「地域連携コーディネーター」と聞いても、どんな仕事かなかなかイメージが湧かないと思います。
ここでは、この仕事がどんな役割を担うのかについて説明していきましょう。

地域連携コーディネーターは、『「望まない孤独」をなくす』という理念を実現するために、
とても重要な役割を担っている存在と言えます。

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私たちのチャット相談窓口には、1日1000件以上と、毎日多くの相談が寄せられます。
こうした相談には、ボランティアを中心に多くの相談員が日々寄り添ってくれています。
しかし、相談に対応しているだけでは、根本的な問題解決にはつながりません。
その中で、地域連携コーディネーターは大きく二つの役割を担っています。

ひとつが、児童虐待や自殺企図などリスクの高い相談に対し、地域の各種機関と連携を図る役割。
専門相談員やスーパーバイザーと協議し、相談者を児童相談所や警察につなげるのはもちろん、
その後も各種機関と連携しながら、相談者のその後を見守っていくのです。

もうひとつが、連携できる支援機関や相談窓口を開拓していく役割。
2020年3月の設立からすでに65万件以上の相談が寄せられており、今も多くの相談が寄せられています。
これらの相談に寄り添いつつ、将来的にその数を減らしていくためには、
行政のみならず、さまざまな支援機関との連携を強化していく必要があると考えています。

また、日々寄せられる相談内容は全てデータ化し、
個人情報が特定できないように加工したうえで、オープンデータとして社会に提供しています。
こうしたデータを活用し、問題解決につなげてくれる企業とタッグを組むのも良いでしょう。

他にも、私たちが開発・展開している「孤独予防教育プログラム」を
実施してくれる企業や学校を増やしていくことも重要だと考えています。

このように、より良い未来に向けた行動を考え、実行していくのが地域連携コーディネーターの役割です。
こうしたミッションに共感し、主体的に推進していってくれる方を私たちは探しています。

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求めているのは、ビジネスの現場で行政機関や企業と連携をした経験をお持ちの方。
特に、福祉領域、児童福祉領域などで上記の経験を積んできた方は大歓迎です。

自分自身のビジネス経験を、社会課題の解決に役立てたい。
そんな想いをお持ちなら、ぜひエントリーをお願いします。

自分でやることを見つけ出し、試行錯誤を繰り返しながら前に進んでいく仕事です。
地域連携コーディネーターとしての経験は、
あなたのキャリアにとっても、きっと大きな財産となるはずです。

現在、地域連携コーディネーターとして活躍している女性職員にインタビューしました。

【Q】まずは、前職の仕事内容を教えてください。

地域の学校で不登校だった子が集まり、集団生活をする「不登校特例校」で教職員をしていました。子どもたちと1日の行動を共にし、不安な気持ちのときに一緒に過ごしたり、授業を一緒に受けたり、休み時間などに一緒に遊んだりする仕事をしていました。

【Q】転職理由と、入職を決めたポイントを教えてください。

「子どもの心を守る仕事がしたい」との思いから前職に就きましたが、学校教育現場ではできることに限界があったんです。そこで学校でできる支援の一歩先の支援をしたいと思い、転職を決意しました。

あなたのいばしょへの入社を決めたのは、たくさんの人の声を聞き、適切な支援先へとつないで、より多くの人の役に立てるかもと思ったからです。選考中に丁寧なメールの対応をしてくれたこと、細かい質問にも一つひとつ応えてくださったことから、安心して働けると思ったことも決め手になりました。また、理事長のインタビュー記事で、「死んでもいいけど、死んじゃだめ」といった言葉や、相談窓口のことを「最後の砦」と表現していた考えに心を動かされたのも大きな理由です。

【Q】標準的な一日の流れを教えてください。

▼9：00／出社、掃除、メールチェック
▼10：00／相談者のつなぎ先に進捗確認の電話、プロジェクトの進捗確認
▼12：00／お昼休憩
▼13：00／社内ミーティング
▼15：00／連携についての社外とのミーティング
▼17：00／お問い合わせフォーム、メールチェック
▼18：00／退勤

上記の合間に適宜電話対応をするイメージです。
業務内容は多岐にわたりますが、残業はほとんどなくプライベートの時間も大切にできます。

【Q】仕事をしていてやりがいを感じた瞬間を教えてください。

つなぎ支援をした相談者から「あなたがいてくれたおかげで」という言葉を直接いただいたり、さまざまな状況からつなぐのが難しかった場合でも、「ここまで一緒に考えてくれてありがとう」といった言葉をもらえたりしたとき、かけがえのない仕事だと実感できます。つなぎ先からも「あなたのいばしょが連携してくれたから早期対応につながった」と感謝の言葉をいただくこともあります。

