福利厚生：
福利厚生はしっかりしていると感じます。退職金も出るそうです。住宅補助や財形貯蓄などは正直詳しくないので明言は避けます。寮はなかったと記憶しています。上京された方は個人で部屋を探しているようです。社員特殊会ですが、おそらくそれにあたる会としてコウセイ会（だったと思う）はあり、毎月の給与から会費として400円ほど引かれます。

オフィス環境：
本社勤務なので本社に限った話になります。一スペースぶち抜きです。部署ごとにデスクは分かれていますが、壁や柱などは特にありません。端の経理部からもう一端の開発部まできれいに見渡せます。会議室・応接室が各二部屋ずつと社長室の計五部屋は分かれています。カフェスペースなどはないです。給湯室は同フロアの他の会社と共用です。ただ、銀座線京橋駅からかなり近くオフィス街ということで、カフェやランチには困らないと思います。

勤務時間・休日休暇：
年間休日約130日と休みが多い。有給休暇に関しても、事前に申請さえすれば必要な時に取得でき、取りづらい雰囲気もない。残業に関しても、上司への事前申請制となり基本的には就業時間で退勤となる。しかし、営業に関しては展示会やゴルフコンペ等で休日出勤のケースもあり（別途休日手当あり）。

企業カルチャー・社風:
歴史がある会社。伝統ある部分も感じつつ、新しいことに挑戦する風土がある。風通しは悪くないと感じる。

組織体制・コミュニケーション:
コミュニケーションは、ある程度取りやすいように感じる。

ダイバーシティ・多様性:
男性の方が多い。

女性の働きやすさ：
長期的に安定的に働きたいという女性には最適だと感じます。それは経験によって、給与が上がり、居心地の良い環境を作ることができるからです。そのため20年、30年と在籍している先輩社員も多くいます。反対に、若手の女性社員は、女性ならではの悩みを感じる機会もあり、気を遣うことが求められます。
産休や育休制度はまだ完全ではないのでライフイベントによって退社される人が多いと聞きます。

成長・キャリア開発：
一般職によって自分の成長を目に見えて感じる機会は少ないと思います。各部署によっても成長を実感する点は違いますが、総じて感じることは人間力の向上です。良い意味でも古き良き時代の名残が多く残る会社です。敬語等のビジネスマナーや人を思いやる行動面を経験を通じて学ぶことができると感じます。これは会社だけでなく、プライベートでも活かすことができるので、感謝しています。
支援体制としてはキャリアごとの研修が組まれることもあるので、特別不安に感じたことはありません。

働きがい：
「働くために生きる」のではなく「生きるために働く」という点です。この会社はメリハリのある会社です。勤務中は業務に集中し、反対に休日は一切仕事を考える時間がありません。そのため、体だけでなく、心も休めることができるのが働きがいにつながっていると感じます。仕事内容は平凡なもので、特に変化がありませんが、プライベートの時間を大切にすることで、生きることを実感できます。

入社時の期待と入社後のギャップ：
会社に期待していたことはありません。面接時に何度も仕事や会社についての説明があったため、相違はなかったと思います。ギャップでいうと想像以上に昭和のような社風と、反対に若手もいることです。
人間関係等も期待をしなかった分、気の合う先輩社員を見つけて、息抜きできる環境はとても良かったと思います。若手同士でも自分次第でコミュニティを作ることができると知りました。

事業の強み：
老舗かつ業界シェアトップの実績だと思います。安定した基盤があるからこそ、社員が安心して働くことができると実感しています。ワンフロアの事務所内で、各部署がそれぞれに業務を行う様子が見れるので、どの部署も欠けてはいけないことを感じます。キャリアの長い社員も多いため、経験こそが大きな材料になっているのも良い点だと考えます。

事業の弱み：
「若手人材の育成」と「情報共有」に弱みがあると考えます。
「若手の人材育成」には多くの課題があると感じます。相談できる環境の少なさや各部署ごとで体制が異なる点です。
「情報共有」では、伝達スピードの遅さやそもそも必要な連絡が回ってこないことも問題点として挙げられます。部署内、部署間のコミュニケーションの重要性を日々実感しています。

事業展望：
「若手人材の育成」として、各部署で研修や面談等を統一化することや部署とは別に相談できる環境を整えることだと感じます。若手同士でもそれぞれの悩みを共有しあいながら、解決できる環境があればより良いものになると考えます。
「情報共有」では、各部署内の打ち合わせ時間を充実させたり、在宅時でも確認ができるよう、紙だけでなく、データを用いるようにすべきだと感じます。今後さらに業務効率化・事業拡大を目指すために、組織の連絡体制強化に強く期待します。

給与制度：
給与に関しては、同年代（30代）の平均年収と比較して高いと思われる。毎年昇給があり、賞与は業績に応じてとはあるが年3回支給されなかったことはない。ただし、会社全体の成績をベースに考えていることもあり、個人の営業成績が大きく給与に反映されることは少ない。そのため、営業売上を伸ばした分を給与に反映して欲しいなど歩合の考えを持つ方には物足りないかもしれない。