制限があります。労働基準法では、18歳未満の「年少者」が午後10時から午前5時までの間に働くことが禁止されています。これは、深夜労働が若者の健康に悪影響を及ぼす可能性が高いと考えられているためです。また、高校生でも18歳以上であれば、基本的に働ける時間帯の制限がないため、午後10時以降に働いても問題ありません。ただ、校則やバイト先、条例などによって禁止されている場合もあるので、確認してみましょう。
2.労働時間について
高校生の労働時間にも制限があります。原則として、1日の労働時間が8時間、1週間の労働時間が40時間を超えてはいけないと定められています。特に高校生は、学校がある日には1日4時間以内、1週間で28時間以内の労働が推奨されています。また、18歳未満の「年少者」に対して、時間外労働および休日労働を行わせることは禁止されています。
3.休憩時間について
基本的には、労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分の休憩、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩が必要です。これはあくまで最低限定められた時間であり、バイト先によっては休憩時間の長さも異なってきます。その場合はバイト先に合わせ、長時間連続で働くことなく、適切なタイミングで休息を取るようにしましょう。
4.休日について
労働基準法では、原則として週に1回以上の休日を与えることが決められています。また、変動休日制(休日の取り方が固定されていない働き方の制度)の場合には、4週間で4日以上の休日が必要とされています。バイト先により、休日の取り方が変わってくることもあるので、事前に確認しておきましょう。
5.業務の制限について
高校生には従事できる業務内容にも制限があります。労働基準法では、危険又は有害な業務への就業が禁止されています。その一部を下記で紹介します。
- 重量物の取扱いの業務
- 運転中の機械等の掃除、検査、修理等の業務
- 足場の組立等の業務
- 有害物又は危険物を取り扱う業務
- 酒席に侍する業務
- 特殊の遊興的接客業(バー、キャバレー、クラブ等)における業務
バイトを始める際には、業務内容が法律に違反していないか確認することが重要です。
高校生のアルバイトに関する法律以外の注意点
次に、高校生のアルバイトに関する法律以外の注意点を5つ紹介します。
- 勉強を優先に考える
- 校則でバイトができるかを確かめる
- 保護者の承諾を得る
- 稼ぎすぎないようにする
- 自分の住んでいる地域の青少年保護育成条例を確かめる
1.勉強を優先に考える
1つ目の注意点は「勉強を優先に考える」ことです。高校生にとって重要なのは学業です。バイトをすることで得られる経験や収入は魅力的ですが、それによって勉強が疎かになっては本末転倒です。バイトの時間が増えることにより、学業に割いていた時間を減らしてしまっては元も子もありません。あくまで学生であることを忘れずに、学業を優先に取り組むことを念頭に置き、無理のない範囲で働くように心掛けましょう。
2.校則でバイトができるかを確かめる
2つ目の注意点は「校則でバイトができるかを確かめる」ことです。高校によっては、校則でアルバイトが禁止されている場合があります。バイトを始める前には、必ず校則を確認するようにしましょう。学校によっては、特別な事情がある場合に限り、校長の許可を得てバイトが認められることもあります。その際は学校にきちんと確認し、校則違反をしないように気を付けましょう。
3.保護者の承諾を得る
3つ目の注意点は「保護者の承諾を得る」ことです。バイト先によっては、保護者の承諾書を求められる場合もあります。そして、保護者の理解と協力があれば、万が一のトラブル時にも助けを得やすくなります。バイトの内容やシフトについても事前に話し合い、自分自身も保護者も納得できる形でバイトを始めるようにしましょう。
4.稼ぎすぎないようにする
4つ目は「稼ぎすぎないようにする」ことです。アルバイトで稼ぎすぎてしまうことにより、予期せぬ税金が発生してしまうかもしれません。特に、扶養に入っている人は、年間収入が「103万円」を超えてしまうことで、所得税や住民税が課せられてしまうことがあります。あらかじめ自分で調整しながら、アルバイトをするようにしましょう。
5.自分の住んでいる地域の青少年保護育成条例を確かめる
5つ目は「自分の住んでいる地域の青少年保護育成条例を確かめる」ことです。法律以外にも、地域ごとに異なる青少年保護育成条例が存在します。たとえば、外出時間が制限されている場合には、その時間までに家に帰らないといけません。自分の住んでいる地域の条例を確認し、それに従った働き方をすることが重要です。
高校生のアルバイトの平均
ここでは、高校生のアルバイトの平均労働時間、平均出勤日数、平均のバイト代について紹介します。アルバイトに対してイメージの沸かない人や周りの友達がどれくらい働いているか気になっている人は参考にしてみてください!
