LARICAは、ごくごく普通な女性が立ち上げた会社です。
彼女が持っていたものは、アクセサリーが大好きだという気持ちと、
こつこつと努力を続けること、そして、負けたくないという気持ちでした。
事業内容や、業務内容、待遇を知っていただくと同時に、
LARICAの「想い」を知っていただきたいと思い、
起業の奮闘と、ロゴに込めた思いをお伝えします。
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普通の家庭に育ち、
普通に大学を卒業して、
普通に就職をしたつもりが、
その会社が買収されて、
不思議な会社に移籍することになりました。
新しい会社では、業務には就かず、
日本中、世界中を旅しては、
これまでしたこともなかった経験をしました。
今まで知らなかったことに触れ、
生まれ育ったものとは違う文化に触れ、
自分が何を感じるかを大切にする時間でした。
退職し、自分を見つめるために出た旅で、
私はラリマーという宝石に出会いました。
それを機に、新しい一歩を踏み出し、
大好きだったアクセサリーをつくり始めました。
デザインし、製作し、販売する。
こつこつと努力する毎日です。
売り上げが伸びるのはうれしいのですが、
当然のように作業量も増えます。
急増するライバルにも緊張します。
何年も同じ環境に身を置くことにも、
焦りを感じるようになります。
一人の力ではできないこと、
新しい未来を切り開くこと、
そして何よりも、
自分のやりたいことを実現することを求めて、
創業から7年目の2019年12月に、
株式会社を設立しました。
やりたいことは山積みですが、
やらなくてはいけないことも山積みです。
LARICAが成長を続けるための礎を、
いま、創り上げたいと思っています。
横浜生まれ、横浜育ちの私は、
オフィスをランドマークタワーに選びました。
ここからは、大観覧車やベイブリッジといった、
まさに「横浜」という景色が広がっています。
ときに、本当に大きな豪華客船が停泊しては、
また、外洋へと旅立っていきます。
掲げられた明確な目標に向かって、
こつこつと努力を続け、
意義を感じられる毎日を過ごせる、
そんな、尊敬しあえる仲間が増えることを、
私は今願っています。
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人生には転機があります。そこには出会いがつきものです。
人であったり、景色であったり、経験であったり、出会ったものの存在で、人生は大きく変わります。
私が出会ったのは、Larimar(ラリマー)という石でした。
深く悩んだとき、答えを探すように出かける一人旅は、なぜかいつも沖縄です。
あおい空とあおい海、そして白い砂浜、ひとり、その景色の中に身をゆだねて過ごす時間は、自分の悩みを小さなものに感じさせ、こころは少しずつ未来と向き合いはじめます。
Larimarはそんな景色を閉じこめたかのような石で、新しい一歩を踏み出す力を与えてくれます。
アクセサリーをつくる道を選んだ私にとって、Larimarはきっかけであり、支えです。いつも私に力を与えてくれる存在です。そのLarimarの頭文字からとった「L」を、一つのアクセサリーのデザインに落とし込んで、LARICAのロゴのモチーフにしています。
このアクセサリーのデザインは、Larimarをあらわす「L」と、螺旋状の円とで成り立っています。
この円は、私の仕事に対する姿勢と願いを表しています。
LARICAを運営する私の毎日は、みなさんが想像するような刺激的なものではありません。格好良さもなければ、優雅なものでもなく、そこにあるのは、単調さであり、不安です。
新しいデザインを生み出し続けることができるのか、自分の作ったものがみなさんに受け入れられるのか、そんな不安におしつぶされてしまいそうな毎日です。
新しいアクセサリーをつくっては、それを写真に収め、お披露目します。いただいたご注文に一喜一憂して、心を込めて送り出します。去年も、今年も、来年も、ずっとその連続です。その連続の中で、ふと自分を見つめたとき、私は頑張ることができているのか、成長することができているのかと、自問自答がはじまります。
不安に駆られるときの自分は、同じところをぐるぐると回っているかのようです。
これまでも、これからも、ずっと同じところを回り続けます。でも、そこに成長があると信じていたい。
少し前の自分とは何かが変わっていて、新しい自分になっているのだと思いたいのです。
大切な軸をぶらすことなく、黙々と仕事にむきあい動き続けることが、同じように見える毎日や、自信のない自分を、少しずつ変化させ、成長させること。それが私の仕事に対する姿勢であり、願いです。その様子を、この螺旋の円にこめています。
このように、LARICAのロゴは、私に力を与えてくれるLarimarの存在と、不安にたちむかうための仕事観とを表現した、空想のアクセサリーをモチーフにしています。