福利厚生:
ベネッセグループ企業ということもあり、福利厚生は非常に充実している。ベネッセ提携のレジャー施設や映画館の優待、医療面での補助など。特に人間ドックが毎年無料で受けられたり、病院の受診料・薬代を申請するとキャッシュバックがある点などは個人的に非常に役立っている。

オフィス環境:
本社の岡山、福岡、大阪、東京、埼玉にそれぞれ拠点があり、建物の築年数は様々だが、基本的には現場も事務所も整理整頓され働きやすい環境にある。立地は拠点により一部公共交通機関の最寄りから離れて不便なところもある。会議室は各拠点ごとに設けられており、予約すれば誰でも自由に利用することができる。

勤務時間・休日休暇:
配属にもよりますが残業が多めのところの方が多いと思います。
昨年から休暇は増えましたが、その分勤務時間が長くなりました。
給与も結果的に減ることになりましたが、そのことに関する説明はありませんでした。
夏季休暇や年末年始の休暇は短めです。

多様な働き方支援:
時短勤務の取得期間が広がったので育児中の方にとっては働きやすさがあるかもしれませんが、時短中であっても残業が必要になる部署もあります。

組織体制・コミュニケーション:
組織としては親会社であるベネッセの業務を担当する部門と、外販と呼ばれるベネッセ以外の顧客を担当する部門、実作業をする現場で大まかに分かれています。ベネッセと外販の業務は完全に別れており、部門間の交流はほとんどありません。お互いの業務内容は、あまり把握していないように思います。
業務以外での交流であれば、社内に様々な委員会や取り組みがあります。中途で入社した方は戸惑う方が多いようです。委員会の種類も様々で、マナーや身だしなみを学ぶもの、５Ｓ（整理整頓等）、健康促進の取り組み等がありました。変わったものですと、ＡＩやＲＰＡについて学ぶ委員が設置されている年もありました。

女性の働きやすさ:
出産して子供ができたらとても働いていけないと思う。
周りの女性社員は、みんなに謝りながら定時退社(仕事は持ち帰り)、それ以外の日は毎日21時～日付超えるまで残業。
そんな姿を見ていたら、ほかの人は定時に仕事終わっても帰りにくい。

成長・キャリア開発:
研修も多く、社員のリテラシー向上に力を入れている。
定期的に開催される研修や、年間で決まった研修も用意されており社員教育への熱量が大きい会社。

働きがい:
賞賛の文化が根付いており、とても良い方ばかりで会社のことが好き、感謝をしている方がとても多いと思う。なかなか狙って作れるような社風ではないので、その分働きがいややりがいも大きい。

入社時の期待と入社後のギャップ:
9-18時の勤務、残業が少し、基本土日休みと説明されたが、実際はシフト制で教務が最長21時頃まで稼働しており、時期によっては土日も仕事がある。給与面も面接時に提示された給与のうち数万円が残業代を考慮した金額だった。面接時に気になる箇所は細かく確認し、入社前に齟齬がある場合は申し出たほうが良い。

事業の強み:
商品発送事業は大手の企業も取引先にあり、ある程度安定しているように見えるが、物量が年々減少しており、それに伴い売上も縮小している。
ダイレクトメール等を発送するメーリング事業は自社で宛名しか印字ができず、資材作成が全て外注手配であり、そこに利幅を乗せているため他社に価格で劣る。封入機械の仕様も単純なものしかなく、システム部門も弱いことがあって、複雑な対応は全て手作業でこなそうとする。
商品発送の減少幅をダイレクトメールで補おうとしているが、ダイレクトメール事業自体の収支が悪く、原価が毎年上がっている状況のため、ますます厳しくなる見通し。
残念なことに、デジタル分野など他の事業に参入する気がないため、ダイレクトメール以外に紹介できる商材がないのは致命的と言える。

事業の弱み:
岡山で作業をしているため作業単価自体は安いが、近年の流通の人手不足による配送費アップにより、関東の業者で作業を行う方がトータルコストが安くなっている現状があり、サービスの優位性が特にない状況である。

給与制度:
賞与は年２回と少しの決算賞与もありますが、基本給が低い為賞与もひくくなります。
自分で目標をたててその結果で評価される仕組みですが、目標を合意の上で進めて全てクリアしていたとしても、満点をもらえることはありません。
理由をつけて点数を下げられます。
高い評価の人ほど調整される印象があり、「頑張っても大して変わらないから意味がない」と話してる人もいます。
残業は多く満額支給のため、残業が気にならない方にとっては稼ぐことができていいかもしれません。