福利厚生：
もともとがパイオニアの子会社だったことから大企業に準じた制度が残っているため、福利厚生に関しては一通り備わっていると感じている。細かいところだと社食の会社負担があり1食250円で食べることができたりする。また、寮はなく給与に手当として家賃補助が出るような仕組みとなっている。

オフィス環境：
基本的に人事や経理を担当する総務と実際に半導体を生産している生産部の方以外は1フロアに集まっており、軽いパーテーションで区切られているだけなので他部署の人と話しやすい環境であると思う。また設計時に集中できるように別途半個室のようなスペースもあるため開発を行う環境としてはそれなりに良いと感じる。

勤務時間・休日休暇:
勤務時間や休暇については、かなり調整がしやすい企業文化だと思う。年に一度5日間連続で有給休暇を取得できたり、急用で休まなければならない時も調整しやすい雰囲気がある。

多様な働き方支援:
時短勤務で働くワーキングマザーは多数いた。その点はとてもよいとおもったが、男性が時短勤務で働ける雰囲気はあまりなさそうであった。

企業カルチャー・社風:
風通しはとても良い。良すぎて色々な情報が入りすぎる。そのためよく言えば全体主義、悪く言えば根回し主義が蔓延っていた。

組織体制・コミュニケーション:
活発に交流がある会社だと思う。上司との話しやすさはあるが、人によってはそれが嫌と言う人もいたので、こればかりは人によるのかもしれない

女性の働きやすさ：
大企業の子会社だったので、制度として産休や育休、時短など整っており、さらに実際に運用されているので、結婚や出産などのライフイベントを経ても働き続けられる環境にある。そういう意味では働きやすいと思う。一方で、男女比率にもともと偏りがあり、女性の管理職がいなかったり、逆にキャリアアップを考えている女性にとっては、ロールモデルがいないので働きやすいとは言えないと思う。

仕事の裁量権:
部署によると思いますが、団塊世代が多い会社なので逐一報告しないと後々言われるイメージが強いのであまりないかなと思います。

成長支援制度:
職場の工数や5Sの管理などで提案を出すと奨励金が出る仕組みがあります。若手社員や中堅社員別などで定期的に講座やグループワークなどが受けられるようです。

事業の強み：
半導体製造工場を持つ半導体メーカー。光センサやアナログ半導体など様々な製品を開発から製造、販売まで一貫して行っている。OEICなどは世界シェアトップを誇る。専門的な技術、知識も豊富。少数精鋭で小回りの利く組織体制となっておりスピーディーな経営が可能。

事業の弱み：
事業の柱となる製品群が切り替わる過渡期で旧製品の売り上げは衰退期にあるので新規製品の立ち上げが急務。
一時期、新卒採用を中断していた時期もあり社員の平均年齢が高め。ただし、数年前から新卒採用を再開しているので若返りつつある。

給与制度:
もともとパイオニアのグループ会社であった時の給料制度がそのままであり、制度自体はしっかりしている。本社工場が山梨であり県外の拠点がほぼないため転勤や海外出張の制度は整備されていない。年次の昇給と評価による昇給の2つの成分があり、評価を受けて等級が上がると給料への反映分も大きくなる。

評価制度:
昇進・昇格については基準が明確に決められており、わかりやすいが全体のバランスをとるためか部署によって人数制限がありそう。また降格制度はないことからも実力主義とはいえず、残念ながら管理職にもやる気のない人はいる。