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資格があれば、転職も安心!転職のプロがおすすめする資格一覧

 

いつか転職するかもしれない。そのときに、確実なスキルの証明書となるのが「資格」です。漠然と資格があったほうがいいのではないか……と考えている方も、多いのではないでしょうか。転職活動をしながら資格の勉強は、なかなか時間がなくて難しいものです。「将来就きたい仕事に、実は資格が必要だった……」「資格を持っていたら給与が下がらなかったのに……」なんて、後悔をしないようにするために、今のうちから準備することをおすすめします。そこで今回は、転職アドバイザーがおすすめする、転職に有利な資格をご紹介。難易度や受験費用なども一緒に紹介していますので、どんな資格にチャレンジするか、ぜひ計画してみてください。

 

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資格の基本情報

ホントに転職が有利になる?

「資格を取っておけば、転職が有利になる」と、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。それはけっして間違いではありません。というのも、採用担当者は30秒~40秒で応募書類に目を通すから。つらつらと記載された文章よりも、端的に記載された「資格」は印象を強く与えられるでしょう。

また、転職活動で役に立ったという経験を聞いたアンケートによると、 ・「資格を取得したらスカウトの数が増えた。」 ・「応募できる幅が広がった。」 ・「使っていなくても、学びに対して意欲的だという印象を与えられた。」 ……など、さまざまな声があります。

こうした背景から、自己研鑽として資格取得の勉強に取り組んでいる人が多いのです。そこで、いざ転職しようと思ったときに、「やっておけばよかった……」と後悔しないよう、情報収集からはじめてみることをおすすめします。

資格が必要な職業・職種があります

資格は、自分の能力を端的に伝えられるとても有効的なツールです。ここでは、応募時に求められる職業・職種をご紹介。身近な仕事から、珍しい仕事まで幅広くご紹介していきます。

・人命に関わる「医療」の仕事。
薬剤師、看護師、放射線技師など。

・大きな建物をつくる「建築・建設」の仕事。
建築士、施工管理、電気工事士など。

・食の専門家「管理栄養士」。
食事のアドバイスなどは、専門スキルが必要。相手の健康状態を把握したうえで、アドバイスを行なうため、医療との関係性が深い仕事です。

・意外と稼げる「初生雛鑑別師(ひよこ鑑定士)」。
なかなか耳にしない、ひよこ鑑定士の資格。ニワトリのオス・メスを見分ける証明となります。日本に置いても年収500万円~600万円が稼げるのですが、ヨーロッパでは特に需要が大きく、年収800万円以上も可能。海外勤務を視野に入れて取得する人も多い資格です。

・朝の顔「気象予報士」。
朝のニュースでお馴染みの天気予報は、資格がなければできない仕事です。合格率は毎年4%と、超難関。また、資格を取得しても、就職先が限られているため、資格を活かして働く道は、とても狭き門です。

有利になる資格一覧

職種別|転職に有利な資格一覧

■営業職
法人営業、海外営業、不動産営業、金融営業……。「営業職」と一言にいっても、取り扱う商材やどんな顧客を相手にするかによって、さまざまな種類があります。資格がなくても歓迎している求人がほとんど。とはいえ、取得していることで、周りより一歩リードすることが可能です。

たとえば……

  • 中小企業診断士
    中小企業診断士は、中小企業の経営課題を解決するためのアドバイスを行なう専門家。国家資格として認められています。中小企業と行政・金融機関を繋ぐ役割を担っているため、金融系の営業職はもちろん、人材系営業職や経営コンサルタントでも重宝される資格です。
  • TOEIC
    メーカーや商社、外資系企業では英語力を必要とする場面が多々あります。その他にも、近年は、海外展開を積極的に行なっている企業が多いため、持っていて損はない資格です。一般的には、TOEIC600点以上が目安です。
  • ファイナンシャル・プランナー(FP)
    家族構成、収入・支出の構成、資産、負債、保険……など、あらゆるデータをもとに、個人の資金計画を立てることをファイナンシャル・プランニングといいます。これを手掛けられるスキルを証明した資格です。金融系の営業職だけではなく、不動産系の営業職などでも活かすことが可能。個人に対して、大きな金額の商品を販売する際には、活かせる機会が多いと思います。
  • 宅地建物取引士
    不動産の契約をする際に必要な資格です。主に、不動産関連の仕事で役に立ちます。営業職の場合、持っていなくてもスタート可能です。しかしながら、資格手当として月3万円を用意している企業が多く、月収アップに繋がるので、持っていて損はないでしょう。また、不動産関連の事務職にも転職を有利に働くはずです。

