オフィス環境：清掃は毎朝社員が自分たちで行っている。清掃業者と契約したりはしていないのでトイレ掃除も給湯室も毎朝就業時間外の早出出勤で社員全員で行う。当番制ではない為毎日。その事実は入社日の前日に教えて貰える。

勤務時間・休日休暇：入社するまで教えてくれない出勤時間前の掃除時間と長い長い朝礼。妙な休憩時間、一日90分でホントに90分休憩すると首になるというわけのわからない人事部。平常時は60分休憩しておいて毎日30分の休憩時間を貯蓄しておきましょうという妙な制度。貯蓄は当月でお流れになるという理不尽なルール。90分休憩させてあげたから30分多くサービス残業を毎日の義務とせよ。誰か労基を教えてあげて欲しい。

企業カルチャー・社風:
広告営業系の会社らしく、営業チームが主導で動いている印象でした。体育会系の雰囲気で、上下関係はハッキリしていたように思います。分かりやすく結果を出す人が評価されます。営業なら売上、クリエイティブなら広告からの反応です。
新しい事に挑戦する人よりは、周囲の空気を読みながら既存の文化に上手く馴染もうとする人が向いていると思います。ベンチャー的な資質はあまり感じませんでした。

女性の働きやすさ:
男女差はない会社なので、女性だから不利ということはありません。望めば役職にも就けます。管理職や役員にも女性がいます。ただ、産休育休の取得実績は低く、時短勤務の人はほぼいません。家庭との両立を考えると、サポートしてくれる家族がいないと厳しいかと思います。

教育・研修：【周囲からのサポート】上手く取り入ることができる人はサポートを受けられる。コミュニケーションが苦手な人は辛いかも。

入社理由・入社後の印象：【入社理由】広告代理店だということ。通販広告以外もこれから増やしていきたいと面接で聞いたこと。売上に応じてきちんと評価してくれると聞いたことが入社の理由でした。【入社後のギャップ】まず、広告代理店だが、ほぼ制作会社でした。外部の人間を雇える規模の案件が少なく、自分たちの手をひたすら動かしていました。次に通販広告以外はやる気がありませんでした。チャンスはいっぱいあったのに、そのチャンスをうちでは出来ないといって、余所へリリースしていました。自分の部署がどれだけ黒字でも、他部署が赤字ならボーナスはめっちゃ低い。評価制度って何のためにあるんだろうと感じました。

事業の強み:
強みは分かりやすく、通販商品（主に化粧品、健康食品）に特化した紙、テレビのダイレクトレスポンス広告です。広告媒体の市場はWebが伸びていますが、紙やテレビはなくなる事はない為、ある意味他社からの参入も少なく、ニッチな市場で強みを持った会社だと思います。
様々な媒体から最適なものを選ぶ知見や、薬機法にかからずに獲得が目指せる広告表現のクリエイティブは、この会社は強いでしょう。
Web広告の部署もありますが、人数が少なく他社と比べてノウハウも少ないため、負けている印象です。

事業の弱み:
紙やテレビへの広告が主力なので、市場が伸びにくい点は弱みかもしれません。また、Web広告は弱いです。ただ、少子高齢化で健康食品の需要がなきなりにくい点は良いかもしれません。

給与水準：交通費を給与と一緒にではなく、定期代MAX（最も長期で安く買った金額）を給与とは別途に手渡しで現金支給されていた。だから、大抵が半年分の定期購入代を一括現金支給される。その定期の切れる丁度のタイミングで退職しないと、退職時に残っているはずの交通費・定期券代金を現金で返還しろと言われる。会社で行う源泉徴収もやってはくれないので自分で確定申告をする必要があり、年に一度どさっと市県民税が徴収されるのに頭を抱える。そういったことにしても何か妙だった。