転職を前提としないキャリア設計支援
元々、博報堂DYグループのアイレップ社でアカウントプランナーとしてデジタルマーケティングを活用したクライアントワークを行っていました。
大型案件を担当しながらメンバーマネジメントも任せてもらえ恵まれた環境だったのですが、
当時は自身のキャリアについて考える余裕がありませんでした。
「今の市場価値はどうなんだろう」
「年収は適正なんだろうか」
「事業会社のマーケティング職は受かるのか」
そういった疑問が脳裏によぎるも、目の前のタスクに向き合うことに精一杯でした。
そんな状態ながら、なんとなく選んだ転職エージェントに登録してキャリア面談を行いましたが、
熱量込めて伝えたつもりの自身のキャリアや想いに対し、
淡白に感じたやり取りと転職を促すべく機械的に提示される大量の求人データ。
とても真摯に向き合ってもらえてるとは思えず、虚しい想いをした原体験が起点です。
今思えば、誰かに話を聞いて欲しかっただけなのかもしれません。
確かにデジタル人材は引く手あまた。
応募意思さえ取ってしまえばオペレーション対応でもそれなりに売上はつくれます。
ただ、果たしてこれが本当に価値のあるサービスなのか。
例えば、同業界のA社とB社をどちらかを受けるか悩んでいる場合、
事業領域は似ていても社風や戦略が異なっていたり、
その先のキャリア形成に大きな差異が生まれるケースは多いです。
どちらの道がより目の前の人にフィットするか、
同業界経験者からすれば精度高く判断することは容易です。
当時の自分はそういった踏み込んだ提案をして頂ける
業界専門のキャリアプランナーに出会えませんでした。
それなら自分が担おう、と。
デジタル人材のためにデジタル経験者がピンポイントでマッチングを創出することで、
ムダな書類選考や面接を防ぐことは可能です。
私は2013年からデジタル人材のキャリア支援を行う立場に転身し、
累計4,000人のキャリア支援を行ってきました。
現役でマーケティングに携わっているときよりも業界知見や人脈が広がり、
より各々にフィットしたキャリア設計ができると自負しています。
当時の自身のような虚しい想いをするデジタル人材を減らしたい。
2021年に独立して、より一人ひとりのキャリアに向き合える環境をつくりました。
自分がされて嫌だったことはしない。
それが「転職を前提としないキャリア設計支援」を実施しているシンプルな理由です。
野崎 大輔(白メガネ)
株式会社ホワイトグラッシーズ
代表取締役CEO