福利厚生:
退職金は4年以上勤めていないともらえません。その他福利厚生についても、最低限のものは完備されているような状態です。ただし、会社としては今後福利厚生の充実を謳っており、東京営業部の方では、今まで岡山の福利厚生に加入していたものが、全国対応のものに加入しなおすなど、若干改善はみられています。

勤務時間・休日休暇：
有給が取得しやすいのは利点だと思います。しかし、月に2回も土曜日の出勤があり、6連勤が2週連続であることが体力的にも精神的にもつらく、社員の働き方、十分な休養を重要視しない社風があります。仕事に生活の全てを捧げるのが惜しくない方には、仕事漬けになれるので良いかもしれません。また、残業も多いため、特に課長職の方々が毎日夜遅くまで残られているので、頑張って昇進して役職者になりたいというモチベーションにならないような状況です。残業が多い、休日が少ないという環境は、現在の世の中の働き方とはズレていると思いますが、その点については改善しようという動きが感じられない会社です。
「アイドルタイム」という謎の10分間があります。入社前に説明をされたのは、その時間で休憩をとったりリフレッシュをする時間という話だったが、現状でそのような時間を設けることは、電話が鳴り続け、見積もりや問い合わせの督促がひっきりなしにくる現在の環境下では難しいです。

組織体制・コミュニケーション：
岡山本社はBBQ会などのイベントを開催してコミュニケーションの機会を作っているそうですが、東京営業部にはありません。福利厚生もそうですが、岡山本社については手厚いことがあっても、東京営業部にはないことがたくさんあります。また、コロナ禍でも管理職の方々は毎月会議等のため本社と東京を往来していますが、控えてほしいと思っている社員が東京にも本社にも数名います。リモート会議の体制やシステムを整えれば、毎月10万円以上の出張経費が浮くと思いますが、そのような経費削減を考慮しない体制があるのが現実です。

女性の働きやすさ：
東京事務所の半分程度が女性の為、男女差別もなく、とても働きやすいです。また、重いものや荷物を運ぶときには率先して男性の方が手伝ってくれる為、非常に助かっております。男女ともに穏やかな性格の方が多く、業務中はテキパキしていますが、休憩時間や帰る前などは所属している課関係なく、雑談をすることもあります。女性が多いといじめやグループ対立などがあるかと心配でしたが、そういったことは無いです。毎月面談がある為、何か問題がある場合はそこで相談ができます。

入社時の期待と入社後のギャップ：
入社時は、暖かく面倒見が良い社風と面接をしてくださった役職者の人柄に惹かれ、ひとりひとりを大切に考えてくれる会社なのかととても期待していましたが、入社してみたら次第にギャップが大きくなっていきました。入社初週から残業が数時間ある、部署によって業務量の差が激しい、正社員と正社員以外での求められるパフォーマンスの差と対応が激しすぎるなど。業務量や環境の改善については何度も上長に相談しましたが、改善策を実行しても体制がすぐに元通りになってしまい、習慣化ができない社風のため、現在も環境はほとんど改善されておらず、また意見やSOSを発信しても真摯に向き合ってもらえていないので、そこが大きなギャップです。また、入社前の会社説明会の際に、社長のお話で、「土曜日を休みにしようとしています」という話があったため、言葉どおり理解をしていましたが、実際は現在も休みにはなっていません。休日が少ないのがネックで他社と入社を迷っていましたが、その社長の話があったので当社に決めたのに、話が違うのでその点は現在もずっと引っかかっています。

事業の強み：
販促物を主戦力としている弊社では「人が集まる」「人を集める」ための広告媒体を前提としているため、コロナ渦において各種イベントや人が密に集まる環境が減ったことに如実な影響を受けました。また今後、ネットワークの普及でデジタル広告やWeb広告が主流となっていくならば現物のある販促品の市場は縮小していくかもしれません。
ただ、コロナ渦でも感染対策商品の開発、提案や抗菌・制菌素材などを取り入れたりして「P・O・Pさんは動きが早いね」とお客様からお声をいただくこともあるので、積極的に時流にそったプラスな方向転換をできることはこの会社の強みでもあると思います。

給与制度:
昇給に関しては多くは無いが存在している。また、近年の物価高騰に伴い、賞与時にはインフレ手当なるものが支給されたりと、給与の改善に関しては前向きである。福利厚生に関しては一般的な社会保険等完備されているものの、家賃手当などそのほか手当は無い。岡山のときめきプラザに加入しており、これは使おうと思えば使えるが、実際に活用した話はあまり聞かない。