転職活動を始めるにあたって意外と厄介なのが、職務経歴書。「バイトしか仕事の経験が無いのだけど、職務経験として書いていいの?」「何をどう書けば自己アピールになるのか分からない」。そんな風に悩まれている方も多いのでは?
そこで本ページでは「そもそも何故、職務経歴書が書けないのか」「職歴がない場合、一体何を書いたらいいのか」「志望職種別に、作成ポイントってあるの?」といった疑問に解答。あなたの経験、実は意外な武器になるかもしれませんよ。
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なぜ職務経歴書が書けないのか
ケース別、職務経歴書が書けない理由と対策
【職務経歴書は、転職活動における武器!】
職務経歴書の目的は、採用担当者に”この人と会いたい”と思わせること。つまり、志望職種に適性があると伝えることです。その目的を押さえれば、職務経歴書を書けない理由の大半は解決できます。
- ケース1:職務経歴書に書ける様な職歴が無い
アルバイト経験も立派な職務経験です。ですが単に「○○レストラン △△店 ホールスタッフ」とだけ書くのは勿体無い。ポイントは経験の“分解”。「どこで、誰に、何を、どのように」という形を意識して書くのです。
たとえば…
するとあなたの経験が、以下の様な能力に分解されます。 ・高度なマナーを駆使した接客ができる ・仕事に必要な知識を、自主的に学べる ・富裕層のお客様と、関係を構築できる
経験は、分解することで能力に、つまり”武器“になるのです。
- ケース2:職務に就いていなかった期間について、説明の仕方が分からない
いわゆる「ブランク期間」も、書き方次第でアピールポイントになるんですよ。
たとえば資格の勉強でブランク期間がある場合。自己PR欄などをつかい「資格を取得した目的」「そこで得た知識」「今後この資格を活かして何をしたいか」など、分解すれば書くことはたくさんあります。
もし資格の取得に至らなかった場合も、そこで得た知識などを志望動機などにつなげれば良いのです。
たとえば…
- ケース3:同じような経験を持つ応募者に、勝てる気がしない
そんな時はあなたの『実績』をアピールしましょう。自身の工夫による成果を伝えれば、ライバルと差が付きます。
たとえば…
これで、あなたの「課題解決の手段を考え実践できる」という能力をアピールできます。数字以外にも「上司から売上が伸びたと褒められた」「バイトスタッフのやる気が上がった」など、実績を示す方法はたくさんありますよ。
職種ごとの職務経歴書作成ポイント
営業系、事務系、サービス系など、職種に合わせた職務経歴書を書くこと!
ここまで、アピールできる能力や志向性の見つけ方を説明してきました。一方で、企業や職種によって重視する能力や志向性は異なるもの。「志望職種」と「自身の能力や志向性」の共通点を見つけ、アピールするポイントを選んでいきましょう。
- 営業職
・扱った商材や、関わった顧客について 世に営業職は数あれど、お客様に何らかの商材やサービスを提案するという点は変わりません。接客・販売のバイト経験をお持ちなら「どんなお店で、どんな商材を、どんな顧客に提供してきたか」について書くと良いです。
たとえばスーパーに食品などを提案する営業職募集の場合。「スーパーの店頭で、食品コーナーを担当していた」「主婦の方々に商品が売るため、商品の特徴を覚えたり、実演販売のトークを工夫していた」といった具合です。
- 事務職
・業務が広範囲、それゆえ共通点も見つけやすい 資料作成や、備品管理、売上管理など業務が多岐にわたる事務。逆に言えばアルバイト経験からも“共通点”を見つけやすいです。「コンビニで商品の受発注や在庫管理をしていた」といった経験があればぜひアピールを。
またPCを使うことが多い仕事なので、触ったことがある程度でもぜひ記載してください。学校でのレポート作成のため、WordやExcel、PowerPointなどを使ったことがある。そんな方も少なくないのでは?
- 販売スタッフ・ホールスタッフ職
・正社員業務が、アルバイト業務の延長線上にある バイト経験がストレートに活かせる能力として書きやすい職種です。店舗業態や1店舗の人数など、自身の働いてた環境について具体的な記述をしましょう。「洋菓子の販売」「1店舗の従業員数3~4名」といった内容です。
また「後輩の教育を担当していた」「一度に多くのことを教えすぎないなど、工夫していた」といった、業務内容や工夫について。その他「社内の接客コンテストで表彰された」といった実績があればぜひアピールを。
- システムエンジニア
・スキル以外にも、アピールポイントが多い職種 IT技術職ですから、プログラミング言語などを学校で学んで使えるというのであればアピールしない手はありません。ですが、未経験者を歓迎する募集も多い職種。技術力だけが注目ポイントではないのです。
日々、新しい技術が生まれるこの業界では、勉強意欲なども重要なポイント。「飲食店でお客様に料理の説明をするため、自主的に勉強していた」「資格の取得に励んでいた」などの経験はアピールできるでしょう。
失敗しない、職務経歴書の書き方
職務経歴書の書き方にも、悪い例と良い例があります
どんなに良いことが書いてあっても、読む気が起こらない職務経歴書では意味がありません。悪い例と良い例を比較し、注意点を見ていきましょう。
- 悪い例
問題点1:空欄が多い
[従業員数]や[所属歴]の欄が空欄。[業務内容]の欄もあっさりし過ぎです。採用担当者に対し「本当に受ける気があるのか」という印象を与えます。意欲のない人をわざわざ面接に呼びたいとは思いません。
問題点2:誤字脱字が多い
アピールポイントの欄に誤字脱字が目立ちます。Web媒体の場合、タイピングで記入するので誤変換などのミスは意外とやりがちです。「大事な書類もろくにチェックできない人だ」という印象を与えてしまうでしょう。
問題点3:詰め込みすぎ
アピールポイントが冗長で、読む気が起こりません。3~5行ごとに改行を入れるなど、読みやすいレイアウトを意識しましょう。紙媒体の場合、全体の枚数にも気をつけたい所。2枚~3枚以内に収めるのが一般的です。
問題点4:説明不足
アピールポイントに「ハロウィンキャンペーン」とありますが、採用担当者はそれがどんなキャンペーンなのか分かりません。読み手が知らないであろう情報については、きちんと説明書きをしましょう。
- 良い例
職歴がない場合のPRポイント
これまでの雇用形態に関わらず、企業側が知りたいのは、その企業や仕事を志望する理由や意欲です。「なぜその企業や職種に関心を持ったのか」「なぜその仕事でないとだめなのか」などをアピールすることも大事です。
たとえば自主的な努力や取り組みは、熱意のあらわれとして、企業に好意的に受け止められる傾向があります。「関連する書籍を読んで勉強しています」などの小さな取り組みであっても、前向きな姿勢は企業に伝わります。
また、繰り返しにはなりますが、スキルや経験をアピールする際には、以下の観点を忘れないでください。
- 経験を分解することで、自身のアピールポイントが見えてくる
- 志望職種に合わせたアピールポイントを、きちんと選んで書く
それでは、あなたの転職活動の成功を願っております。
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