福利厚生:
福利厚生はあるものの、ほぼ使用している職員はいない。ネットで宿泊施設を調べるが、すでに満室状態でサイトも見にくく不親切。

オフィス環境:
23区内に事業所は複数あり、引越しに合わせた異動も可能。比較的駅から近い。

勤務時間・休日休暇:
平均5〜6件の訪問を行う。固定残業代が給与に組み込まれている。9時から18時の勤務で最終訪問先によって直帰が可能な場合がある。強制的な残業はない。入社して浅いため休暇の取りやすさは不明。休暇希望は申請できる。冬季休暇がある。

多様な働き方支援:
まだ分からない。
ノー残業デイが設定されており残業を推進する会社ではない。ミーティングがある。副業は可能であるが申請する必要がある。カルテは1人1台タブレットご支給され、持ち運びをする。実務に入る前に研修が設けられ、その際にカルテの扱い方も説明がある。

企業カルチャー・社風:
挑戦する機会は多数あり。親会社への出向も申し込むことが可能。

組織体制・コミュニケーション:
本部スタッフは1on1にてミッションの進捗状況を定期的に確認。組織体制は、変更が多い。高圧的なスタッフは少なく風通しは比較的良い。

ダイバーシティ・多様性:
障害者雇用も行っており、車椅子利用者もいる。軽度知的障害者も多数勤務。その方に見合った業務量の調整を行っている。

女性の働きやすさ:
会社の方針としては女性の働きやすい環境を作る努力をしている。しかし、状況は各事業所の配属スタッフ数に寄るかと思う。特に看護師は急遽子供のために休むとなっても、お客様への訪問は休めない場合が多い(注射や内服薬管理など)。その場合は、いるスタッフで回すしかないが、事業所によってはスタッフの訪問の空き時間がほとんどない場合もある。

働きがい:
訪問看護という事で、お客様の家にお邪魔してその人、その家族にあった看護を、自分で考えて提供するという難しさと楽しさがあると思います。同行訪問でも、それぞれのスタッフがお客様のために何が出来るかを考えて訪問している様子が分かりました。各自訪問に出ているため、スタッフ間でのコミュニケーションも難しくはなって来ますが、ICTの活用がなされており、チャットを使用して離れた場所でもコミュニケーションが取れます。チャットで上司に相談しやすいことは、働きやすさにも繋がっていると感じました。

入社時の期待と入社後のギャップ:
面接時に訪問看護が初めてでも安心して働けるという説明があり、入職しました。入職時にオンラインで研修があり、研修してくださった本部の方々の人柄も良かったことから期待して働き始めました。実際、配属された事業所で働き始めると、教育に関しては各部署に丸投げに近い形の様でした。教育プログラムの形はあるものの、現場で浸透されておらず、訪問看護自体が初めてである事は伝わっているはずなのに、業務について詳しくは教えていただけずにほとんど放置されている事が多かったです。プリセプター制度もありましたが、これも形式だけのようで、結局は誰に聞けば解決できるのかわからず悩む日々でした。配属される事業所に寄るところが大きいのだろうと感じました。

事業の弱み:
医療スタッフの確保が難しい。

事業展望:
団塊の世代が高齢者入りしていき、病院での入院期間も短縮されていくため、在宅医療の需要は高まっていく。コロナの影響で、在宅医療や在宅でもお看取りについても認知度が高くなっている。

給与制度:
昇給は年1回で、訪問件数や上司からの評価でおおむね決まる。6件の訪問実績/日で1年間働ければ数万円/月の昇給がつくが、そもそも訪問できるお客様の件数がステーション全体で少なければ（ケアマネや医療機関からの依頼が少ないと）自分がまわれる件数に限りがあるため自身の努力だけではしっかりした昇給は見込めない。
また、昇給の決め手の4割は上司からの評価が占めているため、上司の価値観に左右される面が大きい。日々の報連相、特別指示書による連日訪問がある忙しい時期にどれだけ訪問にまわれたかや、受け持ちを任されて問題なく受け持てていたかなどで評価される。その過程で問題があると判断されるとその後は評価を受けにくくなるため昇給はなかなか見込めなくなる。
賞与はよくある○ヵ月分というものではなく、土日出勤手当てやオンコール手当てなどの合算を賞与として3ヶ月に1回まとめて払われる。もし仮に土日出勤やオンコールがなければ賞与もほぼない。