一人の人生に影響を与え、それがいい方向に進んでいく。本当にやってて良かったと感じます。

【Q】逆に、ギャップを感じたことを教えてください。

前職であまり行政とのやり取りをしたことがなかったので、行政特有の形式のある枠組みの中でどう立ち回るべきかは試行錯誤を繰り返しました。まずは自分たちのことを信用してもらい、情報交換などの連携ができる関係性づくりに苦労しました。いろいろな行政機関とやりとりをするため、そこを苦に感じる方、コミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めるのが苦手な方にはあまり向いていないかもしれません。

【Q】あなたのいばしょ、地域連携コーディネーターの仕事をオススメするならどこ？

まだまだ成長途中の法人です。また、この取り組みを行政に広めていけることもとても嬉しいです。地域連携コーディネーター職は人数が少ないので、自分たちでいろいろ考えて提案する余白もあります。こうしたらいいのに、こういう仕組みが必要だ、とおもったらカタチにしていける土壌があります。

【Q】職場の雰囲気や人間関係について教えてください。

一緒に働いている人の経歴を気にしない方ばかりなので、自分の考えをフラットに発言できる環境、発言する権利が守られる環境です。支援職を経験してきた方が多いので優しい方が多いですが、良い感じにクセもあって面白いです。理事長は若い反面、経営陣は40代～50代が中心で、年齢による差も感じられません。

【Q】最後に、求職者の方へメッセージを！

さまざまな行政機関と関わる機会が増えてきました。将来のために、ぜひあなたの力を貸してください！行政機関から依頼が来ることもあれば、「自分がここと連携したい！」というところにはこちらからアプローチできる環境があります。あなたが連携したい自治体と連携するために、やりたいプロジェクトを進めるために、私も全力で応援していきます。未経験でも大丈夫です。一つひとつ一緒に進めていきましょう！

現在、スーパーバイザーとして活躍している女性職員にインタビューしました。

【Q】入職したきっかけを教えてください
前職で、家庭での孤独感や将来に向けての不安を吐露される方が目前に多くいました。そこで仕事に限らずより多くの方の孤独感や不安感に寄り添える仕事をしたいと思い、転職を決意しました。
あなたのいばしょへの入社を決めたのは、24時間365日どこからでも相談が出来る窓口があると知り事業について自分も実際に携わりたいと思ったことがポイントとなりました。
選考中には自分の疑問点についてもメールで迅速丁寧に対応いただいたので安心して面接を受けることが出来ました。
また、面接の中で理事長から「つらいとき、頼れる人に出会えることを『偶然』ではなく『必然』にしたい」という言葉に胸打たれ、少しでも孤独孤立を減らす仕事をしたいと思い入社しました。

【Q】今の仕事のやりがいは何ですか？
やりがいを感じた瞬間は、相談員さんから「いばしょの相談員になれてよかった」「スーパーバイザーと話せて気持ちが軽くなった」と声をかけていただいた時です。
日々「つらい」「消えたい」といった相談を受ける中で、相談員さんにはやりがいを感じていただけている一方で、相談者さんからの想いを受けるからこそ、もやもやする瞬間があるように思っています。

スーパーバイザーは世界中の相談員が24時間安心して相談できる環境を作る事も大切な役割のひとつです。
国内外での交流会で多くの相談員さんと直接出会える機会もあり、「相談者さんから『相談員さんと話せて一人じゃないと思えました』と言われてとても勇気づけられました」等相談にまつわるお話をたくさん聞きました。
普段、SNS相談という顔や声も聞こえない中で600名を超える相談員さんが懸命に相談と向き合い、画面越しにたくさんの明日を繋げてくださっていること感謝を感じています。

【Q】一緒に働きたい方を教えてください
この仕事は相談事業を通じて孤独孤立をなくすことを体現できる点だと思います。

スーパーバイザーは相談事業の現場責任者という立場であるため、対応力が求められますが
相談者さんの明日へ繋げる仕事を担っていると思うとやりがいを大きく感じられる仕事だと思います。
相談はチームで行うこともあるため、協調性と発信力と対応力が必要だと思います。

スーパーバイザーはボランティアや職員などを巻き込んで業務を進めていく必要があり、周りにポジティブな影響力がある人でありたいと日々思っています。
逆に個人プレイをしたい方にはしんどい職場かもしれません。