現在我が社ではオー・ギャマン・ド・トキオ本店をはじめ、
いろいろな店舗を構えていますが、どの店舗も特徴的なのは
『オープンキッチン』『鉄板』
これがキーワードになっております。
今オー・ギャマン・ド・トキオの料理は、
フランス料理とはいえども、塩焼きそばがあったり
わさびパスタがあったり。
そんなの邪道じゃないかと言われることもありますが、
そこにはやり続ける理由があります。
かつて、お客様にあるお嬢さんがおり、
その方が病気になってしまって。
彼女が最後リクエストをしてくれたのが
実はフランス料理ではないものでした。
その時僕は、一生懸命この子のために何かを作ってあげたい
という思いになりました。
その結果が、今のギャマンスタイル。
フランス料理にこだわらず、
『お客さんに喜んでもらえるものを何でも作ろう!』
という思いに変わったのです。
一番大事なのは技術や知識ではない。
『一食入魂』一つの料理に魂を込めよう。
そこには技術とか、お金がかかっているとか
そういうものではなくて、
思いがかかっているというのが一番大事。
これからもそういう料理を、
心をお客様にお届けしたいと思っています。