■設立の経緯
過疎化が進む名護市二見以北10区の存続と発展のために二見以北地域振興会は設立された。わんさか大浦パークをオープンするにあたり、各区90万円の資金積み立てを行い、900万円の資本で平成22年に事業を開始。初年度はお店として運営できる基盤づくりのために、農産物の販売と加工品の開発販売に集中し、2年目以降に地域ぐるみの交流イベントを複数立ち上げ、カヤック事業に本格的に着手、利用者数も増加した。事業を行う上で設備が不十分だったため公的な支援を受けながらインフラ整備や商品開発を進め、カヤック事業では近隣ホテルと提携するなどして売り上げを伸ばしてきた。平成28年度には新規事業としてパパイヤの卸事業やマングローブ遊歩道の管理がスタートした。出荷者は徐々に増え現在350以上になっており、年間40種類以上の南国フルーツ、100種類以上の野菜を販売している。
■経営理念
~笑顔がわんさか 活力あふれる地域づくりの拠点施設~
わんさか大浦パークは地域の魅力を活かした「コミュニティビジネス」と「拠点としての機能」を通して二見以北地域に人の流れと経済循環を生み出し持続可能で活力ある地域コミュニティの実現に寄与していきます。
■ビジョン(実現したいこと)
地域課題を解決するコミュニティビジネスを通して過疎化による地域課題を解決しながら収益をあげ、自立経営を行うと共に利益を地域の発展につながる取り組みや仕組みづくりに投資・還元していく。わんさか大浦パークの事業が成長していくと共に地域ぐるみで稼げる状況が実現され、地域の経済循環が活発になり、所得の向上、雇用の創出、交流人口、関係人口、定住人口が増加し、地域の豊かな暮らしと仕事とコミュニティが守られ、活気と笑顔あふれる地域が実現されていく。
■ミッション(役割、あり方)
常に地域に暮らす人々の小さな声(困りごとやニーズ)に耳を傾け、人々の望む暮らしと仕事、コミュニティを起点に事業を創造していく。地域資源と人材を活用し、商品やサービス開発、仕組みづくり、事業化に取り組み、ビジネスや拠点としての機能を通して地域の声を現実化させていく。私たちは地域に暮らす人の思いや声がカタチになる原動力であり潤滑油のような役割を担う。そして、何を守るために、何を変えるのか問いながら、この地域の暮らしと仕事とコミュニティのあり方を地域の方と共に進化させていく。
■わんさか大浦パークがお客様に提供する価値
1. 朝日のそばで育った地域の魅力が詰まった海辺の直売所。おいしくて楽しいものがわんさか!
2. やんばるの森と大浦湾を望む絶景のロケーションを背景に、パーラーでは地元食材を使ったドリンクやスイーツ、軽食を楽しめ、直売コーナーではお手頃な地元産野菜や果物、花木、工芸品を購入できる地元客も観光客も楽しめるお店です
3. カヤックやマングローブロードの体験では亜熱帯ならではのユニークな生き物たちや、やんばるのダイナミックな森、川、海、のどかな集落の風景を楽しめ、新しい発見と非日常の時間を過ごすことができます。ガイドツアーではガイドとの交流を通して、自分達だけでは気づけない学び・発見があり、さらに充実した時間を過ごせます。
■地域に暮らす方、出荷者に提供する価値
1. 農産物をお客さんに届けられる場所(直売所)が近くにあることで、生きがい働きがい収入が生まれる
2. ちょっとした日常の買い物の場:新鮮野菜果物、軽食、食事
3. 非日常の買い物や時間を過ごす場:地元産品を使ったちょっとしたお土産品、スイーツなどを購入でき、子供たちと芝生などで遊ぶことができたり、年に数回はイベントも楽しむことができる
4. チャレンジの場:商品開発、試験販売の場、集まる場
■スタッフ行動指針
1. ワクワク、楽しいこと、笑顔をわんさか
2. お客様に喜ばれることを徹底的に行い、何度も訪れてもらえるお店を目指す
3. 地域に暮らす方々やお客様、スタッフも含めた関係者との絆を大切にし、互いを想い、心を込めて事に当たる
4. 期待を少しでも超えるために、常に101%以上行動する