福利厚生:
塾業界としては、福利厚生は随分と充実していると思います。まず、家族手当が手厚いです。求人情報を見ると一例が載っていますので、参考にしてみてください。子どものいる家庭にはかなりありがたい制度です。また、保養所があり、家族旅行に活用している方は多いです。退職金制度もあり、勤続年数と役職により支給額が変わってきます。管理職になると大きく増える印象です。結婚時や出産時には、祝い金も支給されます。

オフィス環境:
どの校舎も駅近にあります。駅からのアクセスは楽です。配属される校舎は、自宅からのアクセスをある程度は考慮してくれます。

勤務時間・休日休暇:
勤務時間は7時間なので、働きやすさを感じやすいと思います。休日は完全週休2日制ですが、部長クラスにならないと土日休みはできません(現場の場合)。
また、夏季休暇は有給を使って使用しなければならず、年末も12/31,  1/1を含めて4日しかとれません。多いと感じるかどうかは人次第だと思いますが。

多様な働き方支援:
現場は、リモートワークはできません。授業も対面にこだわっているようです。副業は不可です。

企業カルチャー・社風:
一言で言えば、体育会系です。完全なトップダウンです。また、教務も完全に営業です。数字が人格であり、成績が良い人が評価され、数字を残さない人は肩身の狭い思いをするでしょう。

組織体制・コミュニケーション:
他の教室との社員同士のコミュニケーションはほとんどありません。配属される教室の責任者やスタッフにより、働きやすさが随分変わってくると思います。

ダイバーシティ・多様性:
夜遅くまでの仕事のため、男性社員がほとんどです。

女性の働きやすさ:
産休育休制度はあり、実績もあるが、実際に子育て中の従業員が少ないため、部署によっては、急な休みや早退、遅刻などを理解してもらいにくいかもしれない。
ただ、有給休暇が取りづらいなどはないため、事前にわかっている希望は、問題なく通るとおもう。

働きがいを感じるポイント:
志望校合格等の目標達成時/日常のコミュニケーションをふくめ、生徒・保護者に感謝していただけるときは働きがいや喜びを感じます。また、社からの指示はすべて数字で目標が降ろされますので、同僚・講師・事務スタッフらとのチームワークで目標数値を達成たときはやりがいと達成感を感じることができます。

この仕事が向いていると思う人:
個別指導で、かつ中学受験の割合が高いため、保護者・生徒と特に密に接することが多い仕事です。教室の責任者として売り上げの数値目標の達成意欲・行動も大事であると同時に、生徒や保護者のことを心から考えるマインドも同じくらい大事です。他者への共感能力や顧客への思いは、どの仕事でも重要だと考えますが、特に本職はその心が大事です。対象が子供、そしてその親ですからね。

入社時の期待と入社後のギャップ:
入社時（新卒説明会時）にはさまざまな部署へのキャリアを希望できると言っていたが、実際に入社してみたら現場の塾講師から教務社員になるキャリアパスしか用意されていないも同然だった。薄々肌では感じていたが、実際に役員が「他の部署に行かせるために新卒を取ってない」と堂々宣言しており、さすがにどうなのかと思った。

事業の強み:
顧客の囲い込みはある程度進んでいるが、将来を見据えたノウハウの蓄積があるかは疑問のように感じる。

事業の弱み:
将来への先行投資について突き詰めていないと思う。日々の売り上げでそれどころではないのが現実かと思う。

事業展望:
現在提携関係にある各社とどのようにコラボレーションできていくか、が勝負所だと思う。ただ、経営戦略が自分には見えてこず、どのような未来を辿るのかかなり不透明と思う。

年収・給与の満足点:
他の中小企業や塾業界のなかではめぐまれた給与だと実感します。評価に関しても、売上至上主義ではありますが（管理問を除く）、公平に評価してくれていることはわかりやすいです。他人の評価を見てモヤモヤするということはないですよ。

年収・給与の改善点:
教室現場の教務社員としては、現状、満足・感謝しています。ありがとうございます。
・・しいて改善（希望）としては、別グループになりますが、新規生徒の勧誘・入会の評価です。営業社員（教室の教務以外に、勧誘のみを生業とする社員）が、月々のノルマのためにオーバートークで新規生徒を勧誘したが直ぐに退会するというケースがあります。（最近もありました）。短期間で不満を持って生徒が退塾するのは、結果として教室にとっても生徒・保護者にとっても不幸なことです。あくまで一部の営業社員の話ですが。・・・気になるのはそれくらいです。
公平でわかりやすい給与・評価制度です。