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株式会社青幻舎
所要時間
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新卒 未経験OK 2日前

2025年新卒&第2新卒募集_企画営業(芸術分野のビジネスプロデューサーを志す方を求めます)

株式会社青幻舎 / 法人営業
  • 給与
    月給 22万8,000円 ~
  • 勤務地
    東京都千代田区
  • 勤務時間
    フレックスタイム制 完全土日祝休み
同じ会社の求人を見る(1件)

募集要項

仕事内容

2025年新卒&第2新卒募集_企画営業(芸術分野のビジネスプロデューサーを志す方を求めます)

ビジネスプロデューサーとは、書店、美術館の展覧会(イベントチャネル)、ミュージアムショップ・雑貨店・専門等(書店以外の流通チャネル)、輸出(海外チャネル)など、マルチチャネルを駆使し、社会に新たな価値を創造していく仕掛け人のことです。
社会に好影響をもたらすコンテンツを見出し、より多くの人に届けていくことによって、ビジネス面での成功も両立させる存在です。

今回の採用は、
5~10年後に芸術分野のビジネスプロデューサーに育つポテンシャルをもつ未経験者を対象とし、
下記の仕事内容、キャリアを想定しています。

【入社~3年程度】
書店への営業(出版物)/美術館への営業(展覧会企画)/ミュージアムショップ・雑貨店・専門等への営業(雑貨)/海外ディストリビューターへの営業(出版物、雑貨)
※この期間に、ビジネスパーソンとしての基礎スキル、出版の業界・仕事理解はもちろん、マルチチャネルによる独自性の高いビジネスの知見、スキルを培っていきます。

【4年目以降】
芸術分野の書籍の編集/展覧会のプロデュース/雑貨関連の商品企画/国内外(輸出入コンテンツを含む)販促関連業務/その他新規ビジネス・新規チャネルの創出業務
※ビジネスプロデューサーの準備期間として、より多くの職種・仕事経験を培うことが望まれます。

【5~10年】
ビジネスプロデューサーとしてマルチチャネルを駆使・統合し、「当代の芸術の存在感を顕す」存在としての活躍を期待しています。

応募資格

未経験者、既卒・第二新卒、大歓迎!

<必須要件>
●大卒以上27歳まで
(例外事由3号イ:長期キャリア形成を図るため)
●2024年3月(海外の大学の方は6月)卒業見込みの方、
または卒業から3年未満の既卒者
●芸術への興味・関心
理念:「当代の芸術の存在感を顕す」への共感

<歓迎要件>
●大学、大学院における芸術系の学部・学科、
その他学部、研究科における美術、芸術の歴史の専攻・研究等、
何らかのアート・ビジネスに関する専攻、研究
●語学力(英語・中国語)
●SNS、ブログ等ネットを利用した情報発信力
●デザインソフト(Photoshop、Illustrator、PremierePro等)の使用経験

<求める人物像>
●5~10年スパンで芸術分野のビジネスプロデューサーとなり、「当代の芸術の存在感を顕す」存在となる意志を持てる方
●芸術をビジネスととらえ、その普及に情熱を注げる方
●国内の芸術の海外市場、海外の芸術の国内市場に興味・関心を持てる方

募集背景・人数

●募集背景:増員に伴う募集です

計画的な定期採用として若干名の新卒(未経験)者を募集します。

3年前から第二創業期をスタート。ネットの普及と反比例して国内の出版業界の売上高が25年以上にわたり減少し続けている中、3期連続増収増益を達成しています。
芸術の出版物は「物理的に本として手に取りたい」という消費者ニーズに支えられていますが、それだけにとどまりません。
美術館と協働する展覧会の企画運営をはじめ、従来の出版社の枠組みでは括れない仕掛けにより成長を続けています。
この動きを継続するために社員数30名を超えた昨年より新卒(未経験)者の定期採用を開始し、プロパー社員を育てることによる中長期的な組織づくりに取り組んでいます。

給与

月給22万8,000円 ~
<想定年収>
300万円 ~

上記額には35時間相当の時間外手当(業務手当)4万9,000円を含みます。
※超過分は別途全額支給します。

勤務地

東京都千代田区
  • 勤務先 : 東京支社(京都本社/京都市中京区_勤務も可能)


