福利厚生:
住宅補助、退職金などの福利厚生はゼロ。だから年収の額が同じでも生活レベルはかなり下がる。

オフィス環境:
建物は北参道駅としゃれた場所にあるが、建物内は狭くて汚い3階建ての古いビル。個室2つのトイレは朝行列ができ、休憩所がないから、昼食は自分のデスクで食べるしかない。携帯電話で話すスペースがなく、出版社なのにプリンター兼コピー機が1台しかないため、順番待ちで使いづらい。

勤務時間・仕事量:
編集局は朝9時50分から朝礼、夕方6時半からの終礼までひたすらパソコン作業。夜9時までに帰れるのは稀で、金曜夜は深夜11時過ぎまで残っている人も多数いる。

休日休暇:
有給は1か月前までに申請しなくてはならず、自分や子どもの病欠で当日朝に連絡を入れても欠勤になる。長期休暇どころか連休を申請しても、まず承認されない。GWや年末年始、カレンダー上の祝日は休日とされ出勤はしないが、大半の社員は仕事を持ち帰って自宅でこなし、密な業務報告を求められるため、レジャーで遊びに行くことは無理。夏休みも、1か月以上前に有給として承認を得るか、欠勤扱いを覚悟して取得する以外に取得できない。

組織体制・コミュニケーション:
風通しを良くしようと上司が努力しているのは感じるが、業務中常に上司とのGoogleMeetの接続を要求される、チャットを入れたうえで電話連絡もしなければならないなど、コミュニケーションの仕方に圧迫感を感じるところがあった。

女性の働きやすさ:
女性が多い職場だが、働きやすいとは言い難い。日々の業務量と勤務時間を考えると、帰宅してからできることがない。出産・育児はもってのほか。産休育休制度はあるが、取得してる人は見たことない。取得したとしても、同じ職種には戻れないと思う。

成長・キャリア開発:
研修は短い動画を視聴したのみで、あとは実地で工程を覚えるという形だった。早めに実際の書籍づくりに携われることにやりがいと面白さを感じた半面、新人であろうとミスについての当たりが強いように感じた。ミスが許されない工程においては、最初はもっとサポートがつくべきだと思う。

入社時の期待と入社後のギャップ：
営業だけに特化していると思っていた為、入社後にギャップを感じた。
実際には、契約後のフォローとして、編集部、プロモーション部、流通管理部と多岐に亘り調整していく必要がある。
営業以外の仕事も多いことは事実であるが、その分、他の部門の仕事内容を把握することができ、商談時には総合的なご提案ができるメリットもある。

事業の弱み:
作っている書籍の質が低いように感じた。契約しているライターの力量の差が激しく、筆力不足を感じるライターもいた。また、図版も各webサイトからの引用が多く、内容についてもプロによるファクトチェックはなされているものの、裏付けの乏しい情報がそのまま載っている例がいくつかあるように見えた。

給与制度:
同年代の平均と比較すると高い水準にあるようですが、実際の勤務時間を考慮すると満足できない場合もあるかと思います。

評価制度:
評価基準は部署ごとに異なりますが、成果主義の色が強いと思います。