福利厚生:
従来社宅制度は手厚かったが数年前急に年齢制限を設ける制度に移行したため所定の年齢に達すると負担額が大幅に上昇するようになった。また婚姻有無によって差を設けるなどダイバーシティを標榜しているのに昭和的価値観になっている。

オフィス環境:
営業管理拠点は大都市のオフィスビルに入居している。

勤務時間・休日休暇:
製造拠点か営業拠点かでカレンダーが違うが、トータル休日数は一緒になる。前者は祝日を寄せることが多く飛び石休みがない。後者はほぼカレンダー通り。

休みや残業は完全に部署や担当依存で変わってしまう。忙しい、トラブルの多い事業部などは上限ギリギリの残業をしているように見える。

多様な働き方支援:
フルリモートを含む在宅勤務制度、フレックスタイム制度があるが、残業時間と同じく部署や職種により運用度合いに差が大きい。フルリモートで中抜けし放題、というような部署もあるにはあるが多くはない。ただ忙しい部署でも残業調整のために早帰り、遅出というのはよく見た光景。

育児、介護の必要な社員向けには別の制度があり、こちらは一定浸透している様子。月次の労働時間のマイナスが一定許容されるというもの。

企業カルチャー・社風:
常に新しいチャレンジを促しており、評価対象ともなっている。

組織体制・コミュニケーション:
労組主導で、社内スポーツやイベントなどがある。その時にさまざまな部署の人と話すことができる。また、部活動なども活発で社内人脈も増やすことができる。

ダイバーシティ・多様性:
外国籍の社員も勤務しており、特に業務上に差別をするなどのことは全くない。ただし、傾向的には他に良いチャンスがあればすぐに動くので、定着はそれほどできていないかもしれない…実際2-3年で辞めることが多い。

女性の働きやすさ:
女性は、割と独立してサバサバしている感じの方が多かったので、とてもコミニケーションを取りやすかったです。相手の状況や環境を考慮して声をかけてくださったり、強制的に女子グループに組み込むと言うようなことがなかったので、女性とのお付き合いは非常にやりやすかったです。しかしながら、女性の管理職は非常に少なく、心もとなく思っておりました。休暇の取りやすさは部署によりけりだと思いますが、割と取りやすかったと思います。

成長・キャリア開発:
若手からでも割と責任ある仕事を任せてもらえるため、やる気があれば機会に恵まれるチャンスはある。

社内の研修は、論理的思考やプレゼン能力を強化するための公募型の研修がある。
また、日々の英語学習のためのオンライン英会話を申し込むことができ、規定を満たせば何割かは返金してもらえる制度がある。

入社時の期待と入社後のギャップ:
入社前には非常にユニークな技術を持っている会社だと思っていたが、入社後に感じたのはいずれのユニークな技術に関しても、競合他社が同様の技術を有しており、独自性に欠けていることを知った。加えて、新規参入組として韓国・中国製のローカルメーカーの安価品が市場に進出してきており、技術優位性を示し切れていない市場においては市場の値崩れとシェアが奪われている状況にあったりする。

事業の強み:
これまでは良かった。新しい事業の芽がなかなか育たない。

事業の弱み:
組織的な戦略立案と実行。顧客に引っ張って貰っての成長。

事業展望:
いよいよ成長も鈍化。

給与制度:
総合職は5段階のグレードをもち、半期の昇給評価で昇給、給与が決まるが、その評価の透明性が低いため、給与への納得感も薄い。役職持ちのメンバーからの覚えの良さで決まるため、目立てるか勝負の感がある。

評価制度:
年一回、昨年度の評定で昇給、昇格が判断される。数年の差はあれど、管理職になるまでは横並びに近い状況に見える。