福利厚生:
関西のスクールから関東に来ると、別途関東手当という手当が貰える。また、有資格者にのみ家賃手当がある。

オフィス環境:
とにかく関西も関東も狭いスクールが多く感じる。私自身、幼少期は広い園庭のある園で育ったため、園庭のないスクールでは子どもがかわいそうに思う時もある。スタッフのみが入れるスタッフルームもあるがどのスクールも狭く、パソコンは二台ほどしかないものを職員20名で共有する

勤務時間・休日休暇:
勤務時間はシフト制のためバラバラだが、残業は比較的ない。また保育所などでは、制作の準備や日誌などで残業することがあると思うが、キンダーキッズでは一日の中でそのような準備物を用意するための時間がそれぞれのスタッフに割り振られており、その時間に大体終わらせることができるので残業はすることが少ない。また、保護者とやりとりする連絡帳のようなものも一応あるが、使う保護者が少ないためそれで時間を取られたことはない。
休日は完全週休2日制で、土日祝は基本的に休みである。しかし、年に4回ほどスクールの行事で出勤しなければならず、振替休日などはない。
キンダーキッズの良いところは、夏休み、冬休みがあり、夏休みは例年10日ほど、冬休みはクリスマス前から年明け10日ほどまでやすみなので、長期休暇を楽しみたい人などにはとてもいいのではないかと思う。外国人が職場の半分ほどいるので、休みは比較的多いのではないかと思う。

多様な働き方支援:
希望で時短勤務や、最近では週四日制も導入された。働き方改革をしていこうという上の動きは感じることができる。

企業カルチャー・社風:
外国人が多いので基本フラットな関係である。運動会や、クリスマスコンサート、ハロウィンパーティなど、イベントが多いのも楽しい。

組織体制・コミュニケーション:
スタッフ同士の会話は基本的に英語で行う。子どもたちの前では日本語は使えないため、スタッフルームでは英語日本語混じりの会話をよく耳にする。日本人も外国人もお互いの文化や言語を気にせずコミュニケーションをとっている。

ダイバーシティ・多様性:
英語圏はもちろん、さまざまな国からさまざまなスタッフが集まっている。そのため、よく聞く英語から、学校では聞くことのないような訛った英語もよく耳にすることがある。はじめはとても苦労したが不思議と慣れてきて聞き取れるようになってくる。子どもたちも年長から上の年になってくると、日本語をほとんどスクールでは話さなくなり、外国人の先生と普通に会話することができるようになる。子どもたちもいろいろな英語に触れることができ、英語が世界共通語のなか、これこそ真のグローバルな人材になるのではないかと思う。

女性の働きやすさ:
ほとんどが女性であり、校舎にもよるがどちらかといえば外国人の方が多いため、とても様々な文化を持った方がおり、みんなが寛容。仲良さそうに働いている人も多い。有給休暇も非常に取りやすく、なかなか保育士では得られない環境と言える。実働8時間のシフト制、その8時間は非常にタイトなスケジュールだが、残業がないと考えればいい方なのかもしれない。

仕事を通して身につくスキル:
保育スキルだけでなく英語力も伸ばすことができる。また、クラス担任となると子どもたちへの指導力も求められるためティーチング力もつけることができる

今後のキャリアへの影響:
英語のみで従業員同士会話をすることでスピーキング力やリスニング力を強化することができている。

入社時の期待と入社後のギャップ:
良くも悪くも女性が多い職場なので、女性ならではの問題はあると思う。本部の上司に性格のきつい人がおり、その人には誰も逆らえないという感じだった。
また、保護者対応が思いの外多い。お金持ち向けの園だからか、常識では考えられないようなクレームなども多かった。

事業の強み:
毎年新規スクールを開校している。どのスクールも入園待ちが出ている状態で、インターナショナルプリスクールとしての地位を確立したようである。

事業の弱み:
新たに開校していくスクールの数、受け入れる子どもの数に比べスタッフの数や保育士の数が圧倒的に足りない。

給与制度:
2年前から12月に特別賞与というものがあるが、この先も毎年あるのかは分からない。賞与は3月末の1回のみ。

評価制度:
昇進のチャンスはかなりの年数働いていないとない。手取りを上げていく機会もなかなかなく、基本は同じ額で過ごしていく。保育士資格や、園内で特別な何か授業等を任されることがあれば、別途で手当がある。