平均労働時間
高校生のアルバイトの平均労働時間は、平日が約3~4時間、休日が約4~5時間となっています。平日は放課後に3~4時間程度働き、週末にもう少し長いシフトに入るというのが一般的なパターンです。ただし、学期毎のテスト前や受験を控えた時期は、労働時間を減らすなど柔軟な対応を取ることがおすすめです。
※参照:高校生のバイトの平均シフト、週何日、何時間が多い?【経験者調査より】(タウンワーク)
平均出勤日数
高校生のアルバイトの平均出勤日数は、週に2~3日程度が一般的です。平日に2日、週末に1日というパターンがよく見られます。出勤日数は各々の状況によって異なりますが、試験期間中や長期休暇中にはシフトを調整する必要があるかもしれません。周りの高校生が働いている日数も参考にしながら、自分自身のバイトの予定も立ててみましょう。
※参照:高校生のバイトの平均シフト、週何日、何時間が多い?【経験者調査より】(タウンワーク)
バイト代の平均
高校生のバイト代の平均は、月に3万円程度が一般的です。中には8万円以上も稼いでいる高校生もいますが、自分自身の生活に合わせてアルバイトを行うようにしましょう。
※参照:高校生のバイト代の平均、月いくら稼いでる?【経験者調査より】(タウンワーク)
バイトがある日のスケジュール例(1日の流れ)
【平日】
▽6:30 起床、朝食、朝の準備、登校
▽8:00 学校到着、授業、昼食
▽15:30 学校終了、下校
▽16:15 帰宅、バイトの準備
▽16:45 家を出発、移動
▽17:15 バイト先に到着、準備、着替え
▽17:30 バイト開始 、バイト中
▽20:30 バイト終了、片付け、移動
▽21:00 家に到着、夜ごはん、お風呂、宿題
▽23:00 就寝
【休日】
▽7:30 起床、朝食、朝の準備、移動
▽9:00 部活動開始、部活中
▽12:30 部活動終了、移動
▽13:30 帰宅、昼食、バイトの準備
▽14:45 家を出発、移動
▽15:15 バイト先に到着、準備、着替え
▽15:30 バイト開始、バイト中
▽20:30 バイト終了、片付け、移動
▽21:00 家に到着、夜ごはん、お風呂、宿題
▽23:00 就寝
高校生がバイトを選ぶ際にチェックすべきポイント
ここでは、高校生がバイトを選ぶ際にチェックすべきポイントを4つ紹介します。
- シフトの柔軟性が高いか
- 通いやすい距離にあるか
- 仕事内容が複雑ではないか
- 高校生の募集を行っているか
1.シフトの柔軟性が高いか
1つ目のポイントは「シフトの柔軟性が高いか」どうかです。高校生にとって、シフトの柔軟性はとても重要になってきます。学業や部活動、家庭の予定に合わせてシフトを調整できるバイト先を選ぶことで、無理なく働くことができます。たとえば、テスト期間中や学校行事の際にはシフトを減らし、長期休暇中にはシフトを増やすなど、柔軟に対応してもらえる職場が理想的です。
2.通いやすい距離にあるか
2つ目のポイントは「通いやすい距離にあるか」どうかです。バイト先が自宅や学校から通いやすい距離にあるかどうかも重要なポイントです。バイトに行くまでの時間が短ければ、その分を勉強や休息の時間に充てることができます。特に放課後にバイトをする場合、学校から自宅までの移動時間も考慮して、通いやすい場所を選ぶことが大切です。学業や普段の生活に支障をきたさないためにも、自宅や学校から通いやすい距離にあるバイト先を選びましょう。
3.仕事内容が複雑ではないか
3つ目は「仕事内容が複雑ではないか」どうかです。高校生にとって、バイトの仕事内容があまりにも複雑であると、覚えることも多く、学業に支障をきたす可能性もあります。できるだけシンプルで覚えやすい仕事内容のバイトを探してみましょう。仕事内容がシンプルであれば、初めてのバイトでも安心して働けるはずです。また、バイトが初めての人は、マニュアルの完備された店舗の多い、チェーン店などで働くのがおすすめです。アルバイトが日々の生活の負担にならないものを選びましょう。
4.高校生の募集を行っているか
4つ目は「高校生の募集を行っているか」どうかです。バイトを選ぶ際には、その職場が高校生の募集を行っているかどうかを確認しましょう。アルバイトによっては、働く時間や業務の関係上、高校生を受け入れていないバイトも多々あります。また、高校生を積極的に採用しているバイト先は、高校生でも働きやすい環境が整っていることが多いです。求人情報をチェックし、高校生歓迎と記載されているバイトを探してみましょう。
