なぜ「みらいのヒトミ」が良いのか
株式会社等の営利法人が運営している児童療育施設では経営する側は利益追求、もしくは利益追求とまではいかなくても可能な限り黒字化を目指しています。そのため保育士や児童指導員など有資格者の配置等法令は遵守してはいるけれども、若くて経験がまだ浅い職員を配置したりして、現実には現場を回すことができなくなっていて、お子さんと職員の両方に非常に負担をかける状況が生まれているのが現状としてあります。(※そのような利益追求の施設は給与を高めに設定していて若い人たちをとりあえず集めるのですが、現場はとんでもなく大変なので結局、若い人たちは辞めていきます)
私ども「みらいのヒトミ」では法人の役員(障害者の親たち)が実際の療育/支援の現場に入っていますので、お子さん/職員ともに極力負担をかけないよう、現場を回しています。できうる限り多くの職員を配置するよう心がけていますので横浜市の担当の方からも「手厚い支援体制ですね」とのお言葉をいただいています。
例えば「送迎」ひとつとっても、ほとんどの放課後等デイサービスの施設では7~8名が乗ることができるワンボックス型の送迎車両を用意していて、迎えに行く際はこのワンボックス1台で複数の学校を回って、児童を乗せていきます。帰りはこのワンボッス1台に出来得る限りのお子さんを乗せて自宅まで送っていくのですが、迎えのときは一番最初に乗った児童、帰りのときは一番最後の順番に送ってもらう児童、この子たちはなんだかんだで1時間以上、乗車していることがざらにあるわけです。放課後等デイサービス事業における収益性を考えれば致し方の無いことだと理解はしていますが、保護者の立場からすれば何とかならないかと思うわけです。「みらいのヒトミ」は私ども障害者の親たちで運営していますから、この「何とかならないか」にお答えして、私どもはお子さんに負担をかけないよう基本「ピストン輸送」スタイルでやっております。私どもはワンボックス車両は所有しておらず、軽自動車で1人、もしくは2人の児童を迎えに行き、帰りも送っていきます。子供が乗車する時間は最低限に抑えるようにしています。このスタイルにすると保有車両数が増え、またその駐車スペースを確保するため、職員も多めに配置する必要があり、より経費がかかってしま他社の放課後等デイサービスではやっておりません。
このように私どもは障害者の親たちで運営している非営利法人ですので、とにもかくにもお子さんのためにやっております。また、この障害児への療育/支援は臨機応変な対応が要求される高度な業務ですので、この業務に携わる職員に報いるためにも福利厚生に力を入れています。