※入社1年経過後よりリモートを含むハイブリット勤務あり

<住所>
東京都千代田区神田錦町3-14-3 神田錦町ビル6F

<交通>
地下鉄神保町A9番出口から徒歩3分、新御茶ノ水・小川町・淡路町駅から徒歩5分

勤務時間

フレックスタイム制

所定労働時間8時間/日(コアタイム10:00~15:00)

休日休暇

●完全土日祝休みです

完全週休2日制
休日:土曜日、日曜日、祝日
※イベント、催事等により休日出勤の可能性あり/休日出勤の場合は振替休日を取得
休暇:年末年始、夏季、有給(初年度10日/入社半年後~)、慶弔、産休、育休、看護、介護

待遇・福利厚生

●雇用保険
●労災保険
●厚生年金
●健康保険

雇用保険、厚生年金、健康保険、 労災保険、介護保険
手当:通勤、時間外、出張
昇給:年1回
賞与:年2回
キャリア面談(ビジネスプロデューサーに成長していくための年1回の定期面談)

雇用形態

新卒
エンゲージでは求職者の皆様が安心してご応募いただけるよう、求人に規定を設けています。
この求人は掲載企業より下記内容について順守していると報告されています。万が一求人内容と実態が異なる場合は下記より事務局宛にお問い合わせをお願いします。
休日休暇について
最低限週1日以上の休み、または4週間で4日以上の休日が取得できる

給与について
支給する給与は各都道府県の最低賃金を上回っている
どのような方が入社しても必ず支払われる最下限の金額を給与欄に記載している(歩合、賞与、交通費、一律支給でない手当など人によって金額が変化するものを給与の記載の中に含んでいない)
勤務時間について
労働時間は法令に反していない
著作権侵害・その他掲載規定について
虚偽の内容または著作権侵害の疑いのある内容を掲載していない

会社情報

パネル画像

株式会社青幻舎の採用・求人情報

最終更新日: 2024年07月12日
careers at
株式会社青幻舎
新卒・第二新卒(未経験者)採用を実施中
MESSAGE
ライブ感をもつ展覧会、時を超える本、
その両方を創れるのが青幻舎の魅力です。
<プロフィール>
福岡優子
副編集長、青幻舎プロモーション企画事業職兼務
大学では文学部芸術表象領域を専攻
学術書の出版社を経て、2010年に入社

~現在の仕事~
青幻舎では書籍の編集を行っています。
展覧会の図録、アーティストの作品集、企画本など、
バラエティ豊かな感じなんですけど、書籍をつくって読者に届ける仕事です。
いわゆる出版社の編集業務ですね。
青幻舎プロモーションでは、展覧会の企画、制作を手掛けています。
2015年に青幻舎プロモーションが立ち上がり、初期から携わっています。
企画、出品依頼や交渉、開催館との調整、作品の取り扱いや輸送の計画等々、
展覧会の開催に必要なあらゆる業務を担っています。

~シンボリックな仕事のエピソード~
展覧会の企画と編集の仕事にそれぞれ紹介したいエピソードがあります。
展覧会では、「絵本原画展ニャー!」展です。
企画の一環として「作家さんにお手紙を書こう!」という趣旨で、
お手紙ポストを会場に設置したんですね。
すると、来てくださった小さな子ども達からお年寄り、外国の方まで、
お気に入りの作家さんに一生懸命手紙を書いて投函してくれたんです。
終了後、ポストには分厚い辞書2冊分ぐらいのお手紙が集まっていました。
グループ展だったので、作家さんごとに振り分ける作業をしながら、
その1枚1枚に目を通すと
「この絵本が好きでした」という年配の方もいれば、
まだ字を書けない小さな子が、絵を描いてくれて、
お母さんが「代筆」してコメントを書いてくれていたり、
世代を超えて、熱い思いを寄せてくれていたんです。
絵本は、子どもも大人も結ぶ、大きな存在なんだなと
私自身、感動を覚えましたし、
展覧会という場が、そういうテンションを作ったことに、
 この仕事は凄い仕事だ! と純粋に思いました。
絵本作家さんの力はもちろんなのですが、鑑賞者の力にも感動したんですね。
展覧会の仕事は、会場に鑑賞者の方が直接訪れるものですし、
その反応が直に伝わってくるライブ感が楽しいです。