■事務職・管理部門職
オフィスの中で、社員や会社運営を支えるポジション。採用数は営業職などと比較すると、少なく、希望する人が多い人気のある職種です。だからこそ、未経験募集であったとしても、アピールできる専門資格があれば、心強いでしょう。

たとえば……

  • 日商簿記
    全国的に知名度が高い資格で、会計士や税理士を目指す人にとっての登竜門として知られています。経理や財務、一般事務など活かせるフィールドはとても広い資格です。経理職募集においては、「実務経験がなくても、簿記の資格を持っていてほしい」「簿記の資格を勉強したことがある人がいい」という企業からの声が多くあります。勉強しておいて、損はないでしょう。
  • 社会保険労務士
    企業が人を雇用するうえで欠かせない社会保険制度に関するスペシャリストです。社会保険の加入手続はもちろん、労働保険料の計算、労動規約の作成など、さまざまな業務を従業員が安心して働けるよう、さまざまな面からサポートします。
  • メンタルヘルス・マネジメント
    近年、労働者のストレスがニュースになっていることで注目を集めている資格です。企業は労働者に対して、ストレスチェックの実施が義務化されています。いち早く異変に気づき、適切な対応ができるような職場づくりを務めています。
  • 貿易実務
    貿易の自由化が進む中で、これから先も、貿易は活性化されると予測されています。そんな中で、国ごとに異なる法律や関税の仕組みなど、貿易事務のエキスパートが求められています。定型業務をこなすために必要な知識があると証明できる資格であるため、事務職からのキャリアアップを目指したい方に、おすすめです。
  • 医療事務
    病院でかかった治療費を集計し、国や患者に請求する業務を医療事務といいます。この仕事は、資格がなくても就業可能。実際に、無資格の未経験者を歓迎する求人も、数多くあります。しかしながら、未経験からはじめられる医療事務は人気職。応募が殺到する中で、資格を持っていることで「独学で勉強した」という意欲を示すことができます。十分に転職を有利にさせる資格だと思います。
  • 秘書検定
    会社の役員や経営者の秘書としてのスキルについて知識を問われる試験です。それだけではなく、一般常識やビジネスマナーなど、社会で必要とされる問題も出題されます。秘書として活躍することはもちろん、どんな職種においてもビジネスマナーを身につけているという評価を得られるため、役に立つ資格だといえるでしょう。

 

■エンジニア職
エンジニアになるには、専門的な資格は必要ありません。実際に10年以上活躍するエンジニアの中には、資格をひとつも持っていない人もいるほどです。とはいえ、入社後に取得したり、スキルアップをするために勉強したりする人が多いです。また、資格手当を充実させ、取得を促す取り組みを実施している企業も多くあります。入社時に取得していれば、月給として資格手当が、即上乗せということもあるので、ぜひおすすめです。

たとえば……

  • 基本情報技術者
    プログラマーやシステムエンジニアなどのIT業界で活躍する職種で活かせる資格です。情報処理に必要な思考の仕方、基礎的なIT知識が出題されます。IT業界への入門資格といえます。多くのIT企業で、まず取得を目指すように薦められる資格です。
  • 情報処理安全確保支援士
    情報社会が加速する中で、企業などのサイバーセキュリティ対策の重要性が高まっています。そこで、サイバーセキュリティに関する専門化の証として創設されたのが、情報処理安全確保支援士です。急速にニーズが拡大しているセキュリティ分野だからこそ、市場に約8万人もの人材が不足しているといわれています。注目されている資格のひとつだといえるでしょう。
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
    エンジニアというと少しハードルが高い…と感じてしまう方には、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)がおすすめです。ビジネスシーンで利用するWord、Excel、Power Point、Access、Outlookのそれぞれにおいて、操作の基本知識を問われます。パソコン操作に関しては問題がないという証明になるため、エンジニアだけではなく、事務系の職種にも活かせるでしょう。

 

■技術職
特に豊富な資格があるのが、技術職です。一つひとつの技術に資格がついているといっても、過言ではありません。資格を取得していくことで、できる仕事の種類が増えていく面白さがあります。資格によっては、受験資格として実務経験が必須とされている場合もあります。