1か月のバイト代のシミュレーション
ここでは、「都心部」と「地方」に分けて、高校生の1か月のバイト代をシミュレーションしてみました。実際にアルバイトを始めたいと考えている人は、参考にしてみてください。
都心部編
都心部では、「時給1,100円」と仮定して、1か月のバイト代をシミュレーションしてみます。
あまり稼がないパターン
【平日】1日3時間、週に1日働いた場合
時給1,100円×3時間×1日×4週間=13,200円
【休日】1日4時間、週に1日働いた場合
時給1,100円×4時間×1日×4週間=17,600円
【合計】13,200円+17,600円=30,800円
平均的に稼ぐパターン
【平日】1日3時間、週に2日働いた場合
時給1,100円×3時間×2日×4週間=26,400円
【休日】1日5時間、週に1日働いた場合
時給1,100円×5時間×1日×4週間=22,000円
【合計】26,400円+22,000円=48,400円
たくさん稼ぐパターン
【平日】1日3時間、週に3日働いた場合
時給1,100円×3時間×3日×4週間=39,600円
【休日】1日5時間、週に2日働いた場合
時給1,100円×5時間×2日×4週間=44,000円
【合計】39,600円+44,000円=83,600円
地方編
地方では、「時給900円」と仮定して、1か月のバイト代をシミュレーションしてみます。
あまり稼がないパターン
【平日】1日3時間、週に1日働いた場合
時給900円×3時間×1日×4週間=10,800円
【休日】1日4時間、週に1日働いた場合
時給900円×4時間×1日×4週間=14,400円
【合計】10,800円+14,400円=25,200円
平均的に稼ぐパターン
【平日】1日3時間、週に2日働いた場合
時給900円×3時間×2日×4週間=21,600円
【休日】1日5時間、週に1日働いた場合
時給900円×5時間×1日×4週間=18,000円
【合計】21,600円+18,000円=39,600円
たくさん稼ぐパターン
【平日】1日3時間、週に3日働いた場合
時給900円×3時間×3日×4週間=32,400円
【休日】1日5時間、週に2日働いた場合
時給900円×5時間×2日×4週間=36,000円
【合計】32,400円+36,000円=68,400円
バイト先の労働条件を確認しよう
新しくアルバイトを始めるときは、バイト先の労働条件を必ず確認しましょう。労働基準法により、労働契約を結ぶ際に、バイト先はアルバイトに対し、賃金、労働時間その他の労働条件を必ず明示しなければなりません。そのため、後で「聞いていた話と違う」とならないように、アルバイト先から労働条件通知書を受け取り、必ず保管しておきましょう。
法律上の勤務時間を超えてしまったら誰に相談すればいい?
もし、法律上に定められた勤務時間を超えて働いてしまった場合、相談できる人・場所はたくさんあります。以下では、代表的な3つを紹介します。
- バイト先の上司や店長
- 保護者
- 労働基準監督署
1.バイト先の上司や店長
まず、バイト先の上司や店長に直接相談してみましょう。労働時間が超えていることを伝え、迅速に対応してもらいましょう。大体の場合は、上司や店長が対応してくださり、解決するケースが多いです。
2.保護者
次に、保護者に相談してみましょう。保護者に相談することで、適切な対応方法を一緒に考えてくれるでしょう。保護者を通じてバイト先に対処してもらうことも考えられます。
3.労働基準監督署
最終的に、労働基準監督署に相談することも1つの手段です。労働基準監督署は労働者の権利を守るための機関であり、労働条件の改善を求める際に力強いサポートを提供してくれます。地域ごとに担当の労働基準監督署がありますので、必要に応じて連絡を取りましょう。
まとめ
この記事では、高校生がバイトをする際の法律上のルールや注意点、平均のバイト代、スケジュール例を紹介しました。是非、参考にしてみてください!
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