 編集では、入社間もなく任された「配色事典」が、
最初の仕事のひとつだったからかもしれませんが、思い出深いです。
内容は大正から昭和初期のモダンな色づかい348パターンを収録した配色見本帖で、
先輩に教えてもらいながら、
どうしたらこの本の魅力が伝わるか、悩みながら作っていった本です。
本というのは、先程述べたライブ感とは逆で、
いつ、どこの誰に手に取られているかはわからないですよね。
長い年月をかけて、ジワジワと浸透していきます。
そんな本のもつ、時を超えていく力にも、面白さと力強さを感じています。


~メッセージ~
大学時代に学芸員の資格を取得し、
「出版/編集」と「美術/学芸員」、2つの軸で悩みながら就職を考えていました。
出版からスタートして、
アーティスト、著者、デザイナー、印刷会社の方々、先輩や同僚、そして読者…
市井にはいっぱい「先生」がいて、仕事をしながら学んできた結果、
気づけば、出版と美術館の展覧会、両方の仕事をしていました。
出版、美術に関心があって、何かやりたいと思える気持があるなら
いまは確信がなくてもその時その時に最善を尽くしきることで、
道を拓いていけると思います。
MESSAGE
「世界の青幻舎」
そんなブランドを確立したい。
<プロフィール>
山本大揮
特販部・商品開発部 課長
大学では文学部哲学科を専攻
美術館勤務経て、2018年1月入社

~現在の仕事~
当社の営業組織は書店営業部と特販部で構成されています。
書店営業が書店に営業を行い、取次会社を通して本を流通させていくのに対して、
私の所属する特販部は大手雑貨店、土産物店、寺社仏閣、ミュージアムショップ、
大型展覧会の特設売店などにダイレクトセールスをしていきます。
また海外のディストリビューターや書店に対する営業(輸出)も仕事です。
商材は、書籍、カード/文具類、雑貨など、
自社(グループ会社の 草紙堂 含む)の企画・製作したプロダクト全般が対象です。
課長としては、同部署のメンバーはもちろん、他部署のメンバーとのチームワークを大切に、
メンバーの持つ能力が掛け算となってアウトプットに結実するように心掛けています。

~シンボリックな仕事のエピソード~
2019年に参加した上海のアートブックフェア展への出展ですね。
世界中からアート系の出版社、作家・デザイナーが参加するイベントですが、
大行列ができるほどの人気で、朝から夕刻まで本が飛ぶように売れていきました。
息つく暇もないほど現地の消費者に接したこの時の熱気は忘れられません。
画集や写真集などノンバーバルな書籍、パラパラブックスなど体験型の絵本など、
国境や言語を越えていく当社の出版物のもつ可能性を体感し、感激しました。

~乗り越えてきた挫折~
やはりコロナ禍で売上がどんどん落ち込んでいった時です。
美術館、観光関連など主要なチャネルの売上が見込めなくなり、
営業のマネジメントを任されている者としてもがき苦しみました。
その苦境の中で、「何かしよう!」とチームで力をあわせて創ったのが、
「花結びメッセージカード」。
好評既刊「花しるべ手帖」をベースにした、
-366日、毎日が誰かにとって特別な日 思わず贈りたくなるメッセージカード-
というコンセプトをもつ、今までにないアートグッズです。
それが、コロナ禍が明けた今、特販部の売上の支えの一つとなる人気商品に育っています。
どんな苦境にあっても、「当代の芸術の存在感を顕す」ことを考え抜いていくこと、
その大切さを学んだ体験でした。

