福利厚生：
住宅補助は入社するにあたり、地方から移住しなければならないといったやむを得ない場合にのみ支給されます。それ以外の場合は給与の中の住宅手当として支給されます。そのほかには確定給付企業年金制度もあり、万が一を考えたリスクヘッジもなされているように感じます。

オフィス環境：
特にこれといった特徴はありませんが、ビルの１０階に位置しているので、ブラインドを開けると明るく開放的な雰囲気になり、個人的には好みです。喫煙者のためのスポットもビルの裏口に用意されているため、分煙の配慮もなされていると感じます。

勤務時間・休日休暇：
労働時間は９時～１７時１５分と他社に比べると短く、休日出勤もありません。残業に関しても、残る必要がある人が残り、基本的に残業する人は少ないように見受けられます。自分の時間を大切にしたい方にはおすすめだと思います。

多様な働き方支援：
リモートワークの環境は整っていないので、基本的には全日出社になります。ポストコロナ時代になってからは時差出勤制度が採用され、±１時間のプチフレックス出社が出来るようになりましたので、通勤ラッシュを避けられるのももちろん、子供の送り迎えといった家事都合に対応して適用されている方もいらっしゃいます。

企業カルチャー・社風：
創業から約１００年もの歴史をもつ会社ということもあり、古風な会社であることは否めません。ただベンチャーのような柔軟性に欠けるものの、重圧さというものは感じず、働きやすい環境なのではないかなと思います。

組織体制・コミュニケーション：
部署を超えてのコミュニケーションという部分では、なかなか交流が図れているようには感じませんが、部署内のコミュニケーションは悪くないと思います。さらに部署内にはチームのようなグループが存在しますが、そこでは、比較的皆コミュニケーションが多く図れている気がします。

ダイバーシティ・多様性：
男女比率は、機械系らしく、やはり男性の方が多いです。外国人の方が所属していることはなく、知る限りでは100%日本人だと思います。多様性という部分ではあまり感じられませんが、会社規模などを考えるとそうなるのが妥当だと思います。

女性の働きやすさ：
働きやすいと思います。入る部署によって内容も違うので一概には申し上げられませんが、他部署間の交流という部分でも、一見した感じ変なしがらみもなく、社員間のコミュニケーションが良く図られていると感じます。

成長・キャリア開発：
人数が少ない為、営業でも営業の範囲を超えたような業務をすることがあるが、その分経験値は積める。取引先は新規・既存客が混ざり業界に絞られず、大企業から個人事業主に至るまでやりとりをする為、場合によっては一から客先と関係を築いていくことも多い。全ては自分自身のやる気次第であるが、確実に成長する機会はあると感じる。ルーティンワークを好む人はあまり向かないかもしれない。

入社時の期待と入社後のギャップ：
本来であれば、海外出張や海外メーカーの方の訪日という形で外国人の方とのコミュニケーションの場が多くあったと思いますが、ポストコロナからは原則海外出張は難しく、コミュニケーションもオンライン化したこともあり、商社らしく外国の方とのリアルでの交流が多い会社という部分では期待通りとはいきませんでした。

事業の強み：
ニッチな分野で、且つ納入先が公的機関が多くあるということもあり、売り上げが見込める土台があるかと思います。一部の分野ではこれからの脱炭素分野に関連して需要が増えると思われるので、これからも伸びるポテンシャルを秘めていると感じます。

事業の弱み：
これからのクリーンエネルギーといった部分を考えると、一部の分野では風当たりが強くなることが予想され、需要は減少にあるように思えます。しかしながら、各メーカーも脱炭素に向けた動きに柔軟に対応している部分もあるため、大きな弱みではないと思います。

給与制度：
毎年4月に昇給が行われる。組合基準の平均に則り給与改定が行われる為、他社と比較してものすごく高いというわけでも低いというわけでもないと思われる。賞与はここ数年5.6ヶ月基準としており、給料における賞与の割合はかなり高い。業績が良い場合は特別賞与が支給されることもあり、給料面で考えると平均的よりいいと思われる。

評価制度：
典型的な年功序列型の企業であり、年数が経てば昇進する。
社員は半年に一回の評価面談を上司と実施して評価されるが、評価基準があいまいで分かりづらい。
ノルマというものは一応存在はするが、達成・未達で人事評価が変わることはない為、安心する人がいる一方で結果を出している人には物足りない。