職務経歴書を書くとき、 「どんな順番で書くのがベストだろう?」と迷いませんか。その疑問の答えは、「どんな順番で書いてもOK」です。慣例として「古い経歴から書く」というスタイルが一般的ではありますが、職務経歴書は基本的に書式自由。希望職種やアピールしたい内容にあわせて、古い順・新しい順・アピールしたい順など、伝え方を工夫しましょう。
今回は、よくある経歴の書き方について、「どんなケースでどんな順番を選択すべきか」を、具体例と一緒にご紹介します。職務経歴書の書き方に困ったら、ぜひ参考にしてみてください。
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1.職務経歴書に経歴を書く順番について
最も一般的な職務経歴の順番は「古い順(時系列順)」
最も一般的な順番は、古い経歴から順番に書く方法です。履歴書の経歴欄と同じ順番になるため、採用担当者が確認しやすいというメリットがあります。在籍社数、経験職種が少ない方の場合は、ベーシックに古い順から書くとよいでしょう。
なお、職務経歴がない場合は無理に経歴を書く必要はありません。ただし、アルバイトの経験があれば、簡潔に記載しても良いでしょう。その際は、希望の職種に活かせる経験や、長く務めたアルバイト先での経験を優先してください。
直近の職歴をアピールしたいときは「新しい順(逆時系列順)」
もちろん、新しい経歴からさかのぼる順番で書いても問題ありません。直近の在籍企業や経験職種が、希望する職種で活かせる内容の場合には、ぜひ新しい順番で書いてください。
たとえば最初は営業だったけれど、エンジニアに転向。今回もエンジニアとして転職したいというケースなら、エンジニアとしての実績を先に伝えた方が良いですよね。
また、過去の実績よりも最近の実績の方がアピールポイントになるという方も、新しい順で書くことで実績が伝わりやすくなります。
目立たせたい特徴があれば「アピールしたい順(キャリア順)」
職務経歴は、時系列とは関係ない順番で書くことも可能です。経験した職種・業務をまとめてアピールしたい場合や、希望職種に最も近い経歴を際立たせたい場合は、特に有効です。書類では、先に書かれた内容ほど印象に残るという特徴を活かしましょう。
ただし、キャリア別にまとめることにより、時系列での経歴が分かりにくくなるリスクもあります。それを解消するために、時系列で簡潔にまとめた「略歴」も、あわせて記載すると尚良いでしょう。
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