福利厚生:
住宅補助制度があるが、独身社員への補助は年齢制限がある。結婚後の住宅補助やマイホーム購入に対する補助、男女ともに産休・育休が取得できる。独身向けの補助は乏しく、家庭を持つ社員向けの補助が多いため、福利厚生の恩恵を受けながら長く働くには結婚せざるを得ない。
通勤手当は、オフィスへ出勤できる距離・時間を前提として定期券を購入する形で支払われる。

オフィス環境:
所属部署や担当業務によるが、東京・茨城の２か所に事務所がある。フリーアドレス制ではないが、自分の居場所が決まっているため居心地はよい。
会議室が各フロアに用意されている。カフェスペースがあるが、厨房設備はなく、持参した昼食を食べる形である。

勤務時間・休日休暇:
担当プロジェクトによる。見積時に失敗したり顧客の仕様変更をコントロールできないようなプロジェクトに従事している場合は、３６協定の上限間際まで働いても足りない。見積や要件定義が適切で顧客も良心的であるプロジェクトの場合は、適切な労働時間や休日の取得ができる。

多様な働き方支援:
会社の制度としてリモートワークとフレックス勤務ができる。副業は禁止である。
リモートワークとフレックス勤務については、担当プロジェクトの事情によるところが大きく、チームでの目標達成のために必要であれば毎日定時出勤など定められた働き方にしたがう。良い意味で個人が気ままに働くことを抑止しており、誰かのためにプロジェクト推進に支障が出るようなことは起きない。

企業カルチャー・社風:
アイデアがあれば提案してプロジェクトを立ち上げる土壌は存在する。ただ、会社の予算を使って挑戦するので、その投資によってどの程度会社に利点があるかを複数部署の上層部から審議されるため、許可をいただくこと自体に大きなハードルがあると感じる。担当業務を遅延させずに労働時間上限のなかで自力で何かをする場合には制限はない。
社内報などで各部がどんな活動をしているかは発信されており、興味があれば連携するなど風通しは良い方である。

組織体制・コミュニケーション:
営業、経理、品質保証、開発など部ごとに分業しているため、部をまたいだ連携は常に発生している。
管理職はコミュニケーション教育を徹底されており、業務やプライベートでの困りごとについて相談できる土壌はある。

ダイバーシティ・多様性:
全社的にダイバーシティをいかすことを推奨している。

女性の働きやすさ:
女性の管理職はゼロではないが非常に少ない。しかし女性が特別冷遇されている雰囲気はなさそうなので、単純に管理職をめざす人数が少ないだけなのだと思う。

成長・キャリア開発:
会社が定める資格取得をするとインセンティブがもらえる。
グループ会社で同じ研修講座が受けられるため、親会社・グループ会社の別によらず、教育の格差は少ない。

働きがい:
親会社の仕事だけでなく、じかに顧客から仕事をいただいて納めることもあり、自社の力だけでもモノづくりをして社会に貢献できる点にやりがいがある。

入社時の期待と入社後のギャップ:
入社時には漠然とソフトウェア開発に携わりたいという希望があり、業種や業界、技術分野については具体的なイメージがなかった。日立産業制御ソリューションズでは、ハードもソフトも担当でき、顧客の業界も多岐にわたるため、何かしら自分にフィットする仕事にたどり着けると考えていた。
入社後は希望通りソフトウェア開発に携わり、プロジェクトごとに顧客の業界も含めて変わっていくため経験を積むことができた。ギャップとしては、長く同じ顧客や業界にかかわれないため、あるプロジェクトで蓄積した知識や経験が次で必ずしもいかせない点、フィットすると思ってもそれを長く続けることはできない点があった。

事業の強み:
新規事業、個々人のアイデアをビジネスに
ビジネスコンテストで、社員各々のアイデアを新規事業開発に取り入れる企画があり、各人のやる気アップに繋がっている。

事業の弱み:
リカバーの機会が無い
平等な成長機会がないこともある

事業展望:
今後の成長も期待出来る
前社長の意志を閉ざさないように進めてください

給与制度:
勤続年数に応じて昇給する。給与・賞与は部の業績と個人の実績の２観点で評価されるが、部の業績での増減幅が大きく、部として業績が悪ければ給与や賞与が大きく変わることはない。逆に、個人で努力していなくても部の業績が良ければ給与や賞与は高くなる。

評価制度:
昇進・昇格の基準は、部ごとの部長の考え方に依る。実力主義の部長のもとでは、勤続年数や男女の別、飲み会への参加不参加などによらず、実力で評価される。ただし、部長以上の上層部の目に留まらないと昇格させるか否かのテーブルにも乗らないため、大きなプロジェクトに参加して上層部のいる会議に参加するなど、存在感をアピールすることが重要。
評価は年２回行われる。