XYZプリンティングジャパン株式会社の採用・求人情報

～3Dプリンターで服を作る～

3Dで構成したデータを出力する3Dプリンターは、型紙を必要としません。デザイン情報と出力機器、材料があれば自動的に完成した洋服ができあがります。

3Dプリンターによる洋服製造のメリットは、オートクチュールの品質をより手軽に実用できるようになることです。実際に、個別に体型をスキャニングし、「縫い目のない洋服」を製造するサービスを顧客に向けて開始している施設も存在します。

今のところ、主に大手デパートのファッション部門など、企業規模が大きく予算を確保しやすい環境にある施設が大半です。しかし、これまでの洋服製造にかかわる職種のほとんどが不要になるのですから、人員削減、予算縮小に貢献できると期待されます。より高品質なファッションの体現に繋がるでしょう。

～3Dプリンターで試作を作る～

「精密な工作機械（付加製造装置）」としての3Dプリンターは、ものづくりのプロセスに変化をもたらします。

具体的には、試作・設計工程の期間を短縮したり、生産性を向上させたり、材料のムダを少なくしたりといったことに役立つと考えられています。また、複雑な形状・構造のものを自由に作れたり、少量の生産品を比較的低コストで製造することが可能になったりといった革新を起こすことに繋がるでしょう。

その他にも、「幅広い主体のものづくりツール」としての一面がある3Dプリンターは、個人も含めたさまざまな主体による新たなものづくりの可能性を生みます。個人では実現が難しかったようなアイデアを容易に実体化できるようになることで、ものづくりの主体が多様化していくことが考えられるのです。

～3Dプリンターで義歯を作る～

CTスキャンで精密に抽出された患者の口腔データを元に、上あごと下あごの模型を３Ｄプリンターで作成できます。

複数の素材を組み合わせて患者の口腔を完全再現し、インプラントなどの歯科器具を装着テストすること、失った歯を補うための義歯の型を作ることなどに運用されています。 今のところ3Dプリンターの歯科業界での活用は模型などに留まっており、実装には至っていません。 

しかし、続々と世界中から発表されるこれらのアイデアが現実に普及すれば、これまでよりも格段に歯科装具の生産効率は向上し、コストも下げられるはずです。 CTスキャンから歯科治療に移り、すぐにインプラント義歯ができあがって即実装できる、そんな未来が、近々やって来る可能性もあるでしょう。