佐藤 凌太さん
所属:技術開発本部 開発課 開発係
入社:2020年
趣味:ドライブ、ハイキング、おいしいものを食べること
◎横手精工を選んだ理由
横手精工なら今の自分の持っているスキルをさらに高めることができると思ったからです。自分は過去に働くことに対して自信が持てずにいる時期がしばらくありました。電子を学ぶために進学したものの、電気電子回路の授業は思っていた以上に手ごわく、本当に自分に向いているのだろうかと自信を失い、自分の価値が見出せないことに焦るばかりでした。
横手精工は地元でも有数の企業であり、入社を考えていたころにYURIホールディングスというグループ企業になっていましたので、大きな会社なら自分のスキルが生かせる職場もあり、そこで色々な経験も積めると考えました。自分としては開発や研究など、自分のアイデアが重要視される仕事を希望していました。採用担当の方から説明を聞いたところ、技術開発本部やEMS事業部(基板実装)、ME生産部(機械加工や半導体搬送装置の製造)とそれぞれで業務内容が全く異なっているということや、その中には独自の製品開発や他部署の生産支援を行っている事業もあることも知り、さまざまな経験が積めそうだと興味が湧きました。また、面接時に電子基板の設計も行っていると聞き、電子回路専門の技術者から学び直すことで、電気回路の苦手意識を克服し、自分の武器になるようにしたいと思い、横手精工に入社を決めました。
◎仕事内容
主に、回路設計に関係する開発を行っています。様々な治具や回路の評価も行います。はじめは回路の事が全然分からない状況でしたが、基本的なことを学んでいき、やっと仕事の補助ができるようなレベルになりました。今はまだ簡単な業務しか任されませんが、新しいことを少しずつ学んでいる段階です。スキルアップしていつかは大きな仕事を任されるようになりたいです。上記の仕事の他に、開発課の後進育成の方針として、様々な勉強会や大学との共同研究、研究業務の補助などがあります。
◎やりがいを感じていること
自分が携わった仕事が目に見える成果として現れることです。実際に見てみるまでは本当に動くのだろうか?と心配になることがたくさんありますが、先輩社員や上司の方々に相談しながらトライアンドエラーを繰り返すうちにだんだん目標としていたものに仕上がっていくのが嬉しいです。
◎仕事をする上で心がけていること
何からでも学ぶことです。良くも悪くも仕事の出来や勤務態度は成果として現れます。もちろん上司や他の社員からの心象も仕事を通じて相互に伝わります。そこから、「ここはもっと勉強してから取り組んだ方が早く終わったな」とか、「挨拶って意外と大事なんだな」とか、「時間を決めて取り組まないとズルズルと延びるな」とか、経験をもって知ることになります。そこから、次の自分の行動へ生かすことを心がけています。
◎入社して良かったと思うこと・学んだこと
自分は最初のうちは早く役に立ちたいと躍起になっていましたが、特別なことをする必要はなく、与えられた仕事をこなし、それを繰り返すうちに自然と周りの方々からの信頼や評価が高まっていきます。分からないことは相談、何かあったら報告、連絡を行い、少しずつ仕事を覚えていきました。他にも、毎日の挨拶は人とのコミュニケーションを円滑にするために大事だなと感じています。
また、YURIホールディングスは色々な会社がグループとなっていますので、様々な案件でグループ会社に出張に行ったりしますが、そこでの情報は自分にとって見識が広がります。基板の実装や金属の加工、コンデンサの製造は頭の中でどんな工程を経るか分かっていても、実際に見てみるといろんな発見があったりします。そこで初めて自分は物事の表面だけしか見ていなかったなと感じたりします。はんだ付け一つとっても奥深いですし、基板実装を大量に早く行うためのノウハウだったり、コンデンサ製造でも一つ一つの工程が最適化されているのを目の当たりにしたり、日々学ぶことがあります。このように様々な業種が一体となったグループは珍しいと思います。
◎入社を考える方へメッセージ
学生時代と同様に、社会に出てからも何かに真摯に取り組む姿勢は仕事に表れます。学生時代に何かに情熱を持って取り組んだり、好きなことを人並以上に極めたり、そのチャレンジが失敗だったとしても、そのような経験は若いうちに一度はしておいた方がいいと思います。がむしゃらに頑張った先には、きっと素晴らしい未来が待っているはずです。