福利厚生:
退職金はない。
社員販売があるので、自社製品が安く買える。

オフィス環境:
配属先の店舗によって大きく異なる。
百貨店では食堂があったりするが、路面店では小さな休憩室くらいである。

勤務時間・休日休暇:
有休は事前に所属店舗の店長に相談すれば基本的には希望が通る。ただ人数の少ない店舗だと難しい時もある。
勤務時間については、残業が事前申請しないと緊急時を除いて認められない。退勤直前の混雑などを理由に残業は認められないので、周りのスタッフと協力して定時に帰宅できるようにする必要がある。
年末年始の営業については配属される店舗が入っている百貨店などに準ずるので、配属先によってはお正月から働くことになる。

多様な働き方支援:
副業は認められていない。
販売なのでリモートワークはない。

企業カルチャー・社風：
ブランドの創業が19世紀半ばということもあり、働く中でも、長い歴史を感じる瞬間が多々あります。取り扱う商品自体も、ブランドの長い歴史の中で多くのファンを集めてきた物や、膨大な商品数、文化的背景を感じる物も多い為、スタッフは常に知識を吸収し、探求を続ける必要があります。
ブランドの大元は海外にある為、待遇などは外資系企業と同要と思われます。
諸々を日系企業などと比べるとややシビアな面もありますが、実績だけを見るわけではなく、過程を重視する印象があります。

組織体制・コミュニケーション：
年に一度、交通費は会社負担による本店研修があります。
新入社員だけでなく、全社員へ向けて行われるのは少し珍しく感じますが、社歴やレベルに応じて分けられた全店舗の社員とディスカッションができる良い機会だと思います。
全国に店舗があると方向性がばらけてしまう事もある中で、年に一度会社の目指す方向を再確認する機会があると、目標をもって働くことができます。
また、ロールプレイ等を通じてお互い接客のスキルを見合うことで、ブランドならではの雰囲気や独自の接客スタイルが確立されています。
本社の組織体制は少数精鋭という感じで、少ない人数で運営している印象があります。

女性の働きやすさ：
元々店頭には男性スタッフしか採用していなかったこともあり、店舗によっては女性社員が1人となるケースも稀にあります。
最近は女性スタッフも増えており、店長を女性が務めている店舗もあります。キャリアアップも実力次第で男女の差は感じません。ただ、業務によって女性に出来ないこともまだあるのが現状です。

成長・キャリア開発:
資格を取得したとて手当が出るわけではない。
この業界にはさまざまな資格はあるものの、そういったものを取らせようとする企業側の働きもない。
研修はいわゆるマインド面を重視したもので実際に店頭に立って実務をこなすために必要なスキルの開発などはほとんどない
この会社で長く働いても自主的に何かを学ぼうとしなければ成長は見込めないだろう

働きがい:
働きがいは特にない

入社時の期待と入社後のギャップ:
紅茶のスペシャリストというのは、まつわる技術と知識は会社からは教えてもらえない。そのため自分で時間とお金をかけて積み上げていくしかないが限界がある。もっと手厚く教育があるとおもっていたが実務に必要な最低限度のことだけ。そのため本当の意味でのプロにはなれない。

事業の強み:
業界において確固たる地位があると思う。
商品の数や品質において圧倒的な差をつけていると感じる。

事業の弱み:
そこを魅力としているので裏返しになるが、初めての来店でスタッフに頼らずに求めている商品に辿り着くのは非常に困難。

事業展望:
未だニッチな需要なので、ここからいくらでも事業は拡大できる。

給与制度：
賞与・特別賞与の支払いは勤務2年目からとなります。
賞与は昨年度も支払いの実績があり、努力すれば結果はついてくる形となります。
特別賞与・昇給に関しては店長とスタッフが相互に評価するシステムとなっているので一方的な評価になりにくく、風通しが良い制度といえるでしょう。

評価制度：
昇進や昇格は基本的には動きが緩やかであり、店長等になるには長年の経験と実績が必要になります。
また採用形態に拘らず新卒・中途採用どちらも一定数がいるため比較的実力主義の風潮があり、業務内容やお茶に興味や学習意欲がなければ長く続けるのは難しいかもしれません。