福利厚生:
通勤手当はあるが、住宅補助のようなものはなかった。寮というものもない。特別な福利厚生はなかったが、過不足を感じることはなかった。基本的に私学財団のものでカバーされていると思う。

オフィス環境:
最寄り駅は京王線や小田急線の永山駅になる。残念ながら、駅から徒歩で通勤・通学するのは難しい。学生はバスに乗って通学するのが通常。教職員は車通勤が許されているので、多くの人は自家用車で通勤していたように思う。また、大学の周辺に住んでいる方も一定数いらっしゃった。車通勤は非常に快適。毎日満員電車にのらなくて済むことは、本当に助かる。多摩地区の大学なので、都心ほど利便性はないが、都内から通勤することは可能なので許容範囲だと思う。建物はかなり古くなってきており、改善が必要なのではないか。毎年補修工事が行われていたと思うが、全体的な老朽化は否めない。教室や会議室はごく一般的なものであるが、今後の学生募集を考えると改善が必要かもしれない。

勤務時間・休日休暇:
勤務時間などについては、大きな問題はないように感じた。
部署や職種にもよるが、極端に遅い時間まで働いている人はいない。
大学という性質上、入試やオープンキャンパスで土日出勤があるが、これは致し方ないと思う。
ただし、土日出勤しても特別な手当はでないので、そこは改善して欲しい。

女性の働きやすさ:
男女の差を感じたことはない。

事業の強み:
大学が東京にあるというのが強み。
地方の私立大学に比べれば、立地は良い。

事業の弱み:
大学業界全体が地盤沈下しているので、個別の大学の努力ではどうにもならない部分がある。
また、高校生は大学名で選ぶ傾向もあるので、教員が著名であるかどうかは選択基準に入らないことが多い。
競合大学に勝つには、知名度やキャンパスの立地などがあるが、短期間で修正できるようなものではないので、実質的には改善が難しい。
多くの弱小私立大学は、ゆるやかに衰退していくことがほぼ確実な状況。

2つのキャンパスに分かれており、相乗効果が出にくい。

評価制度:
明確な評価制度はない。毎年数千円程度のベースアップがあったように思うが、評価によって給与が上がったということはなかった。大学という業界全般に入れることだが、評価制度というものに期待してはいけないと思う。