福利厚生：
単身者は借り上げた寮に住むことができます。会社側で家賃の一定の負担があり、自己負担が少なく住むことができる。持ち家の場合は、一定額の住宅補助を受けられる制度がある。
また、福利厚生を一部外部にアウトソーシングしており、付与されたポイントで旅行や各種サービスの補助として使用できる。

オフィス環境：
地域や配属される部署により、オフィス環境が異なり一概に言えないが、名古屋本社のような都市部にある場合は電車通勤で徒歩圏内にある。公共交通機関が充実していない地域は、自家用車での通勤となるので会社内に駐車場を完備している。

勤務時間・休日休暇：
配属される職場によって休日の設定が異なる。メンテナンス部門の場合は土日祝日及び3大連休に定修が集中し、ほぼ全員が出勤となるので、振替休日を取得することになる。但し、36協定に従い、適正に休日を取得することを求められるので、計画的に休暇は取得できる。また、配属先によっては残業が多めの職場もあり、多少のばらつきがある。

多様な働き方支援：
リモートワークは原則認められていない。但し、フレックスタイム制を採用しており、上司の許可があれば早朝出勤し早帰りできる制度がある。副業に関しては、一切認められていない。この他にも働き方支援制度が充実している。

企業カルチャー・社風：
歴史があり永年勤務されている方はプライドを持っているイメージ。古き良き日本と言う感じ。
最近は新しいものを取り入れる風土に変わってきたと感じる。理系の会社で非常にまじめという印象
社風は実直、探求心が強い。

組織体制・コミュニケーション：
サーモテックという親会社の下にあり、加工を主な業務とする熱処理加工部、設備を製造、メンテナンスする工業炉製造部と大きく2つに分かれている。メンテナンス部門は各拠点で分かれているが中西部がマザーとなって運営している。人員の行き来、教育などは横断して実施している。

女性の働きやすさ:
女性でも繁忙期は21頃まで残業している。

成長・キャリア開発：
若手のうちはかなり柔軟に対応して貰えると思います。希望を伝える事さえすれば、相談の上、それなりに希望に沿ったキャリアや成長を提供して頂けます。
一方、悪い意味でも本人希望は尊重されるため、軽はずみに「～に興味があります、行ってみたいです」なんて面談で言ってしまうと実現可能性が出てきます。
また、中堅以上になると若手ほど融通は効かないと思います。

事業の強み：
熱処理というニッチな分野で、加工技術と工業炉の設計・製造技術を保有しているので、設備の製造・販売だけでなく加工技術を生かしたソリューションを提供できるのが強みだと思います。メインユーザーが自動車会社ということもあり、最先端の生産設備に関われるのも強みだと思います。

事業の弱み：
ほぼ自動車業界に依存しているので、年間の自動車生産台数の推移により売上が影響している。競合各社は半導体や電子機器分野のように多角化しており、リスク分散が進んでいる。そのため、自動車業界以外への販路拡大が課題となっている。

事業展望：
脱炭素社会に向けてCO2排出量削減した新商品を既存設備から置き換えを進めていく。又、熱・真空技術を生かした環境に配慮したアイテム・サービスを提供し、顧客満足度を向上させて、より高い信頼関係を構築させていくことが事業の発展に繋がると感じている。

給与制度：
良くも悪くも大企業のグループ会社といった印象です。平均以上ではあるし安定性も高く、ボーナスも完全に業績依存ではないため、日本の平均から考えると好待遇だと思います。
一方、一般的なイメージだと外資系企業や商社のように、成果を上げればいくらでも給料を上げられる制度ではなく、管理職への昇格は早くても30代前半です。
安定が欲しい方には勧められますが、バリバリ頑張って稼ぎたい、といった方はミスマッチかもしれません。

評価制度：
大企業（グループ）の割には実力主義です。評価の結果は主にボーナスと昇給・昇格に関わりますが、ボーナスだけで見ても評価の結果が金額にかなり反映されます。
一方、サラリーマンである以上避けられない問題ではありますが、上司の評価基準・評価方法の認識によって大きく評価も左右されるのは、仕方ないと理解していながら問題点だとは思います。