~青幻舎で達成したい夢・目標~
「世界の青幻舎」と言われるようなブランドを確立したいし、確立できると思っています。
先程の上海の話ではないですが、突出して輸出の売上が増えています。
例えば、「配色事典」という一番のロングセラーのタイトルがあります。
毎月何千冊もの単位でのオーダーが続々と入ってきているのを見ていて、
やはりアートブックは世界に通用すると確信しています。
もっともっと青幻舎の存在を世界に知ってもらう努力をしていきたい。
デザイン性に優れた本や雑貨を
実際に見て、触って、理解してもらう活動をしていきたいと思っています。
MORE INFO
  • 「絵本原画ニャー!展」の「作家さんにお手紙を書こうコーナー」の写真をスマホで紹介する福岡。手前には同展図録と、絵本作家 町田尚子さんの「隙あらば猫」のチラシがある。福岡が企画した「絵本原画ニャー!展」をきっかけに、美術館から「町田さんで展覧会をやりたい」とお声がかかり、個展の開催、そして巡回展へと発展していきました。
  • コロナ禍に、山本の所属する特販部のメンバーが中心となって企画・制作した「花結びメッセージカード」。うるう年の2月29日を含む366日/366種類のカードが花個紋と、その日を素敵に過ごすためのメッセージで構成されています。誕生日にちなんだメッセージカードとして、人気のプロダクトとなりました。
  • 福岡が入社間もなく携わり、山本が輸出を手掛ける「配色事典」とその内容を元に、デザインされたナイキ社のスポーツシューズ。Amazonの「配色事典」のWebページには、国内はもとより、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、英国、米国、メキシコ、豪州など、世界中からレビューコメントが寄せられています。
  • engageのコンテンツを制作するために1日かけて自社取材を敢行。取材・撮影の終わり際、京都本社で働くメンバーに、「せっかくなので、みんなで写真を撮ろう!」と声をかけると、みんなが仕事の手を止めて立ち上がり、ノリよく協力してくれました! みんな、どんなメンバーが入社してくれるのか、楽しみにいます。
  • これまでに受賞してきた業界のAWARDの盾。受賞時は嬉しいのですが… 実はこの盾の数々、エンテランスや応接に飾られているわけではなく、会議室の片隅にひっそりと置かれています。過去の栄誉に良い意味で無頓着(笑)。2~3年先を見て美術・芸術ファンの期待に応えようとする社員の気風の裏返しなのかもしれません。
MESSAGE
代表取締役社長
片山 誠
芸術・美術領域だからこそ
出版社の枠を超えて新たな未来を創造できる。

~「この会社には可能性が溢れている」と感じた事業承継(社長就任)時~

私は2年前に青幻舎の創業者からバトンを受けて、社長に就任しました。
創業者(現会長)とは、2006~7年頃に当時私が勤めていた
出版流通企業の運営する書店イベントでご一緒したのが最初です。
当時、青幻舎の会社としての性格を決定づける
シンボリックなタイトルが立て続けに出版されており、
立ち会った出版記念イベントは大盛況でした。
その時、ステージに上がって著者と握手する創業者の姿が鮮明に記憶に残っています。
それから10年以上の時を経て再会し、
(詳細は割愛しますが…)青幻舎の事業を承継することになりました。
四半世紀以上にわたり出版マーケットがシュリンクし続けていることもあり、
多くの知り合いから「今、なぜ?」と尋ねられることがありました。
 その時答えたのは
「この会社の事業内容の詳細を知れば知るほど、可能性に溢れているから」
でした。
その思いは今も全く変わっていません。
その可能性を広げていく上での、基盤になっている最も重要なポイントの一つは、
この会社の売上の約70%が一般の出版流通以外のチャネルから創造されていることです。
 私は編集者を経て、出版社や書籍流通企業の経営企画として、
新規事業、事業再生やM&A業務に携わった経験をもちます。
出版流通の委託制、再販制など、業界全体が右肩上がりの時代に確立された機能が、
近年の右肩下がりの市場の中で、完全に逆回転する、
業界の“地獄絵図”を、身をもって体験してきています。
そうした経験を踏まえて見た時に、この会社がもつ販売チャネルの多様性が、
どれほど大きい意味があるのか、たちどころに理解できました。
 また、大手IT企業のデジタル書籍・コンテンツ関連の
事業企画やM&Aといった業務の経験を通じて、
アート・美術書籍や関連雑貨はデジタルへの置き換えが難しい分野であること、
フィジカルなモノを扱うノウハウは異業種の企業が
一朝一夕に身に着けるのは難しいと理解していたこともあります。


