福利厚生：
住宅補助、独身寮、財形貯蓄制度、社員持株会、厚生会。その他、年に1～2回会社と提携している宿泊施設を利用できる制度（セレクトプラン）や、公共交通機関やレジャー施設、観劇等のチケットを低価で購入できるNAAカフェテリアプランがあります。会社が一部を負担してくれるため、社員は通常より安い金額で施設を利用することができ、週末や長期休暇を楽しむことが出来ます。

勤務時間・休日休暇：
勤務時間（時間外労働）は、部署により差がある。有給休暇や夏季休暇の取得も、部署によって差があるように感じる（最低限の日数はどの部署でも取得できている）。一部の部署では、休日出勤の業務有り（シフト勤務等）。

多様な働き方支援：
スライド勤務やリモートワークなど、コロナ禍前と比べると働き方の選択肢は増え、制度の使い方次第でプライベートの時間を確保することが可能。一部、使い勝手があまり良くないルール等もあるので、これからの改善に期待。

組織体制・コミュニケーション:
縦割り意識や、昔ながらの年功序列の会社ではあると思う。同質性の高い組織であり、真面目で良い人が多い印象。刺激や挑戦を求める方には物足りないと感じる部分もあると思うが、コロナ渦を経て、若手がチャレンジできる制度もできており、会社として変化のタイミングではある。

ダイバーシティ・多様性:
国際空港の管理会社ではあるが、それほどダイバーシティは進んでいない。男女比は7:3くらいの割合。ただ、女性が働きづらい環境ではなく、若手は女性の割合も増えてきている。

女性の働きやすさ：
全社的な正社員の女性比率は少ないですが、環境として女性が長く働き続けられる育児等の制度も整っていますし、活躍を推進する風潮でもあると感じています。元々男性が多い会社ということもあり、女性管理職はまだ少ないですが、本人の思考に応じてキャリアアップも可能な環境だと思います。

働きがい：
日本で最も国際線の旅客数が多い空港であり、文字通り日本の玄関口という国にとっての重要な使命を担っている。その使命を会社の事業として果たしていけることが魅力。また、3本目の滑走路の新設や旅客ターミナルの全面再編（ワンターミナル化）など、空港を一から作るようなビッグプロジェクトが進行中であり、その様な局面に携わることができる会社は国内では唯一無二である。空港運営としての魅力だけでなく、それを通して日本の発展に寄与していくことができるスケールの大きさに働きがいを見出すことができる。

入社時の期待と入社後のギャップ：
空港という大きなフィールドで働くことを楽しみに入社しましたが、空港設置者としての業務は想像以上に多岐に渡っていて、その分様々な部署があり、多くの関係者との調整や様々な手続きが必要な点には驚きました。社内には自分のキャリアの軸を見つけてその分野でプロフェッショナルを目指す人もいれば、複数の部署を経験しながら幅広い知識を持ったゼネラリストを目指す人もいます。入社前に想像していた仕事内容や興味のあった分野以外にも広く可能性が広がっていると感じています。

事業の強み：
国際空港という日本経済を支える重要施設を管理しているということ。
グローバル化が進むとともに国際拠点としての重要性は今後一層高まっていくことが予想されていますので、今後も発展を続けていくことが予想される。

事業展望：
現在、成田空港の「更なる機能強化」という３本目の滑走路の建設及び、現状利用している滑走路の延伸を行う大規模プロジェクトを推進しています。これにより成田空港における航空機の発着回数の処理能力を大幅に向上させることが可能となります。
また「新しい成田空港構想」という長期的視点で成田空港の施設配置の抜本的改革を検討するプロジェクトが2023年からスタートしています。
以上のようなプロジェクトを進めるなど、成田空港は変革期を迎えており、今後もより良い空港へ発展させていく取り組みを積極的に実施しています。

評価制度:
年功序列の会社ではある。ここ数年で、管理職になる際には試験が導入された。長く働けば働くほど、良い待遇であることは間違いが、他社で通用する知識というよりは専門的な空港分野に特化して幅広く学んでいくため、若手から自らのキャリアをしっかり考え、将来を見据えている人は転職を考えはやめに辞める人もいる。