福利厚生：
ベネフィット・ワンに加入している。退職金は、福祉医療機構の退職金共済制度（会社負担）、都道府県の社会福祉協議会の退職金共済制度（本人負担5割、会社負担5割）から支給される。寮はないが、保育園に関しては、宿舎借上制度を利用することが可能（ただし、自治体によって内容や対象者に違いがあるため、だれもが必ず利用できるわけではない）。

オフィス環境：
施設により環境は大きく異なる。自分が所属している施設は駅からも近く、通勤しやすい。PC環境も整っており、Wi-Fi完備で、一人一台に近い数のノートPCが提供されている（正社員のみ）。休憩環境も年々改善している。

勤務時間・休日休暇：
年間労働時間が今年度から減ったり、休日も増えている。
その他にも自分の有給休暇の他に、厚生休暇（夏休み）が5日あったり、子どもの看護休暇や介護休暇が有給休暇とは別に付与される。
残業もできるだけしないように、働き方委員会を組織し、仕事のやり方や調整の仕方を話し合っている。

多様な働き方支援：
正規職員で働く他に、限定正規職員という制度があり、1日の働く時間数が短かったり当番に入らなくてよかったりする働き方がある。
正規職員から非常勤職員になったり、パート職員で働いてから正規職員になる事も可能である。

企業カルチャー・社風：
キリスト教の考え方を基本に大事にし、保育現場に活かしている。
創設者賀川豊彦の思想と実践を理念にし、継承している。
仕事で行き詰った時や、悩んだ時は創始者の理念に立ち返って考える事ができる。
どの施設も歴史が長いが、時代とニーズに合わせて柔軟に対応している。

組織体制・コミュニケーション：
職員同士や研修を通して、他のブロックの職員とも交流を持てる。
経験年数に合わせて研修が組んであるので、他施設の同期と顔を合わせる事もあり、他施設の情報交換も頻繁に行われている。
職員同士は仲が良いと思う。

ダイバーシティ・多様性：
多様性には柔軟に対応していると思う。
通っている子どもも多国籍で、宗教や考え方が違う中で話し合って保護者に伝えたり、職員同士情報共有をしている。
障がいを持った子の受け入れも昔からやっているようで、今に至っている。

女性の働きやすさ:
産休育休制度は充実している。子育て中で急な休みに対しても比較的休みやすい環境である。
夜の会議等に関しては子育て中の人等はリモートでの参加もOKなので子育て世代にはとても働きやすい環境であるといえる。
※施設によって異なる

成長・キャリア開発：
この職業は基本人との関りが多く、いろんな考え方の人に出会え、自分の成長や考え方に少なかれ影響があると感じている。
キャリアを通じて、今後自分で管理職になりたいか、現場でやって行きたいかは自分で選択できる。

働きがい：
子どもの成長を通して、自分も成長していることを確認できる。そこが喜びでもあり楽しいところ。
自分のキャリアを自分で管理職コースに進むか、現場コースに進むか選ぶ事ができる。
賞与の率も他と比べて高い事と、制度もきちんとしているところ。

入社時の期待と入社後のギャップ：
入社時は保育について期待と不安があったが、先輩方が優しく指導してくれ、不安はなくなった。
また同期がいる事で、相談したり話を聞いてもらい、心の支えにもなっていた。
入社後は、やる仕事が思っていたより多くあった。

事業の強み：
園がある地域とのつながりが強く持てて、地域の情報を聞けて、保育園のやるべき事のヒントになったり、助けていただいたり持ちつ持たれつの関係である。
法人全体で保育園、児童館、学童クラブ、障がい児者の支援施設、子ども家庭支援センターがあるので他業種間での異動もできる。

事業の弱み：
社会情勢や行政、保護者の声によって保育が窮屈になる事がある。
キリスト教保育だが、クリスチャンがあまりいないので、教会の牧師に聖書の勉強会を開いてもらい聖書（キリスト教の考え方）を理解しているが、難しいという声もある。

事業展望：
少子化が進む中、保育以外の仕事内容を自分たちでコーディネイトできる。
地域に置かれている施設として、地域にあった事業をそれぞれの施設が考え、違う内容の事業を展開していく楽しさがある。
若い力とベテランの知識の融合で、可能性は無限大だと考えている。

給与制度：
年１回定期昇給があるが、ランクによって基本給の上限が決まっており、ランクアップがない場合は頭打ちになる。ランクアップ時には定期昇給のほか、ランクアップ分の昇給もあり。賞与は近年基本給の4.5か月分出ている（夏2か月分、冬2.5か月分）。役職手当・職務手当あり。高校生までの子どもに1人につき1万円の家族手当あり。通勤手当も実費で支給されます（税法上の非課税上限まで）。

評価制度：
昇進・昇給は原則として年１回年度初め。経験年数だけが評価の基準ではなく、実力も加味されていると思う。評価基準は明文化されたものが公開されている。年１回、上司との面談があり、目標管理も取り入れて評価を行っている。