福利厚生制度の満足点:
とくに他社と変わり映えのない福利厚生制度である。
昔は社員旅行などあったようだが、今はない。

福利厚生制度の改善点:
福利厚生云々より、給与計算がよく間違っているため、営業から管理部門へ人を抜くのではなく、経理経験者や、総務経験者に行ってほしい。

勤務時間・仕事量:
営業職としては１日およそ１時間の残業が基本です。そのため固定残業代も２１時間分と基本に沿って提示されています。（もちろんそれ以上になってしまったら別途支払われます）おそらく２１時間を超える残業をしている人の方が少ないので結果給与的には得をしている方が多いのかと思います。

休日休暇:
会社独自の休暇はありません。営業所の所属人数によって有休の取得しやすさは変わるかもしれませんが、基本要求通りに休めると思います。連続休暇は夏期休暇時及び年末年始時以外は取りにくいです。

ダイバーシティ・多様性:
残念ながら営業職もしくは営業事務職での採用枠しかなく、その他の職種への異動は営業を学んでから（理解してから）というスタイルのため、日本語での専門用語等を覚える必要性があるため外国人採用はほぼ行っていない。というより行えないだろう。急場の際はどうしても電話でのやりとりが多くなるため発音によりニュアンスが変わってしまったりする応対についていけないためである。適材適所とはよくいうものの、適所が存在しなければどうしようもないことだと思う。

女性の働きやすさ:
女性の管理職は１５％ほど存在する。但し所属長となっているものはまだいない。大きな理由として業界全体が旧体質だったため会合などがお酒の席となることが多くそのような場所に女性を参加させることを避けたためと聞いた。また同様の理由から女性の営業職採用も避けていた感があったが、２０２０年頃のコロナ禍をきっかけにそのような会合自体が非開催になったり、会合と懇親会が明確に分けられるなどといった風潮の変化もあり、女性営業職での登用も当人の希望があれば行われるようになった。実際に一部の営業所での女性営業職の活動が始まると聞いている。これが進めば所属長などの上級管理職やいずれは女性役員なども登場してくるのではないだろうか？

仕事を通して身につくスキル:
仕事に関連する油空圧の技能検定（国家資格）について会社補助で受験できること。（但し合格前提での条件付き）
営業としての交渉力等や管理職としてのマネジメント力等は個人主観のため身につく身につかないはその人次第。

キャリアへの影響:
入社前には自分はなんでもできるんだ、自分の代わりになる人間はいないんだというようなかなり尖った思想を持っていましたが、そんな自分に現実をしっかり教えてくれた会社です。よく人は組織の歯車だといわれます。最初は自分は歯車じゃないと反発していたのですが、実際会社はだれがやめても潰れるようなことはなく、だれかが代わりとなって動いていきます。一人でカバーできなければ二人ででもカバーして進んでいく、つまりやはり誰もが歯車なのです。社会人となった私はその構図をしっかり理解し、歯車なら歯車としてよい歯車であれ（精度のよい歯車、代わりの作りにくいコアな歯車）と考え方を改めることができました。会社だけでなく社会、日本経済にとってよき歯車でありたいと今は後進の育成にも取り組んでいます。

入社時の期待と入社後のギャップ:
思っていた以上に一人に与えられる仕事量が多い

事業の強み:
社名に「伝動精機」とついているのでその類しか扱ってないかのように思われがちだが実は環境商品など今でいうＳＤＧｓに合致するような商材を多数扱っている。そういう意味では事業の多角化に属するのかもしれないが売れる売れないには地域差もあるため配属先によって雲泥の差が出る。なので一か所にとどまるよりは転勤での配置転換などで色々なところを経験した方が楽しいしやりがいも感じられるのではないかと思います。

事業の弱み:
競合と比べても似たり寄ったりと言えるかもしれないが、それは商社の宿命といったところではないだろうか。

事業展望:
世の中から機械というものがなくならない限りは安泰と思うし、今盛んに人材不足が騒がれているのを追い風により機械によるオートメーション化は進んでいくと考えられる。そのような時代に機械・装置をPRできる会社や営業マンは重宝されるであろう。

モデル年収:
チャレンジシートという自身で考える年度目標の達成具合によって多少ばらつきがでますが基本的には入社年数での上昇のようです。ただ実際は会社の業績等もあるでしょうから一概には言えないでしょうし、一律アップでもないと思います。

昇給・昇進スピード:
管理職手前まではおよその年功による自動昇進です。管理職になるところからは試験対応となります。個人間ですが上司の引きが重要な要素となっていると思われるため意欲や結果を見せないと箸にも棒にも掛からぬこともあり得るのではないかと思います。しっかり結果を出し覚えが良ければ早い人もいます。