労働基準監督官ってどんな仕事？

労働基準監督官という仕事は、果たしてどのような仕事なのでしょうか。労働基準監督官という仕事内容や、労働基準監督官になる方法等を説明します。

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労働基準監督官とはどのような仕事を行っている人なのでしょうか。労働基準監督官は厚労省職員、即ち身分は国家公務員です。主には労働基準監督署に勤務し、労働者が働く事業所等へ訪問し、労働基準法等に照らして問題がないかをチェックし、問題がある場合は事業責任者を指導します。

そのことにより、労働者の健康や安全を確保したり、労災補償業務等を行ったりするのが労働基準監督官の仕事だと言えます。

労働基準監督官になるには、労働基準監督官採用試験を受験し合格することが必要です。試験概要を簡単に説明しますと労働基準監督Aが主に文系、労働基準監督Bが主に理系で2つの区分があり、一般教養を問う試験の他、A,Bそれぞれの専門的内容が一次試験で課されることになります。

一次試験に合格したら、人物試験や身体検査を経てそれに合格出来れば労働基準監督官の道が拓けることになります。

労働基準監督官にはどのような資質が求められるのでしょうか。労働者の味方となる正義感が大切なことは言うまでもありません。しかし、事業所にはそれぞれの事情等があり、労使双方の言い分をそれぞれ冷静且つ客観的に耳を傾けることも大切なことです。

従って冷静さや判断力、労使双方としっかりとコミュニケーションを図ることができる資質等が必要になってくると言えます。

労働基準監督官は事業者を一方的に糾弾するのが使命ではなく、労働者が健康的で安全に働ける条件や環境作りの指導が使命だと言えます。そうした使命感を持てる方なら、労働基準監督官は適任と言えるでしょう。