たとえば……

  • 危険物取扱者
    危険物取扱者は、甲種(コウシュ)、乙種(オツシュ)、丙種(ヘイシュ)という3種類に分けられ、扱えるモノがそれぞれことなります。危険物というと馴染みのない印象があるかと思いますが、タンクローリーの運転手や石油メーカー、化学メーカーなど、さまざまな企業で活かすことができます。
  • 施工管理技術者
    建設工事が盛んに行なわれている昨今、施工管理が特に求められているといっても過言ではありません。建物の品質を守ることはもちろん、工事の安全面をチェックする重要な役割を担っている施工管理。資格がなくても、仕事ができる反面、保有していると会社から資格手当をもらえたり、年収アップに繋がったりします。建築施工管理、電気工事施工管理、土木施工管理など、手掛ける工事の種類によって、施工管理技術者の中でも資格が異なっています。
  • 建築士
    建物を建てるための設計図を作成することができる資格です。1級・2級があり、設計できる建物の大きさが異なります。魅力的な建物をデザインすることはもちろんですが、建築学に基づいた建物の構造や計算などが求められるため、数学や物理の基礎知識が必要です。建築士の道は、なかなか険しいのが現実。資格を持っていたとしても、手掛けたい建物の設計ができるとは限りません。まずは資格を取得し、基礎知識を身につけていることを証明しましょう。
  • 環境計量士
    化学分析を行なう企業で、環境に関する計量に携わるために必要な資格です。中でも、環境計量士は、工場から排出される排水やばい煙、大気中の有害物質を測定するとともに、計量管理を手掛けます。その他にも、騒音や振動に関する調査も実施。環境問題に注目が集まる近年では、とても重宝される資格となっています。
  • インテリアコーディネーター
    部屋全体のインテリアを考えるだけではなく、建築の構造などの知識を駆使して、間取りなども意見できるようになります。インテリアコーディネーターの仕事は資格がなくても、就業可能です。しかし、募集はけっして多くなく、さらに人気の職種。資格を持っていることで、ライバルよりも一歩リードできるはずです。

 

資格別|難易度・勉強時間の紹介(2017年11月16日時点)

・中小企業診断士
合格率は、一次試験26%、二次試験19.1%となっています。全体としては7.2%で、難易度は高いといえます。(※平成27年度中小企業診断士試験)

・TOEIC
満点を目指すのは難しいTOEICですが、多くの企業の目安となっているTOEIC600点は中級レベル。一定期間、本気で取り組めば十分にとれる資格です。

・FP技能士(ファイナンシャル・プランニング)
3級FP技能士検定は、ファイナンシャル・プランナーの入門として、社会人をはじめ、学生や主婦など幅広い層に受験されています。合格率は50%~70%と高い推移。2級FP技能士検定においても、合格率が40%を超えることもあります。

  • 難易度:★★☆☆☆
  • 勉強時間:80時間~150時間
  • 受験費用:6000円(3級)、8700円(2級)
  • 申し込みサイト:https://www.jafp.or.jp/exam/

・宅地建物取引士
毎年17万人~20万人が受験している人気の資格ですが、合格率は16%~17%。国家資格の中では高い数値ですが、けっして簡単だと侮ることはできません。コツコツと勉強時間を確保して挑む必要があります。

・日商簿記3級・2級
日商簿記3級の合格率は、例年30%~40%。日商簿記2級になると、合格率は10%ほど下がり、20%~30%となります。勉強時間の差が示すように、難易度の差は明らかでしょう。

  • 難易度:★★☆☆☆
  • 勉強時間:70時間(3級)、200時間(2級)
  • 受験費用:2800円(3級)、4630円(2級)
  • 申し込みサイト:https://www.kentei.org/boki/

・社会保険労務士
受験者は毎年4万6000人~5万人いる中で、合格率は7%~10%ほど。けっして片手間で勉強して取得できる資格ではありません。

・メンタルヘルス・マネジメント
Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種と分けられており、それぞれ合格率に差があります。Ⅰ種は18.8%、Ⅱ種は55.7%、Ⅲ種は83.2%(平成26年実績)です。Ⅰ種の難易度は高いものの、Ⅱ種・Ⅲ種は比較的取得しやすい資格といえるのではないでしょうか。