~青幻舎のもつ唯一無二の独自性 その1~

では、青幻舎の出版流通チャネル以外の売上がどのようにして生まれているか?
についてお話ししていきましょう。

まず、美術館で開催される展覧会の企画を提案する機能により、
独自の販売機会を生み出しています。
美術館を訪れて頂く動機をつくり、
訪れた方々が特設会場やミュージアムショップで図録や関連書籍、雑貨を買ってくださる。
美術館のお役に立ちながら、美術ファンのニーズに応えることによって、
独自の流通チャネルを創れる出版社は、極めて限られています。
 時代の趨勢や社会的な影響を考えて、
美術館と一緒に展覧会を企画していくことは、世の中の先を見た動きであり、
青幻舎には美術界、アートの世界の仕掛けや取り組みの情報が自然と集積されていきます。
集積された情報は、展覧会に限らず書籍の企画だったり、
アーティストとの出版以外の取り組みだったりに活きてくる副次的な価値をもたらしています。
加えて、日々の営業活動を通じて美術界をリードする方々とのパイプも
太くできていることもあります。

 次に、当社のMISSIONは、「当代の芸術の存在感を顕す」ですが、
芸術の存在感を顕す手段は、書籍でも、展覧会でも、その他でも良いのです。
芸術をより身近に楽しんでもらうプロダクトとして
雑貨の企画、製作、販売機能を持っている点が2番目の独自性です。
青幻舎は商業ビルやショッピングセンターに入っている著名な雑貨チェーン店や各種専門店、
ミュージアムショップ等への独自流通チャネルを築いています。
雑貨の商品企画にあたっては、売れれば何でも良いわけでなく、
MISSIONに照らして会社のカラーにあったプロダクトをつくっています。
その継続が、出版物との相乗効果を伴って信頼を生み出し、
会社のブランド価値向上に寄与しています。
作家さん、美術館、デザインに優れたブランドをもつ企業などからの
お声がけを頂ける状況ができてきています。
MESSAGE
~青幻舎のもつ唯一無二の独自性 その2~

 3つめに、芸術・美術の領域はデジタルでは代替不可能な
リアルでフィジカルな価値を持つことです。
例えば、展覧会の入場者が記念グッズを買い求めようとしたときに、
わざわざデジタルコンテンツを買わないですよね。
その他、プレゼントとして家族や友人に贈るときなど、
人と人との対話のきっかけとなるシーンでは、
リアルなモノでないと通じないゾーンがあります。
美術出版に関わってきた我々の経験値が大いに活かせる領域です。

 4つめは、海外です。
「芸術(アート)は世界の共通言語」です。
一般書籍やコミックは翻訳版が出てライツビジネスになっていきますが、
アート書や美術書は日本で出版しているものがそのまま海外の書店でも売れていきます。
中国に店舗を展開している日系の大手書店で、
昨年の日本書籍の出版社別の実売ランキングで2位に青幻舎が入りました。
また、この規模の会社にしては稀有なことなのですが、
ロンドンに駐在員(青幻舎インターナショナルの代表)がいることも
書籍の輸出入において強みとなっています。

 最後に、M&Aです。
日本には芸術的価値、文化的価値をもつ小さな出版社が数多くあります。
 その中には、事業承継が必要な会社が少なくありません。
私自身、青幻舎の事業を受け継いだ経験から、できる範囲でお役に立ちたいと思っています。
 昨年11月に紫紅社をグループ企業とし、その経営を引き継ぎました。
江戸後期から200年続く京都にある染織工房の先代オーナーが立ち上げられた出版社で、
まさに芸術的価値をもつコンテンツを持ちながら、事業承継にご苦労されていました。
青幻舎のもつ機能を使い、今の時代にあったアップデートにより
染織、日本の色彩のもつ価値を伝承し、広めていきたいと考えています。


