B O H B O T
bio-medicine
oriented
habilitation
behavioral
occupaitional
therapy
頭文字を組み合わせて造った名前です。
このようにクリニック名は
「行動療法的アプローチによる(リ)ハビリテーションと
生物医学的知見に基づいた治療を基軸に」
という私たちのクリニカルポリシーを表現したものです。
当クリニックは、
外来診療部門の1~3の診察室と、その奥にございます、
主に復職支援や就労支援のリハビリテーションを行う
デイケア【BMC リワークセンター】の2つの機能に別けられます。
BMC リワークセンターでは主に復職支援リハビリプログラムを充実させた
心理教育プログラムを行っております。
この領域での経験豊富な作業療法士、精神保健福祉士、看護師 が集まりました。
(医師含めたコメディカルスタッフ全員が前職場でも一緒に臨床に携わってまいりました。)
生化学とか生物医学的治療と聴くと、
薬漬けの治療を連想されてしまうかもしれませんが、決してそうではありません。
bio-medical モデルだからこそ薬剤の弊害について十分に知っているのです。
ですから、あくまでも処方はシンプルに。
ボーボット・メディカル・クリニックは単剤化処方にこだわります。
安易にベンゾジアゼピン系抗不安薬や睡眠薬の処方は致しません。
その代わりに飲みにくいと敬遠されますが、漢方薬を処方するかもしれません。
クスリの中には薬そのものに依存性があるものや、
認知機能を低下させてしまうかもしれないものまであります。
このような薬は、職場復帰に向けてのリハビリテーションを邪魔したり、
病気からの自然な回復を阻害したりしてしまう事があります。
「返せない借金は始めから作らない。」ように
「やめられない薬は始めから出さない。」つもりです。
しかし、私たちは全ての薬を否定している訳ではありません。
鬱病を含め、気分障害という病気は「おまじない」で治るほど
生易しい病気ではありませんから。必要な薬は必要な時期にちゃんと使う。
最終的に我々が目指したいこととは・・・・
それは、
患者さんが医療(我々治療者やクスリ)から自立してゆくこと。
つまり、医療サバイバーとなって頂く事を支援して行くこと。
そして、医療コンシューマー(消費者)をつくらないこと。
それを実現する為には、是非とも患者さん一人一人のご理解とご協力が必要なのです。
ですから治療を進めるに当たって、
私たちから患者さんへいろんな注文をつけるかもしれません。
時には強く励ます事もあるかもしれません。
時には煩いと思われるかもしれません。
宮沢賢治の「注文の多い料理店」の中に描かれた
「山猫軒」が私たちクリニックのお手本。
そんな精神科専門クリニックを目指したいと願っています。
「同情すること」ではなく、「喜びを分かち合うこと」
こんな体験が一人でも多くの患者さんと共有出来ましたら
これ以上の喜びはございません。
ボーボット・メディカル・クリニック
院長 亀廣 聡