  • 難易度:★☆☆☆☆
  • 勉強時間:30時間~50時間
  • 受験費用:1万800円(Ⅰ種)、6480円(Ⅱ種)、4320円(Ⅲ種)
  • 申し込みサイト:https://www.mental-health.ne.jp/

・貿易実務検定
語学力はもちろん、貿易事務で必要とされる専門スキルが問われる試験です。例年合格率は50%程度を推移しています。

  • 難易度:★★☆☆☆
  • 勉強時間:100時間〜150時間(C級)、200時間(B級)
  • 受験費用:1万3130円(B級・C級併願)
  • 申し込みサイト:https://www.boujitsu.com/

・医療事務
医療事務の資格は数多くあります。大きく分けると「医科」「歯科」「調剤」の分野があり、難易度はそれぞれの専門的な内容に特化したものほど高い傾向があります。とはいえ、全体的な合格率は50%~60%であり、とても難しいという資格ではありません。

・秘書検定
秘書検定は、3級・2級・準1級・1級の4階級に分かれており、準1級・1級から筆記試験に加えて、面接試験もあります。階級によって難易度が異なりますが、3級は合格率が80%程度、2級が50%程度、他30%程度となっています。履歴書に記載すると考えると、2級以上の受験をおすすめします。

  • 難易度:★★☆☆☆
  • 勉強時間:70時間
  • 受験費用:2600円(3級)、3800円(2級)、4900円(準1級)、6100円(1級)
  • 申し込みサイト:http://jitsumu-kentei.jp/HS/index

・基本情報技術者
毎年の合格率は20%~30%。ITに関してまったくの未経験者の場合、「難しい……」と感じる方が多いようです。入門資格とはいえ、しっかり時間をとって勉強することをおすすめします。

・情報処理安全確保支援士
情報セキュリティスペシャリストが廃止され、2017年からスタートした情報処理安全確保支援士の資格。新しい資格であることから、合格率のデータは公開されていません。目安となる改定前の情報セキュリティスペシャリストの合格率は13%~16%と、けっして高くはありません。さらに、情報セキュリティスペシャリストよりも、スキルレベルが高い試験と位置づけられています。

・マイクロソフトオフィススペシャリスト(スペシャリストレベル・一般)
日々の業務でオフィスソフトを使用している方であれば、少し勉強すれば、合格することができます。パソコンの基礎スキルを身につけるためにピッタリな資格でしょう。

・危険物取扱者
化学の基礎知識を得られることから、中学生や高校生も受験することができ、比較的、チャレンジしやすい資格として知られています。

・2級建築施工管理技士
合格率は、例年40%程度。これまでは腕があれば資格は必要ないという風土でしたが、近年は、資格取得にチカラをいれる企業が増えてきたことから、受験者も増加中です。

  • 難易度:★★★☆☆
  • 勉強時間:200時間
  • 受験費用:学科・実地試験:9,400円、実地試験のみ:4,700円、学科試験のみ:4,700円
  • 申し込みサイト:http://www.fcip-shiken.jp/ken2/

・二級建築士
二級とはいっても、けっして簡単な資格ではありません。受験資格が設定されている中で、合格率は30%程度です。

・環境計量士
合格率は毎年20%程度。難易度の高い資格といえるでしょう。その分、特定の事業を行なう企業は、一定の計量士を所属させなければいけないという、法律があります。取得後は、安定した雇用が得られるため、一生モノのスキルとして勉強する価値があると思います。

・インテリアコーディネーター
女性からの人気が高い資格ですが、簡単に合格できる資格ではありません。一次試験の合格率は30%程度、二次試験の合格率は50%程度で、総合した合格率は25%程度となっています。

 

まとめ ~将来に必要な資格を狙ってとろう

ここまでさまざまな資格をご紹介してきましたが、興味のある資格はありましたか。たくさん取得することは、けっして悪いことではありません。冒頭でお伝えしたように、希望職種に関連するものや、取得が難しいもの、自己啓発の姿勢がうかがえるものは、転職活動を有利にさせるでしょう。

しかしながら、取得した資格をすべて記載してしまうと、「趣味のように資格を取得しているのでは……?」と企業の担当者から思われ、逆にマイナス評価をされることも。

そんな誤解をされないよう、しっかりと将来の自分に必要な資格はどれか見定めてから、資格取得をしていきましょう。いざ転職活動をするときに、「資格」という強いミカタがいると、きっと心強いと思います。

 

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