勤務時間・休日休暇：部署によるが、この会社の社員は概ね年間で有給を消化しきれる人が多い。有給の申請も当日電話一本で済むほど自由だ。（もちろん後日申請書の記入はする）



ただし私のような一部の部署の人間は有給や公休を含め自由に休みを取得することはできなかった。（特にお盆やお彼岸の時期）



年間休日は105日で、７月から9月の間に夏休みが2日取得できる。この夏休みも大体の部署の人は使える。切花に関する部署でなければ。



また、当番で日曜日に出勤することがあるが、その際もしっかり代休を保障してくれる。

女性の活躍・女性管理職：若い正社員、60歳以上の再雇用社員・アルバイト社員を含めて事業所にはだいたい３０人ほどがいますが、男女比は男４：女６と女性のほうが多いです。「昭和の流れ」を受け継ぐ会社なので、女性はどこへ行っても「チヤホヤ」されます。特に切花販売はほぼ女性が行い、作業の段取りから計画まで、しばしば管理職の権限を飛び越えて女性が中心となって行なっています。課長職以上の女性管理職は現在おりませんが、男性比率が少ない中、そう遠くない将来に誕生することは確実でしょう。

成長・キャリア開発:ゴルフ場部門は除くとして、緑化部は残念ながらほぼ自分のキャリア形成に役に立ちません。大部分の利益を占める請負先での作業は、主に除草作業や植栽作業で、完全なトップダウンによる体力勝負です。造園や土木を扱う部署ではクレーンなどの資格が役に立ち、未取得者にはそれなりに支援がありますが、こちらは現状、求人がありません。建前上、「自分の頭で考えて行動せよ」と言われますが、実際には請負先から自社の幹部、そして末端に至る大きなヒエラルキーからなるトップダウン構造があるため、すぐにそれは建前だったことに気づきます。キャリア開発、という視点で見た場合は中途社員にとてもお勧め出来る会社ではないのが現状です。

入社時の期待と入社後のギャップ:入社するまで全く見えなかった点が、新卒者の優遇と地縁・血縁が蔓延っていることでした。中途社員には中型トラックによる切花の仕入れ等ワンオペ業務が多く、責任も取らされます。が、新卒社員には責任のない軽作業中心の業務が多く、それでいて中途社員以上に昇給しているので、一昨年から現在まで中途社員を中心に多数の離職者が発生しました。なぜ、新卒社員の優遇があるかと言えば、この会社の近隣の地権者の家族が優先して社員となるためであり、どんな高校を出ても将来が約束されているといわれています。