福利厚生:
退職金制度あり、通勤手当、社員持株会、財形貯蓄、ひととおり完備している。

オフィス環境:
執務スペースのほかに、来客と座って話せるスペース、会議室（要予約）、ひととおりある。簡単なお茶サーバーもあるが、近所のコンビニが充実しているので使っても使わなくても。

仕事を通して身につくスキル:
部署によってかなり差があり、電気設計のコアを担当した技術系はCPU、FPGA関係の設計経験を得られ、大手に転職していく人もいる。システム設計を担当した技術系や営業系は、自社の担当部分以外の全体に興味が持てれば、顧客と対等以上に対話でき、中には大手に転職していく人もいる。反面、外注への指示や成果確認を主に担当してそれ以上の興味を持たなければ、中身を知らないまま中間の連絡まとめ役や手配役に留まることになると思う。ワードやエクセル、パワポと、電気設計屋ならCADくらいは全員使えるが、その先は人それぞれ。

今後のキャリア像:
なんとも言い辛いところですが、社会人として曲がりなりにも生きている。実際に他の社会で役立つ何を得られたかは、次のステップ…引退になるのか、退職になるのか分からないが…で思い知ることになることでしょう。

組織体制・コミュニケーション:
部署による。上司の中には時代錯誤の考えを持つ人間もおり、上司として機能していない者もいる。私見を言わせて貰えば完璧な上司はおらず、多かれ少なかれ摩擦はあるものだと思う。そういう意味では普通と言える。あからさまなパワハラは横行していない。

ダイバーシティ・多様性:
まれに派遣さんで韓国、中国、フィリピンなど多国籍の方が来ることがある。ワークスタイルはコンサバティブの普通の日本企業。

女性の働きやすさ:
女性の管理職は一部を除き未婚か、既婚子なしです。女性管理職の登用も時流に乗り遅れないように初めた感があり、今後子育て組で登用される方が出てくるかどうか。

成長・キャリア開発:
業務に必要な製品知識について研修を開いてくれる事がある。

働きがい:
自分が関わった製品が路線に設置されたり、メンテナンスに使用されたりするので、社会の役に立っている実感を持つ事ができる。

入社理由:
鉄道事業に携わりたいと思ったから…と書くと格好良いが実際には不景気で他に内定取れなかった。書類で足切りされ試験や面接すら受けられない時代だった。

入社前に認識しておくべき事:
見た目より技術や機材が古いと思った。鉄道の安全を担保する機器を納めているので、そうなのだろうと当時は思ったが、社内の設計システムや事務システムはもう少し使い易くして欲しいと思った。

事業の強み:
主要顧客がJR東日本なので、手堅く安定しています。

事業の弱み:
開発力の弱さ、顧客のニーズを事前に把握する力、根回し。
業界の特性上、製品は安全第一、不具合を起こさないことが必然とされていますが、その分開発に長い時間をかけて丁寧に試験を繰り返すところがあります。それ自体は悪いことでは無いのですが、時流に乗り遅れたり、開発しても肝心の顧客にいらないと言われてしまったりすることがあります。

給与制度:
賞与は夏と冬の2回ありますが、月々の給与が低水準なこともありボーナスで補填されてる感じがする。貯金もほとんどできないといっても過言ではないと思います。

評価制度:
等級により役職が与えられますが、完全年功序列式なのでどれだけ頑張っても、飛び級したり若いうちからいきなり出世することはまずないです。評価制度は相対評価なので、同じ等級に沢山の人が留まってると、何してもプラマイ０みたいな評価になってきます。