~青幻舎のカルチャーと求める人材~

 青幻舎のカルチャーを感じて頂くために、
社長就任後に取り組んできたことを包み隠さず、お話しします。
最初に取り組んだのは、これまで紹介してきた独自性を生み出してきた
創業者のもつ事業の核の部分を言語化し、抽象化した
(一般化して創業者の個性に依存しない)カタチにして、承継していくことです。
幹部社員と何度も合宿し、1年間かけて紡ぎあげたのが、
MISSION、VISION、VALUE(青幻舎WAY)です。
MISSIONの「当代の芸術の存在感を顕す」は
毎年出す書籍カタログの巻頭メッセージに創業者が寄せていた言葉です。
この言葉の元、これまでやってきた活動を全肯定し、
今の時代にあったカタチでアップデートし、
青幻舎の企業価値を高めていくのが私の役割です。
 次に、取り組んだのが社員の意識改革です。
短期的な数値目標に重点が傾き過ぎていると感じたので、
「一回数字は全部忘れてください」
「極論1冊も出版しなくても1年間くらいは耐えられます」
と言い続けてきました。 
 VISIONや長期的な目的・目標に到達するために屈みこむときも必要だと考えて、
経営者として耐える気満々でした。
しかし、幸か不幸か、今日までのところは、耐えさせてもらえていないんです(笑)。
社員の皆さんが意欲的に活動していて、
日々新しい作品が生まれて、業績も堅調に伸びています。
 そういう経営者としては恵まれた状況ではあるものの、
社員の皆さんの考え方の変化は感じています。
言語化されたMISSIONやVISION、青幻舎WAYをガイドとする、
取組み方に変わってきているように思います。

 会社が第二創業期とも言える状況の中で、
求める人材はMISSON、VISIONに賛同し、
青幻舎WAYをガイドとして成長を遂げたい方を求めます。
青幻舎WAYの最後一項目は、
「自らのキャリアを育てようー社員のキャリアは社員のものです。
会社は社員のキャリアアップを支援します」です。
青幻舎の芸術分野の事業ドメインを舞台に、キャリアオーナーシップを持って
「当代の芸術の存在感を顕す」ビジネスプロデューサーとして
活躍したい志をもつ方との出会いを心から楽しみにしています。



<プロフィール>
片山 誠
株式会社青幻舎 代表取締役社長
大学在学中より編集プロダクションにてアルバイト。
卒業後、出版社、フリーランスの編集者を経て、
出版社、大手ネット企業の経営企画、デジタルコンテンツ流通企業の取締役などを歴任。
2021年8月、創業者からの株式譲渡を受け事業を承継し、代表取締役社長に就任。
ABOUT
SEIGENSHA 
ArtPublishing,Inc.
MISSION

当代の芸術の存在感を顕す


VISION

人とアートが出会う機会を創出し、
多彩な文化が花開く社会に貢献する


VALUE_青幻舎WAY

「互いに敬意をもとう」
クリエイター、取引先、顧客、地域社会、社員同士、
常に相手への敬意をもって接しよう

「最高を目指そう」
プロフェッショナルとして常に高みを目指し自己研鑽に努めよう

「最善を尽くそう」
目の前の課題に対して、最善の方法を考え、実行しよう

「新しいことにチャレンジしよう」
まだ見ぬ新しいものに恐れず向かっていこう

「チームで仕事をしよう」
1人で抱え込まずに、チームで最高の成果を目指そう

「自らのキャリアを育てよう」
社員のキャリアは社員のものです
会社は社員のキャリアアップを支援します



CORPORATE DATA

設立:1995年10月
資本金:1000万円
売上高:連結7億円(2023年9月期)
従業員数:32名(2024年7月時点)
拠点:京都本社(烏丸御池)、東京支社(神保町)、ロンドン支局
グループ会社:
株式会社青幻舎プロモーション
株式会社青幻舎インターナショナル
株式会社草紙堂
株式会社紫紅社
    COMPANY
    会社情報
    会社名 株式会社青幻舎
    事業内容 「当代の芸術の存在感を顕す」をMissionに掲げ、
    Vision「人とアートが出会う機会を創出し、多様な文化が花開く社会に貢献する」を下記の事業により探求しています。
    ●芸術(美術、絵画、写真、デザイン、建築、工芸、文芸、美術評論、趣味・実用)に関する出版
    ●美術館向けの展覧会企画・運営
    ●芸術に関する雑貨の企画・製作・販売
    ●芸術に関する出版物の輸出、輸入
    企業
    WEBサイト
    https://www.seigensha.com/
    所在地 京都府京都市中京区三条通烏丸東入梅忠町9-1大同生命ビル5F
    この企業は、70%以上の割合で24時間以内に応募者対応をしています。
    この企業は通常24時間以内に応募者対応をしています