福利厚生:
国家公務員と同等で、経済産業省国家公務員共済組合に加入するため非常に手厚い。
住宅補助については各自で好きな家を選択し、上限28000円としてされる。
産総研のあるつくば周辺は都内と比較し家賃も安い（築浅1LDK5-6万程度）の為、十分下がるくらいの手当であると感じる。
また、通勤手当は基本的に全額支給。
つくばエクスプレスを活用すれば都内まで40分程度である為、つくばエクスプレス沿いの駅近くに住んでいる方が多い印象。

オフィス環境:
建物内は基本的にオープンスペースで近くの部署等にも相談に行きやすい。
また、ガラス張りの建物で外の景色が見える為筑波山・豊かな緑・研究施設等を見ながら仕事ができる。
会議室も多数あり。

勤務時間・休日休暇:
部署によっては残業や休日出勤などもあるが、基本的には土日休みである。有休の取りやすさは部署や上司によるが、夏季には長期休暇を促進するキャンペーンを行っている。

多様な働き方支援:
リモートワークは部署や仕事、上司の方針によって取れる取れないが左右される。

企業カルチャー・社風:
頭のいい職員が多いので、出会う人みんな面白いです。

組織体制・コミュニケーション:
組織間の交流は最近は推奨されていて、実際に組織横断型の研究グループを組んで研究を進めている人も多いです。
上司も基本的には管理職研修を受けているので、非常識な対応をする方は少ないので、話やすい人が多いと思います。

ダイバーシティ・多様性:
ダイバーシティ・多様性に対しては産総研トップ自ら「非常に重要」と公言しており、全所的に取り組みが進められています。研究所なので、特につくばセンターでは、外国籍の研究員が多く働いています。

女性の働きやすさ:
制度は十分に整備されています。女性の採用、管理職登用も積極的に進められています。
ただ、どうしても大学の時点で、理系の学部では男性が多いので、研究所の職員の構成比も男性が多いのが現状です。
その中で働きやすいかどうかは、女性職員でないとわからないと思います。

成長・キャリア開発:
危険物取扱や高圧ガス取扱、X線作業主任者といった資格は取得が推奨されていますが、必須ではありません。
研究職としてのキャリアパスも多様ですが、首席研究員と呼ばれるトップ研究者を目指す方や、グループ長やユニット長、研究推進組織の上層部を目指す方などがいます。

働きがい:
研究職なので、論文発表を通じて自分の成果が海外の人に認知されていると感じたときなど、やりがいを感じます。
また、自分が開発した材料や技術がきゃ製品化されたらいいなと思い研究を進めていますが、未だ達成できたことがありません。もし製品化につながると、それは非常にやりがい、働きがいを感じると思います。

入社理由:
独立行政法人であり、国の組織であるため利益の追求第一ではなく、社会貢献性を重視した仕事ができると考えたため。
また、研究力の高さや幅広さの唯一無二性も魅力的だと感じた。

入社前に認識しておくべき事:
いい意味でも悪い意味でも、入所後すぐに即戦力として扱われ頼りにされること。

事業の強み:
経済産業省の研究所なので、倒産することがないのが強みです。
また、日本で３つしかない特定国立研究開発法人として、日本最高の頭脳が集結した集団という強みがあります。

事業の弱み:
弱みは給与水準が大手民間企業より低いことでしょうか。優秀な人で、離れていってしまう人も少なくありません。高待遇で人材離れを防ぐという事が現行制度だとできません。

事業展望:
今後は民間企業との共同研究が進み、より製品化に近い研究が進められていくと思います。

給与制度:
国家公務員と同等程度。国の組織であることもあり、ネット上で情報開示がなされている。

給与制度の満足点:
つくばは家賃も東京に比べやすいため、つくば付近で生活する分には十分すぎるほどの給与と感じる。

給与制度の改善点:
１人の収入で家族を養っていく・派手な遊びをしたい・東京で暮らしたい場合には少し物足りない印象。