存在価値を確かに感じられる
“普通じゃない”会社を目指して
ネイルアーティストとして活動するYouS代表の大野早紀。
Instagramフォロワー2.6万人を持つ大野が事業を始めたのは大学4年生の時でした。
それ以降、ネイルサロンの運営から始まり、ネイリスト養成学校、ネイル商材の製造・販売へと事業を広げてきています。
ネイルとは、衣食住と違い、生きていく上で必ずも必要でないものです。
しかし、そのネイルで大野は救われたと言います。
大野がネイルを軸に事業を行うに、ずっと抱えてきた想いとはどんなものだったか?
描いているこれからのYouSや社会とはどういったものなのか?
これから仲間になってくれる人とは、その想いやビジョンを分かち合いたい。
できれば同じ熱量で歩んでいってほしい。
私たちは、一緒に働く人のスキルや経験・能力よりも「思い」を大事にしたいと思っています。
まずは大野のパーソナルな経験や、会社に対して思っていることなどを読んでいただき(長いですが)、
それらを感じ取っていただいた上で、YouSのドアを叩いてほしいと思います。
——コンプレックスを隠してくれたネイルにどハマり!——
私は小さい頃から爪を噛むのが癖で、常に深爪だったんです。もう皮膚までめくれてしまうくらい。友達からも「やめなよ」と言われていたし、自分でも人に見られるのが嫌だと思うくらいにコンプレックスには感じていました。でも、やめようと思えば思うほど、ストレスになってさらに噛んでしまう悪循環に入っていました。どうにかして隠したい!と、高校生になった頃にその術を調べ、スカルプに行きつきました。
そして初めてスカルプをつけてみた時、自分の嫌だった部分が全て覆い隠されていて「素晴らしい」と感動したんです。ストレスが一つ消えてなくなって、そこからは一気にネイルの世界にハマっていきました。
実は、爪を噛む癖は母親の癖でもあり、家族の中で母の存在が大きかった私には、どこか母に同調したい気持ちがあったのかもしれません。
しかし、綺麗で長い爪を得ることで、自身の存在価値をも得たような気がしたのです。
——「お客様のために」と「私がいなきゃ」——
ネイルにハマってから、バイトで得たお金でいろんなセルフネイルを試したりして。もともと手先が器用なこともあり、大学の時には学校と並行してネイルサロンでも働かせてもらっていました。ただ、自分のスキルが上がっても、簡単な施術以外はやらせてもらえなかったり、勤務状況がお客様のためにならないものだったり、自分の理想とする働き方やサービスの提供ができないことが重なり、大学4年の時に、自らサロンを開く選択をしました。
振り返ってみれば、高校~大学の間に居酒屋・ティッシュ配り、カラオケ店、解体工事現場・美容室(アシスタント)・工場での検品作業などなど、いろいろ体験したアルバイトでも、「もっとこうしたい」「こうしたらもっといいのに」との思いが、職場の人・上司と食い違って退職することが多かったのです。正直、どれも長続きしませんでした。
もちろん若さゆえ、自分の我を通しすぎていた部分もあったかもしれません。しかし、働くからには「私がいなきゃ」と思える職場にいたかったのです。言い換えれば、自分の存在価値が認められる職場を探していたのかもしれません。
また、自分が客の立場であるなら、提供されたサービスに満足できなければ次にそのサービスを利用することはありません。同様、お客様に満足いただけなければ、そのお客様には2度と利用していただけないと思っています。残念ながら、点々とした職場の中にはサービス業でありながら、お客様を軽視する発言が聞かれることもありました。そのたびに「お客様ありきでないと!」との思いを強くしたのです。
この「自分の存在価値を認められること」と「お客様ありき(お客様のために)のスタンス」は今でも私の仕事をする上で大切にしていることです。
——知らないからこそ、型にはまらない経営を——
私には苦手なものがあります。それは「普通はこうです」と言われること。大学生で起業したこともあり、私にはアルバイトを除いて会社然とした企業で働いたことがありません。経営に関しても、専門的に学んだこともありません。そのことに少なからず引け目を感じているので、会社というものをよく知る人に「普通は」と言われると、流されてしまいそうになるからです。
しかし、会社組織のことはわからずとも、社会のことがわからないわけではありません。そして、ネイルスキルに関することやネイル業界については知識・経験ともに絶対的な自信があります。また、ネイル業界・ネイリストの環境を変えていきたいという気概もあります。
今では「当たり前じゃないことが会社の強み」とすら考えています。
一緒に働く仲間にも「普通」という言葉に縛られてほしくはありません。やりたいことを見つけて手を挙げてほしいですし、それが新入社員やパートの方だっていいんです。
理想は働く人みんなが「自分自身の存在価値を認め・認められ、自由だけど一丸となって働けて、しかも給料が高い会社」。(自身の存在価値を高められる:ようなないようもいれたい)
夢のように聞こえるかもしれませんが、そこを目指して今後も頑張っていきたいと思っています。
——この先の成長に向けて——
サロンの開業・法人の立ち上げを経て、働くこと・その対価としてお金をいただくことは容易なことではないと痛感しています。楽しく仕事はできますが、楽して稼ぐことはできません。
私のいう「自由」とは、好き勝手に振る舞うことではなく、働く人たちや会社、社会も含めてより良い方向に進んでいくためにアイデアの枠をもうけずに発想し、
検討し、実行する自由があるということです。
そして、あらゆることを「自分ごと」として考えられることが必要だと思いますし、仕事に対して「がむしゃら」になれることが重要だと思っています。
そうすることで仕事場においての「存在価値」が生まれるとも思います。
これまでは素人なりに、わからないなりにやってきたことが、
実はすごいことだったり、結果的にうまく回っていたりしてきました。
例えば、自分のネイルの幅を広げるために始めた“押し花ネイル”も、染色から製造・販売まで一貫して自社で行うスタイルはあまり例をみないことで、だからこそYouSの看板商品にもなりました。また、単にデザインを見てほしくて始めたInstagramも自然とフォロワーが増えて、
立派なSNSマーケティングとしての役割を担っています。
しかし、もう1ステップも2ステップも会社として成長するためには、手探りで進んでもなんとか進めている状態は脱しなければならないと考えています。
そのためには、専門的なスキルや知識を持ちつつも、
常識に囚われない柔軟性を持った仲間が不可欠です。
目標は大きく年商30億円!まずは少数精鋭で達成したい。
「私ならできる!」あなたを待っています!