『コロナに負けるな』
この原稿は2020年8月に書いています。
緊急事態宣言が解除されてから随分になりますが、新しい感染者が毎日出ている状況です。
ニュースでもとりあげられない日はないくらいですね。
この状況は効果の高い治療薬や予防薬ができない限り、続くのだと思われます。
IT業界、特にシステム開発の業界への影響としては、
飲食業界に比べれば圧倒的に少ないものの、やはり影響は出ています。
在宅勤務を余儀なくされるなかで、品質や生産性が落ちてスケジュールが組み直されるプロジェクトもあれば、
なかには予算が縮小されて途中打ち切りになるプロジェクトもあったりします。
当社に関しても多少の影響はありますが、
かつてのリーマンショック時に比べれば小さくて済んでいると言えます。
今、思い返しても、リーマンショックの時は良く生き延びたなぁと思うくらいひどい状態でした。
原因はIT業界全体の仕事量が激減したこともありますが、
当時はまだ会社も小さく、実績も少なく、顧客からの信頼が小さかったことも大きな要素です。
今は社員たちのがんばりもあって、顧客からの信頼も厚く、そこまでの影響は出ていない状況です。
さて、常にない状況にさらされたときに重要なのは、
「普段から何を大切にしてきたか」だと私は考えています。
当社の一番根源的な理念は「良いものを作ろう」そして「幸せになろう」です。
「幸せになろう」は一部の人が対象ではなく、社員全員が対象です。
なので、リーマンショックのときも、今回のコロナ禍においても、会社としての方針はひとつ。
「社員の生活は絶対に守る!」です。
これは私の中で譲れない信念でもあります。
そして社員の人たちも仕事がやりづらく苦しい状況の中、
良いものを作り続けるために自分たちの誠意を尽くしてくれています。
つくづく、良い会社だなぁと思います。
これからも様々な状況があると思いますが、文字通り社員一丸となって乗り越えていこうと思う今日この頃です。
そうそう。
精神論だけでは現実の問題には対応していけませんよね。
それは別のコラムでお伝えしたいと思います。